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  1. 2023.03.03

    【共通テスト現代文10年分講評ーまとめ】2023⇒2014

    • 四谷三丁目駅前校

    【共通テスト現代文 80%突破戦略】   【傾向】 ・評論文1題50点、小説1題50点 (古文1題50点、漢文1題50点) ・時間は80分 (現代文に割けるのは45分程度) (評論文25分、小説20分が理想) ・全問マークシート形式 (「2つ選べ」 「適当でないものを選べ」に注意) ・とにかく文章・選択肢が長い (長さだけなら全大学中最長) (長さだけなら早稲田より長い) (選択肢だけで1ページにわたる) ・生徒の「まとめノート」問題あり (関連する別素材が提示される) ・評論文は2つの文章を読み比べる形式 (その共通点と相違点が問われる) ・評論文は「現代の最先端の諸問題」 に関す…

  2. 2023.03.03

    【共通テスト現代文10年分講評ー20】2023年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2023年 小説】 【梅崎春生『飢えの季節』】     【全体講評】   やや難。25分。   センター試験時代から大好きな 戦中戦後の物語。 タイトルがスゴい 「Season Of Hunger」。   評論文同様、選択肢が紛らわしく、 前年度より難化した印象を受ける。 特に問3・問5・問6。   前年度は評論文・小説ともに 短時間で満点が狙えたが、 今年度は時間もかかる上、 力ある受験生でも、 それぞれ1~2問の失点は覚悟か。   語句の意味を問う問題は 前年度に引き続き消滅。 珍しく傍線部問題が6問、 Fまであった。…

  3. 2023.03.02

    【共通テスト現代文10年分講評ー19】2023年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2023年 評論文】 【柏木博『視覚の生命力』】 【呉谷充利 『ル・コルビュジエと近代絵画』】     【全体講評】   やや難。30分。   2つの文章が示され、 それらの共通点・相違点を 問われる形式が定着した。 複数の意味を持つ漢字の 「文脈上の意味」を問う問題も 前年度に続きまた出題された。   「窓・壁・建築」と、 受験生にとってあまり馴染みのない テーマで、前年比やや難化。 特に問4・問5・問6は 選択肢が紛らわしい。 来年度は易しくなるだろう。     【本文要旨】   <文章Ⅰ> 「正岡子規」の書…

  4. 2023.03.01

    【共通テスト現代文10年分講評ー18】2022年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2022年 小説】 【黒井千次『庭の男』】     【全体講評】   やや難。25分。   評論文に続き、 こちらも新傾向がチラホラ。 まず、「語句の意味」問題が消滅。 そしてまさかの 俳句との関連問題で 多くの俳句アレルギーの受験生を 絶望に叩き落とした。   「庭の男」のストーリー自体も ナゾで不気味で、 多くの受験生はさほど面白味を 感じなかったのではないか。   難易度としては、 こちらも前年度比でやや難化の印象。     【本文要旨】   「案山子立つれば群雀空にしずまらず」 (遠くにいる案山…

  5. 2023.02.28

    【共通テスト現代文10年分講評ー17】2022年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2022年 評論文】 【檜垣立哉 『食べることの哲学』】 【藤原辰史 『食べるとはどういうことか』】     【全体講評】   やや難。25分。   大きく傾向が変わった。 まず、漢字問題に 「異なる意味を持つものを選べ」 という新傾向。 そして、近年の 「会話」「批評文」「ノート」 のような「補足レベル」を超え、 文章が完全に2つになり、 それらの共通点・相違点を 問う問題が登場。 そして表現に関する問題が復活。   難易度としては前年比やや難化。   しかし論理を駆使すれば 満点が狙える良問揃いなのは 相変わらず。 いかんせん選…

  6. 2023.02.27

    【共通テスト現代文10年分講評ー16】2021年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2021年 小説】 【加能作次郎『羽織と時計』】     【全体講評】   標準。20分。   共通テスト初年度。 事前の施行調査で初登場した ナゾの「実用文」 が出なくてホッとした。   あくまで共通テストは アカデミックな内容で あり続けて欲しい。 良い意味で「浮世離れ」 をし続けて欲しい。   新傾向の問6以外は容易。 前年度同様、 20分弱で満点を狙えた。     【本文要旨】   友人からもらった 「羽織と時計」が高価なもの過ぎて、 逆に「恩恵的債務」を感じてしまい、 精神的圧迫になってしまっ…

  7. 2023.02.26

    【共通テスト現代文10年分講評ー15】2021年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2021年 評論文】 【香川雅信『江戸の妖怪革命』】     【全体講評】   標準。25分。   共通テスト元年。 複数の文章を関連させようと必死。   しかしおおむね良問。 難易度は前年度なみ。 評論文は満点、小説は1ミスで 90%超を目指したいし、 それが十分可能な年だった。   評論文・小説ともに、 生徒の対話、 および表現に関する問題が消え、 新傾向の「複数の素材を関連付けた」 問題が登場した。   記念すべき共通テスト元年の テーマが「妖怪」とは、 共通テスト委員会の ユニークな決断に乾杯。 令和はある意味では…

  8. 2023.02.25

    【共通テスト現代文10年分講評ー14】2020年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2020年 小説】 【原民喜『翳』】     【全体講評】   標準。20分。   共通テスト(センター試験)が得意の、 「ひと昔前(特に戦中)」の小説。 そしてまたも主人公は、 近親者が亡くなっている。 センター試験最後の年も、 そんな象徴的な題材だった。   評論文に続き、小説も易化。 20分程度でじゅうぶん満点も可能。     【本文要旨】   私と生前の妻が親しくしていた、 魚屋の小僧が出征した。 しかし戦争で身体を悪くしたのか、 復員後すぐに亡くなってしまい、 私たちと彼との再会は叶わなかった。 &nb…

  9. 2023.02.24

    【共通テスト現代文10年分講評ー13】2020年①

    • 四谷三丁目駅前校

    【2020年 評論文】 【河野哲也『境界の現象学』】     【全体講評】   標準。25分。   最後のセンター試験。 前年度より易化。 文字数も、 減少した前年度よりさらに減少した。 設問も、 問4以外は特に問題ないのでは。 力がある受験生なら、 20分程度で満点が狙える年だった。   「環境の変化に適応する能力を」 という題材は、 来年度からまさに 「環境の変化」を経験する 高校生たちにとって、 センター試験最終年にとって、 ふさわしい題材だった。     【本文要旨】   「レジリエンス」という概念は、 「…

  10. 2023.02.23

    【共通テスト現代文10年分講評ー12】2019年②

    • 四谷三丁目駅前校

    【2019年 小説】 【上林暁『花の精』】     【全体講評】   やや難。25分。   前年度は「キュウリ」、 今年度は「トマト」。 難易度は前年度並み。   リード文を熟読。 今年度も先立たれている…。 妻は入院中だし…。 月見草は雑草と間違われ抜かれるし…。   「評論文」は「論理」を しっかりマスターすれば、 満点か1ミスでの突破は十分に可能。   しかし「小説」は中々難しい。 時間を気にして スピードを上げ過ぎて読むと、 あるいは自分の世界に 入りこんで読んでしまうと、 2ミスくらいしてしまう可能性も。 &nbs…

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