こんにちは、初石駅前校です。
聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校の学習塾対象説明会(入試結果報告会)に参加してきました。共学化が叫ばれる中、女子校という「別学」を貫く精神に共感でますね。
日時: 令和8年6月9日(火)10:00~11:40
会場: 聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校 視聴覚室
対象: 教育関係者
内容: 校長挨拶、進路指導の取り組み、令和8年度入試結果報告、各教科からの報告、令和9年度入試概要説明
令和8年6月9日(火)、聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校の学習塾対象説明会に参加してきました。
進行は入試広報室長の羽根田修先生が務められ、校長の湯澤義文先生によるご挨拶、進路指導部長の牧聖一先生による進路指導のご説明、続いて英語科の西浦公子先生、国語科の亀川かすみ先生、数学科の櫻田直子先生による各教科の入試分析、最後に羽根田先生から令和9年度の入試概要説明という流れで進みました。流山市、柏市からも通いやすい立地で、地域の教育関係者が多く参加していた印象です。
湯澤校長からは、まず生徒数の変化についてお話がありました。5年前は入学者数が60名程度という小規模な学校でしたが、年々増加し、今年度はついに132名まで増え、思いがけず1クラス増という結果になりました。これを受けて、来年度の募集定員を100名から130名に変更するとのことです。
学校生活の面では、来年度から完全週5日制(週休2日制)に変更されます。これまでは土曜日も4時間授業を行う週6日制でしたが、新入生の生活リズムの乱れによる体調不良やメンタル面への影響を考慮し、思い切って変更を決めたとのことです。茨城県の「バケーション制度」(年5日間の休みが欠席にならない制度)もうまく活用しながら、生徒の健康面を重視した学校運営を進めていく方針が伝わってきました。
普通科には看護コース・児童保育コースなどがありますが、新たに「スポーツコース」が新設されます。今年度からすでに陸上・バスケットボール・水泳の3部活動を強化部として位置づけており、来年度からはこれらの部活動に所属する生徒向けに、週4時間の専攻授業をコースとして設けるとのことです。保健体育科主任の小川健二先生からも、高校2・3年生で選択できる形でスタートするとの説明がありました。
音楽科については、入学者数が減少傾向にあるものの、学校の文化的な特色として今後も維持していく方針が示されました。本校の偏差値は48程度(進学研究会調べ)とのことで、決して高い偏差値帯の学校ではないものの、生徒一人ひとりの個性を大切にする女子教育を実践しているとのお話がありました。
また創立から40年間続けている小笠原流の礼法教育についても触れられ、形だけのマナーではなく、相手を思う心や感謝の気持ちを育てる大切な学びとして、今後も大事にしていきたいとのお話がありました。
牧先生からは、本校の進路指導の大きな特徴として「合格実績がほぼ進学実績と同じ」という点が紹介されました。これは、ほとんどの生徒が推薦入試(指定校・学校推薦型・総合型)を利用して進学しているためで、昨年度は推薦入試利用率が100%だったとのことです。
4年制大学への進学率は94%で、聖徳大学への内部進学が約35%、それ以外の4年制大学への進学が約60%という内訳です。本校の特徴的な指導方針として、上位層だけを伸ばすのではなく、入学時の偏差値層をそのまま上位の大学に進学させる指導をしている点が挙げられました。実際に入学時のベネッセ偏差値と進学先の偏差値を比較したデータでは、生徒全員が入学時よりも高い偏差値帯の大学に進学しているとのことです。
この指導を支えているのが「聖徳プロジェクト」という探究学習プログラムです。入学後すぐに行うグループエンカウンターから始まり、身近な課題のグループワーク、聖徳大学と連携した「ビジネスフィールドリンケージ」という授業、卒業論文の作成、高校3年生での探究発表会という流れで、推薦入試に必要な志望理由書・小論文・プレゼンテーション能力を計画的に育成しています。上智大学・立命館大学・日本女子大学など難関大学への合格者も、こうした探究学習の成果をそのまま入試に活かしているとのことでした。
西浦先生からは、入試問題の構成(リスニング・語彙文法・並べ替え・長文読解・英作文)について説明がありました。今年度の変更点として、リスニングのイラスト問題を廃止、並べ替え問題に会話表を用いた形式を追加、英作文を英検のEメール形式に近づけたとのことです。
受験生の傾向としては、基本的な応答表現の定着は良好な一方、長めの対話文を聞いて2問に答える形式は依然として苦手とする生徒が多いとのことでした。並べ替え問題では関係代名詞・過去分詞などの後置修飾を使う構文に苦戦する傾向が見られ、長文読解では文脈の前後関係を意識した読解力に課題があるとの分析がありました。
亀川先生からは、本校が目指す「読解力・思考力・表現力」という3つの力を軸に出題傾向の説明がありました。大問1・2は国語常識を中心とした基礎知識、大問3は現代文の長文読解、大問4は古文という構成です。
今年度の傾向として、文字を丁寧に書く意識や、記述問題への積極的な取り組み姿勢にやや課題が見られたとのことです。文章を読む際に主語と述語の関係を意識する力を伸ばしてほしいという指摘もありました。古文については歴史的仮名遣いなど取りやすい得点源があるため、重点的な対策を呼びかけていました。
櫻田先生からは、大問1・2の基本的な計算・章末問題レベルの設問で70点分の配点があるという構成の説明がありました。ここで確実に得点することが合格の鍵になるとのことです。
今年度の入試では、関数を扱う大問3の正答率が17%と最も低くなり、例年最も難しいとされる最後の大問4よりも低い結果となりました。中学校での関数分野の学習が定着していない傾向が見られるとのことで、来年度以降も範囲は変わらず(三平方の定理・円周角の定理・標本調査は出題対象外)、関数分野の対策が重要というアドバイスがありました。
令和9年度の入試制度について、いくつかの重要な変更点がありました。
一般入試は昨年度の2回から1回に変更されます。1月15日の1回のみとなりますので、複数回受験を予定していた受験生は注意が必要です。
事前の実技調査が新設されました。対象はスポーツ推薦(陸上・バスケットボール・水泳)と吹奏楽推薦です。スポーツ推薦は部活動体験会(7月18日・8月29日・9月23日)、吹奏楽推薦は入部希望者説明会(11月1日・11月15日)への参加と実技調査が出願資格となります。指定日に来校できない場合は個別相談に対応してもらえるとのことです。
スポーツ・吹奏楽優遇制度が新設されました。こちらは一般入試の単願のみに適用される制度で、入学後に強化部活動(陸上・バスケットボール・水泳・吹奏楽)に所属する意思がある生徒が対象です。英国数3科のうち高得点2科と事前の実技調査の結果で合否判定されます。
推薦入試は1月9日(私学統一日)に実施されます。出願資格は在籍校長の推薦と本校第一志望であること、3年次の5科または9科評定合計が基準を満たすことです。基準に満たない場合も加点制度(英検3級以上で2点・準2級以上で4点)が活用できます。スポーツ推薦・吹奏楽推薦は出願基準が一般推薦よりやや高め(5科17・9科31)に設定されています。
推薦入試は学力特待選考も兼ねており、希望すれば一般入試日(1月15日)にも再チャレンジできます。英検優遇制度(3級以上=みなし得点75点、準2級以上=みなし得点85点)は推薦・一般入試で利用できますが、学力特待選考には適用されない点に注意が必要です。
令和8年度の入試結果としては、推薦入試合格者数が昨年の49名から104名へ大幅に増加しました。特に吹奏楽推薦が7名から23名、スポーツ推薦が2名から14名と大きく伸びています。一般入試の合格者数も130名から148名に増加しました。学力特待の合格ラインは、A特待が得点率80%、B特待が75%、C特待が70%という結果でした。
一般入試の出願目安は、単願で5科15(評定オール3相当)、併願で5科17(評定3と4が混在する程度)とのことです。1月30日には追試験(感染症罹患などの場合)も実施されるとのことで、こうした配慮も本校の特徴の一つです。
取手聖徳女子高等学校は、入学者数の増加に対応して定員を増やしながらも、生徒一人ひとりを丁寧に伸ばす指導を続けている学校だと感じました。推薦入試の合格者数が大幅に増えている点や、進路指導が「合格実績=進学実績」という形でしっかり結果に結びついている点は、保護者にとって安心材料になるのではないでしょうか。
来年度から一般入試が1回になる、事前の実技調査が新設されるなど、入試制度にいくつかの変更点があります。スポーツ・吹奏楽に力を入れたい受験生にとっては新しい優遇制度も用意されていますので、対象となる部活動に興味のある方は早めの情報収集をおすすめします。学費は近隣の私立高校と同程度の水準です。
ご興味のある方はお気軽に初石駅前校までご相談ください。
塾長より
西初石小、八木北小、西原小、十余二小など
西初石中、常磐松中、北部中、東深井中、西原中など
流通経済大学附属中など
柏高、柏中央高、柏の葉高、流山おおたかの森高など
麗澤高、日体大柏高、明治学院大高、東洋大牛久高など
毎日更新中!!
初石駅前校の授業の様子やイベント情報などを上げて行きます。このブログやツイッター( @wam_hatsuishi )とも連動中!!
フォローしていただけましたら
フォロバします
インスタグラムのアプリでQRコードを読み取ってね。また、上のQRコードをタップ(クリック)してもインスタのページへ飛びます。
住所:千葉県流山市西初石3丁目96-2 神戸ヒルズ 2F
開校時間:14:00-21:30
日曜除く、最終受付は21:00まで
ご不明な点は、下記までお気軽にお問い合わせください。
■ メールフォーム
受付 24時間対応
■ 0120-06-8214 (フリーダイヤル)
■ 04-7199-2884 (代)
受付 14:00-21:00(日除く)