2026.10.30
理系大学に推薦入試を受験される皆さんへ
こんにちは、個別指導WAM高岡広小路校です。
先日、教室長の間で「大学の授業」について話題になりました。
きっかけは、某教室の元塾生から聞いた言葉:
「自分と同じ推薦組が、この夏に授業についていけなくて5人退学した・・・」
「合格して11月に塾辞めたけど、もう少し数学Ⅲを勉強しておけばよかった・・・」
総合型選抜や学校推薦型選抜で、年内に大学合格を決める高校生が増えています。
志望校に合格した瞬間は、本人にとっても保護者の方にとっても、本当に嬉しいものです。
「これで受験勉強も終わり。あとは高校生活を楽しもう!」
そう思うのも無理はありません。その気持ち、よーく分かります。
しかし、理系大学に進学する皆さんには、合格が決まった後だからこそ、やっておいてほしいことがあります。
それは、「大学で学ぶための基礎学力を、入学までにもう一度確認しておくこと」です。
工学・建築・情報・理学などの分野では、大学に入ってから数学や物理を、高校で学んだことを前提として授業が進むことがあります。
ところが、早い時期に合格が決まったことで、入学までの数か月間に勉強から離れてしまい、
・高校数学の基礎を忘れてしまった
・公式は覚えているけれど、使い方が分からない
・数学Ⅰ・Aは何とかできるが、Ⅱ・B、Ⅲ・Cになるとヤバい
・物理の基本的な考え方が身についていない
といった状態で入学を迎えてしまうことがあります。
もちろん、これは推薦入試で合格した生徒だけの問題ではありません。一般選抜で合格した生徒も同様です。
実際に、大学の授業が始まってから「授業についていけない」と感じ、高校数学の教材を買って学び直す学生もいるそうです。
大学によっては、基礎学力を補うための補習やリメディアル教育が用意されている場合もあります。
しかし、大学の専門科目を学びながら、高校数学や物理の基礎までやり直すのは、決して楽なことではありません。
だからこそ、時間と気持ちに余裕のある「合格後」の時間を有効に使ってほしいと思います。
では、何を勉強すればよいのでしょうか。
大切なのは、難しい大学入試問題に取り組むことではありません。
進学する学部・学科で必要となる高校科目の基礎を、もう一度確認しておくことです。
例えば、工学・建築・情報系なら、数学では、
・式の計算
・二次関数
・三角関数
・指数・対数
・微分・積分
・ベクトル
などを、基本問題レベルで確認しておきたいところです。
物理を使う学科なら、力学や電気などの基本事項を、化学を使う学科なら必要な分野の基礎を確認しておきましょう。
1日1時間でも30分でも構いません。
高校生活を楽しみながら、少しずつ大学で必要になる基礎を復習しておく。それだけでも、大学入学後のスタートは大きく変わってくるはずです。
大学合格は、ゴールではありません。
大学で何を学び、どのように成長していくのか。自分の夢に向かうスタートラインです。
せっかく努力して合格した大学だからこそ、入学後に「授業についていけない」と苦しむのではなく、できるだけ良いスタートを切ってほしい思いです。
合格後から入学するまでの数か月間を、ぜひ大学生活への「準備期間」として活用してください。
「合格したから勉強は終わり」ではなく、
「合格したから、大学で学ぶための勉強を始める」。
私たちは、そんな意識を持ってもらえたらと思っています。
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