2025.10.05
卒業生ストーリーI君の場合②:叱ってくれるのは愛だ
前回、高3のゴールデンウィークに旅行に出かけたI君のお話をしました。 そんな彼にも、ついに変化の時が訪れます。 夏からの危機感 そんな彼も夏から危機感を感じ始めました。 夏期講習もここぞとびっちり入れて、『さぁ!!』という時に。 まさかのコロナ?インフル? 2週間以上咳が止まらず、授業も振替、振替。 計画がどんどん遅れていく日々でした。 夏休み後半からの追い込み そんな夏休みも後半から追い込みが始まりました。 模試もしっかり受け、段々と自覚が芽生えてき…
2025.10.05
卒業生ストーリーI君の場合①:旅行に行く受験生と白目を剥いた塾長
卒業生ストーリーI君の場合①:旅行に行く受験生と白目を剥いた塾長 またまた卒業生が遊びに来てくれました。 とっても嬉しいです。 ご飯に行ってとっても楽しかったのに、思い出に写真撮ってもらうのを忘れました。 笑って振り返れる今だから言える 笑って卒業できた今だから、先生も私も言えます。 「今までの生徒さんの中で、あなたが1番大変だったよ!!」 本人も「だよね〜!!!」という感じで大爆笑でした。 今では笑い話として振り返れますが、当時は本当に大変な日々でした。 高い目標と現実のギャップ 【◯◯大学◯◯学部に行きたい】と、高い目標を掲げて高1から塾に入ってくれました。 しかし…
2025.10.05
子どもの成長を支える「斜めの関係」:第三の居場所の重要性
子どもの成長を支える「斜めの関係」:第三の居場所の重要性 「斜めの関係」と呼ばれるつながりが、子どもの成長を支えることがあります。 斜めの関係とは、親(縦の関係)や友達(横の関係)ではない、第三者的な立場の人との関わりのことです。 今回は、この「斜めの関係」が持つ力と、子どもにとっての居場所の重要性についてお話しします。 斜めの関係とは 斜めの関係とは、家族でも同年代の友達でもない、第三者的な立場の人との関わりを指します。 具体例 ・ 担任ではない先生 ・ 塾や習い事の先生 ・ 地域活動で出会う大人 ・ 少し年上の先輩 ・ 親戚以外の大人 ・ ボランティア活動で関わる人 ・ ス…
2025.10.05
いつの間にか成長している:小さな変化に気づく大切さ
いつの間にか成長している:小さな変化に気づく大切さ 教室の片隅に佇んでいる植物。 この春、気がついたら新しい芽がすっと伸びていました。 水も最低限、日当たりも決して良い場所ではないのに、気づかないうちに静かにぐんぐん成長していたのです。 生徒が見つけた小さな変化 そしてその変化に気づいたのは、ただ1人の生徒さんでした。 「先生、1本増えてる!かわいい」 目を輝かせて教えてくれたその瞬間、とても温かい気持ちになりました。 観察力と感性の素晴らしさ 誰も気づかなかった小さな変化を見つけ、素直に「かわいい」と言える感性や観察力。 生命に寄り添う優しい気持ちに、こちらも温かくなりました。 この生徒が…
2025.10.01
子どものやる気を伸ばす褒め方:結果ではなく過程を認める重要性
「よくできたね!100点すごい!」 「1位になったね!さすが!」 このような褒め方、していませんか? 実は、褒め方一つで子どもの将来の学習姿勢が大きく変わることが、科学的に証明されています。 今回は、スタンフォード大学の研究に基づいた、子どもの成長を促す褒め方についてお話しします。 マインドセット理論とは スタンフォード大学心理学者キャロル・ドゥエック教授の研究(マインドセット理論)によると、大人の褒め方が子どもの学習姿勢に大きな影響を与えることが分かっています。 結果を褒めることの弊害 「点数や順位」または「志望校合格」といった”結果”だけを褒められた子…
2025.09.28
対話を続けることの力:論破ではなく理解を深める姿勢
対話を続けることの力:論破ではなく理解を深める姿勢 前回までの記事で、「真の中立」とは何か、そして少数派の中にも多様な意見があることをお話ししました。 今回は3部作の完結編として、これらの気づきを踏まえて「対話を続けること」の大切さについて考えてみたいと思います。 これまでの振り返り 第1弾:真の中立とは 少数派に歩み寄ることで、初めて真のバランスが取れるという気づき。 第2弾:多様性の中の多様性 同じ当事者の中にも、様々な考えや感じ方があるという発見。 そして今回は、これらを踏まえて、どのように関わり合っていけばよいのかについてお話しします。 対話の基本姿勢 立…
2025.09.28
同じ「当事者」でも考えは違う:少数派の中にもある多様性を理解する
同じ「当事者」でも考えは違う:少数派の中にもある多様性を理解する 前回の投稿では、「少数派に歩み寄ることが、本当の中立」なのかもしれないというお話をご紹介しました。 しかし、その後の体験で、さらに深い気づきを得ることになりました。 今回は、少数派の中にも存在する多様な意見について考えてみたいと思います。 前回の話の発端 前回お話ししたのは、性的マイノリティの方から聞いた以下のような考え方でした。 「同性愛(同性婚)を認めてほしい!」という社会課題の中で、「どちらでも良い」の立場をとる人が多いと、結局【多数派の中の反対派+中立の人 VS 少数派】の構図になり少数派が…
2025.09.28
「中立」の本当の意味とは?多様性から学ぶ教育現場での気づき
「中立」って、どんな立場のことだと思いますか? 突然の話題ですが。 先日、性的マイノリティ(トランスジェンダー)の方のお話を聞いて、気づきを得ました。 今回は、それから考えた「本当の中立とは?」について、頭を整理してみたいと思います。 従来の「中立」に対する認識 これまで私は、中立について次のように理解していました。 【中立=どちらの立場にも寄らない真ん中の立場】 なんとなくそう思っていたし、それ以外の正解があるとはあまり深く考えていませんでした。 新しい視点からの「中立」 しかし、その方からこんな言葉を聞きました。 『少数派の人がどんなに大きな声を…
2025.09.26
志望校に届かない理由:「家ではやれない」なら環境を変えるしかない
志望校に届かない理由:「家ではやれない」なら環境を変えるしかない 志望校に届く力がまだ足りていない。 それなのに、家では宿題すら進まない。 「やらなきゃ」と思いながら、行動は変わっていない。 このような状況に悩んでいる生徒や保護者の方は多いのではないでしょうか。 今回は、この悪循環から抜け出すための根本的な解決策についてお話しします。 時間だけが過ぎていく現実 このままでは、ただ時間だけが過ぎていきます。 受験までの時間は限られています。 毎日「明日こそは」と思いながら、結局何も変わらない日々を送っていては、志望校合格はどんどん遠ざかっていくばかりです。 「できない状態」は自然には変わらない …
2025.09.25
講師からのメッセージ⑪:静岡大学情報学部で学ぶリアルな大学生活
WAM浜松校の講師から、中高生の皆さんに向けたメッセージをお届けします。今回は静岡大学情報学部での学びと将来への想いについて、実体験を交えてお話しいただきました。 静岡大学情報学部での学び 静岡大学情報学部情報科学科では、理論と実践を組み合わせた幅広い学習を行っています。主な学習分野は以下の通りです。 ソフトウェア開発の学習 プログラミングによる創作活動 大学の講義では、プログラミングやデータベースを用いて実際に作品を作ります。 オリジナルゲームの作成 ウェブサイトの改変 アプリケーションの開発 これらの活動を通じて、理論だけでなく実…