教室ブログ

2023.11.01

「次は頑張る」を”決意”のコトバにするには?

みなさんこんにちは、木太校の白根です。

 

 

中学生は中間テストも終わり“ちょっと一息”つきたいのが本音だと思いますが、一ヶ月後には期末テスト、中3年生に至っては11月14日に第4回の診断テストも待ち構えていますね。

 

そんな時期に突然ですがみなさんは好きな漫画や漫画から勇気をもらったことはありますか?

少し前でいうとワンピースや鬼滅の刃の中で登場人物のセリフに心をわしづかみにされた事もあると思います。日本の漫画には多くの「名言」があり、時にそれは読者に勇気や力をくれることもあります。

 

その中でも私が好きな漫画で心に残っているひとつに、

 

「次頑張るは決意じゃなくて言い訳だから。そんなんじゃ次もダメ」というセリフがあります。

 

…なかなか厳しい言葉ですね。

 

この言葉は「黒子のバスケ」という単行本で主人公が所属するバスケ部の監督兼マネージャーのセリフです。

 

 

点数が出る勉強やスポーツの試合といった勝負の世界では、勝つ人もいれば負ける人もいます。

勝てたのなら今の努力を加速させれば良いのですが、本当に大切にしたいのは負けた時だと私は生徒に伝えています。

 

「テストの成績が悪かった」、「スポーツで負けた」という悔しい結果となった際に、何をすべきか?

それは振り返りと反省、そして改善と新たな決意です。本番(試合やテスト)までの過程や本番中の行動を振り返り、どこが悪かったのかを分析し、次までの努力の方向性を定めた上で修正と練習を続けていく。

 

簡単に言うとこのような流れになるわけですが「思うような結果が出せなかった」時に出た言葉が

 

「次頑張る」

 

このような言葉であった場合、姿勢は評価できますが次も上手くいかない可能性が高いかもしれません。

 

ですがこの言葉、テストで思うような結果が出なかった際にお子さんがよく使っているケースをよく耳にします。では、なぜ「次は頑張る」という考えが危ういのでしょうか?

 

理由は大きく2つあります。まず一つは、単純に

 

≪今回は頑張っていなかった≫

 

ということです。つまりは、今回は練習・勉強の段階から真剣に取り組めていなかった、あるいは本番で本気になれなかったということです。しかし、勝負の世界において「頑張ること」は当たり前であり、一定以上の実力を身に付けるためには大前提となります。

 

中には、頑張らなくてもテストで100点をとる子もいるかもしれませんが、それは極々一部の限られた人だけで、私を含め99%以上の人が結果を出すには「具体的に対策を立てて頑張る」ことが必要不可欠です。

 

 

頑張ることが成功の必須条件であるにも関わらず「次は頑張る」と口にする。これは、単に問題を先延ばしにしているか、もしくは問題から目を背けていると考えることもできます。

 

しかし、頑張っていれば万事うまくいくのかと言うと、実はそうでもありません。ただ頑張るだけでは、必ずどこかで行き詰まることになります。どんなに一生懸命頑張っても、それだけで到達できるのは、勉強で言うと80点ぐらいまでです。では、なぜそこからさらに上の90点台・100点まで辿り着けないのでしょうか?

 

それが二つ目の理由で

 

≪自分の課題や改善策が明確になっていない≫

 

ということです。ただひたすら一心不乱に頑張るのではなく、具体的な目標を決めて「いつまでに・何を・どう頑張るか」を考える工夫も上を目指すためには重要です。そう聞くと、難しいことのように感じるかもしれませんが、だからといって不安になったり、諦めたりしなくても大丈夫です。

 

中高生の場合は、頑張って、それでも上手くいかなかった人は、焦らずに一度そこで立ち止まり、これまでの努力を振り返ってみて下さい。その上で、今の自分に足りない部分はどこか、どうすればさらに伸ばすことができるのかを考えてみましょう。

 

 

分からなければ、他人にアドバイスを求めたり、自分よりも優秀な人の真似をしてみたりしてもいいと思います。大切なのは、全て自分で乗り越えることではなく、決して諦めないことです。明確な課題意識を持って頑張ることを止めなければ、きっと次は良い結果が訪れます。これまでの、そしてこれからの努力は、決して無駄にはなりません。

 

とはいえ、特に小学生のお子さんの場合そこまで自力で求めるのは厳しいと思います。お子さんが「次は頑張る」と口にしたら、まず「そっか、えらいね!」と褒めてあげてください。

 

そのうえで「じゃあ今回のテストはどこをもう少し頑張ればよかったのかな?」「次のテストの時はどんなことに気を付けたらいいかな?」など自己分析を促すような質問をしてみてほしいです。

 

お子さんの『頑張る』という言葉を真正面で【意欲・意気込み】ととらえて認め、褒めることによって隠れた【本気】を引き出すことができれば、「次はこうやってみよう」「ミスしないように○○に気を付けよう」など『頑張る』が具体的な行動へと変わる気がしませんか。

 

 

 

実際、初めて木太校にお越しいただいた際の面談では、子どもたちからの「気持ちは前を向いていても、頑張り方がわからない」という声をよく耳にします。つまり、大なり小なり“頑張りたい”という気持ちは持っているので「次は頑張る」という言葉が出てくるのだと、私自身はとらえています。

 

そして「次は頑張る」を負けた時の言い訳ではなく“決意”へと変えてあげるきっかけを、Wam木太校で保護者の皆さまと作っていきたいと考えています。

 

 

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