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2026.06.13

『私はできたのに』と思ったときに読んでほしい話

こんにちは。WAM三木校です。

 

6月に突入しましたね。それに伴い四国地方に梅雨入りが発表されました。

去年より2週間以上遅い梅雨入りだそうですが、時期としては平年通りだそうです。

 

今年は梅雨入りした割には雨の日が少ないような気がしませんか?私だけですかね(笑)

 

 

 

さて先日、ある保護者の方との面談していた時のこと。自分一人の力では勉強ができなくなってきたため、WAMの力を借りたい、と母と本人とで話を聞きに来てくれました。

そこで話していくうちに母からふとこんなセリフが・・・

 

「実は先生、主人は塾には反対なんです。自分は塾に行かずに勉強してきたから、子どもも自分でできるはずだって言っているんです。」

 

 

話を聞いていくと父の「俺はこうやってきた」という経験が、そのままお子様への教育観になっているようでした。

その気持ちは分かります。自分が経験してきたことは、やはり一番の根拠になりますからね。

ですが、家庭内で方針が異なるということはあまりいいことではありません。

 

子どもは敏感です。お父さんとお母さんの意見が違うとき、どちらに従えばいいか分からなくなる。あるいは都合のいい方に流れてしまう。それは子どもの責任ではなく、環境がそうさせてしまうのだと思います。

実はこういったケースは珍しくありません。その家庭は母が「私が通わせます。」という強い意志の元で入塾することになりました。

 

父の「自分はできた」という経験は、決して間違いではありません。きっと実際にそうだったのでしょう。

ただ私はそこで一つ疑問を持ちました。「自分はできた」という経験は、本当にそのままお子様にも当てはまるのでしょうか。

 

 

面談では成績のこと、受験のこと、進路のことなど様々なお話をするのですが、私がずっと気になっていることがあります。

それは、「勉強に対する保護者の距離感」です。

 

さきほどのは一例として挙げましたが、面談をしていると

 

「私のころは、自分でできていた。ほんとにこの子は・・・。」

 

という保護者自身の経験と比べられて、思い通りにいかない歯がゆさを感じられる方は少なくないと思います。

 

ただ私はそのたびに、少しだけ聞いてみたくなるんです。 それは本当に、自分一人の力だったのでしょうか。

 

 

 

思い返してみてください。

 

・毎日決まった時間に夕食が出てきた

・静かに勉強できる部屋や場所があった

・うっとうしいくらい「勉強しなさい」と声をかけてもらえた

・塾や参考書を買ってもらえた

・「高校どこ行くの?」と進路を気にかけてくれる大人がいた

 

これらは全部、誰かが意識的に、あるいは無意識に整えてくれた環境です。

私たちはつい「自分の努力で乗り越えた」と記憶してしまいます。でも実際には、そういった環境の中にいたからこそ、頑張れていたのではないでしょうか。

 

これは責めているわけではありません。私自身も、自分の学生時代を振り返るとそう思うことがあります。気づきにくいだけで、誰もが何かに支えられていたはずです。

 

そしてもう一つ、忘れてはいけないことがあります。

保護者の方が中学生だったころと、今の中学生が置かれている環境は大きく変わっています。

 

高校入試の制度はより複雑になり、内申点・検定・推薦・面接など、把握しておくべき情報は増える一方です。

さらにスマートフォンやSNS、ゲームなど、勉強の集中を妨げるものが当たり前のように手の届くところにあります。

「自分の時はなんとかなったから」という感覚のまま今のお子様に向き合うのは、少し危ういかもしれません。

時代が違えば、必要な関わり方も変わってくるはずです。

 

 

 

 

 

 

少し話は変わりますが、お子様がスポーツをされている保護者の方に聞いてみたいことがあります。

試合の送迎、休日の練習付き合い、仕事を調整してまで応援に行く。そういったことを、当たり前のようにされている方は多いと思います。

それはなぜでしょうか。 きっとお子様の頑張りを近くで見ていたいから。成長を一緒に喜びたいから。そういう気持ちからではないでしょうか。

 

 

では勉強はどうでしょう。

 

「本人の問題だから」

「口を出すと反発するから」

 

と、少し距離を置いてしまっていませんか。 もちろん勉強するのは本人です。

しかし、まだ習慣が身についていない段階では、大人の関わりがとても大きな意味を持ちます。

 

 

 

 

難しいことは何もありません。

 

・今日は何を勉強したの?

・テストどうだった?

・最近頑張ってるね

 

そんな一言でいいんです。自分の頑張りに気づいてもらえるだけで、子どもは変わります。毎日「勉強しなさい」と言い続ける必要はありません。

 

少し正直なことを言わせてください。 私たちは塾として、勉強を教えることができます。学習計画を立てることも、苦手を分析することも、受験情報を提供することもできます。

でも、お子様と一番長い時間を過ごしているのは、ご家庭です。

 

朝起きてから夜眠るまで、その生活リズムをつくっているのも、勉強に向かう雰囲気をつくっているのも、ご家庭です。

だからこそ、塾だけで完結しようとすることには、やはり限界があります。 私が理想だと思っているのは、こういう形です。

 

 

ご家庭が土台をつくる → WAMが管理する → 本人が行動に移す

 

 

この三つが揃ったとき、子どもは本当の意味で動き始めます。

もし今「うちの子、なかなか勉強しなくて…」と悩まれているのであれば、お子様だけに原因を求めるのではなく、ご家庭・塾・本人、それぞれができることを一緒に考えてみてください。

勉強は決して本人だけの戦いではありません。 周りの関わり方や環境によって、子どもは大きく変わります。

 

 

今回は「関わることの大切さ」についてお伝えしました。 では実際にどんな関わり方をすればいいのか。それはまた次回、具体的にお伝えできればと思います。

 

 

 

 

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