こんにちは。WAM三木校です。
最近かなり気温が上がって蒸し暑い日が増えてきましたね。
ここ数日は寝る時にエアコンをつけるようになりました。
5月からエアコンなんて・・・という気持ちになるのは私だけでしょうか(笑)
今年から新たに40℃以上を表す酷暑日という言葉が制定されました。
今年は何回酷暑日という言葉を聞くのか、想像しただけで恐ろしいですね・・・
ちなみに35℃以上の気温を表す猛暑日が制定されたのは2007年だそうです。
さて一学期の中間テストが終わり、結果が返ってきました。
とあるテスト明け最初の授業。 いつものように塾の入り口で生徒たちを出迎えていると、ひとりの中3の女の子が少しうつむき加減で教室に入ってきました。
「元気なさそうやけどなんかあった?」
そう声をかけると彼女はぽつりと言いました。
「先生、英語めっちゃ自信あるって言ったのに……全然点数が取れんかった」
その目にはかすかに涙が浮かんでいました。
きっと相当悔しかったんだと思います。

■本気でぶつかったから、悔しい
彼女は中2のころから塾に通っています。
でも正直に言うとこれまでは中々学習の習慣が身についていませでした。
これまで何度も
「家でも勉強しようね」
「受験生になるんやから少しずつ変わっていこう」
と声をかけてきましたが、どこか話は上の空で……。
そんな彼女が、今回のテスト期間で少しずつ変わり始めました。
最初は、自習室に来ることを嫌がっていたんです。
「家遠いし、めんどくさい……」
そう言っていた子でした。
ですがテスト期間後半から、友達と一緒に自習室へ来るようになりました。
そこから少しずつ質問もしてくれるようになって、勉強へ向かう姿勢も変わっていきました。
そしてテスト前日。
「先生、自習室なんかハマった。また来る!」
そう笑って話してくれたんです。
そんな姿を私はずっと見ていました。
だからこそ彼女の涙の意味がわかった気がしました。
今回の定期テストはこの子にとって 「本気で頑張ろうとした初めてのテスト」だったんだと思います。
だから悔しかった。
涙をこらえている彼女に私はこう伝えました。
「涙が出るのはね、本気で頑張った証拠だと思う。今回初めて自習室に来て毎日頑張っていたの、俺が一番見てたからよくわかってる。
だけどね、勉強って頑張ったからってすぐに結果が出るものじゃないんよ。でもその頑張りを続けたら必ず結果はついてくる。
これで終わりじゃない。むしろここから○○さんの受験勉強がスタートしたんや。一緒に頑張っていこう。」
彼女はゆっくりとうなずいてくれました。
さっきまで涙を浮かべていた目に、今度は力強さが宿っていました。

■答案用紙が語っていたこと
後で答案を詳しく見てみると、点数にはまだ大きく表れていないものの、確かな成長がありました。
語彙の問題は高得点。並び替え問題でも、短いフレーズはしっかり正解できている。
以前の彼女なら、なかなかできなかった部分です。
そして英語以外の4教科は、すべて点数アップ。合計すると、なんと70点以上も上がっていました。
「点数が取れなかった」
本人はそう感じていたと思います。
でも答案用紙には、この一か月の積み重ねが、確かに刻まれていました。

私たちは、「テストの点数だけ」を見ているわけではありません。
もちろん結果は大切です。
しかしそれ以上に大切なのは「その子がどんな姿勢で勉強に向き合うようになったか」 だと思っています。
自習室に来るのを嫌がっていた子が自分から来るようになる。
質問できなかった子が「先生、これ教えて」と声をかけてくれるようになる。
そして思うような結果が出なかったときに、悔しくて涙を流せるほど本気になる。
こうした変化は授業をしているだけでは生まれません。
日々顔を合わせ、声をかけ、一緒に積み重ねていく中で少しずつ育っていくものです。
勉強習慣は一日で変わるものではありません。
「変わりたい」と思えた瞬間から子どもは少しずつ前へ進み始めます。
今回の彼女の涙は結果に対する悔しさだけではなく、 「本気で頑張れた証」 だったように思います。
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