2025.10.21
言葉より”背中”で伝える、自制心の育て方【第3回・完結編】
“背中”が教える、生きる力と自制心 「では、どうすれば自制心を育てられるのか?」 その答えは、私たち”大人の背中”にあります。 “背中”が教える、努力と回復のリアル 自制心はどうやって育まれるのでしょうか。答えは、”教え込む”のではなく、”見せる”ことです。 子どもたちは、身近な大人が努力する姿、失敗しても立ち上がる姿を通じて、「困難を乗り越えるとはどういうことか」を学びます。教科書や言葉で…
2025.10.19
秋の夜長に楽しむ文化と芸術──感性を育む「引き出しの多さ」
センチメンタルな秋の日曜日 秋の深まりとともに、どこか物思いにふける時間が増えていませんか。秋は読書の秋、芸術の秋。心が豊かになる季節です。 先日、待ちに待ったキングダムの最新刊(10月17日発売)を仕事帰りに購入しました。帰宅後、ページをめくりながら終始涙が止まりませんでした。物語の力、登場人物たちの生き様に心を揺さぶられる──これもまた、秋がもたらすセンチメンタルな時間なのかもしれません。 5年に1回の音楽の祭典「ショパン・コンクール」 そして今、音楽好きの間で大きな話題となっているのが、ポーランドのワルシャワで開催され…
2025.10.18
言葉より”背中”で伝える、自制心の育て方【第2回】
子どもは”大人の背中”から自制心を学ぶ 私たちは、つい「子どものために何かをしてあげなければ」と考えがちです。けれど実は、子どもがいちばん深く学んでいるのは、”大人の言葉”よりも”大人の姿”なのです。 たとえば、ご家族やご親戚、学校や習い事の先生、地域活動などで子どもたちに関わるとき、「もっと時間をかけて関わりたい」「上手く伝えられなかった」と感じることがあるかもしれません。でも安心してください。子どもが本当に見ているのは、”大人が頑張っている姿”そのものなのです。 …
2025.10.17
冬期講習準備スタート
受験生のラストスパートを全力サポート 冬の足音が近づいてきました。 受験生にとって、これからが正念場です。 WAM浜松校では、冬期講習に向けた準備を本格的に始めています。 受験生から順番に 小6、高3、中3。 受験を控えた学年から順番に、冬期講習の準備を進めています。受験本番まで残された時間は限られています。この冬をどう過ごすかが、合否を分ける大きなポイントになるのです。 特に中3生は、次の定期テストに向けて、絶対に点数を上げなくてはいけません。内申点に関…
2025.10.16
言葉より「背中」で伝える、自制心の育て方【第1弾】
学力よりも人生を左右する力 今日は、”非認知能力”の中の「自制心(自己制御力)」について考えてみます。 この力は、実は学力以上に、子どもの人生を大きく左右する重要な能力なのです。 自制心とは何か 自制心とは、目先の誘惑に負けず、長期的な目標のために今やるべきことを実行できる力のことです。「今はゲームをしたいけれど、宿題を終わらせてから」「おやつを食べたいけれど、夕食まで我慢する」。こうした日常の小さな選択の積み重ねが、自制心を育てていきます。 自制心が育っている子どもの姿 例えば「自制…
2025.10.15
子どものペースはそれぞれ
「今、必要なこと」を見極める大切さ できるペースは人それぞれ。 得意なことも人それぞれ。 この当たり前のことを、つい忘れてしまうことはありませんか? 得意を伸ばすことの大切さ 「得意を伸ばそう!」という考え方は、とても大切です。子どもが好きなこと、得意なことに夢中になっている姿は、見ていて本当に輝いています。算数が好きな子は、どんどん難しい問題に挑戦していく。絵を描くのが好きな子は、何時間でも集中して描き続ける。そんな姿を見ると、「この才能を伸ばしてあげたい」と思うのは、親として自然な気持ちです。 …
2025.10.14
講師からのメッセージ⑭:機械工学が教えてくれた「広い視点」で世界を見る力【前編】
WAM浜松校の講師から、中高生の皆さんに向けたメッセージをお届けします。今回は、大学で機械工学を学んでいる講師から、学問が世界の見え方をどう変えるのかについてお話しいただきました。 機械工学との出会い 私は大学で機械工学について学んでいます。機械工学と聞くと、「難しそう」「ロボットを作る学問?」といったイメージを持つ人が多いかもしれません。でも実は、機械工学は私たちの日常生活に深く関わっている、とても身近な学問なのです。 機械工学の4つの柱 機械工学は「4力(よんりき)」と呼ばれるものに主に分けられます。熱力学、機械力学、材料力学、流体力学。この…
2025.10.14
読書の秋に育む想像力:小説が子どもの成長にもたらす力
読書の秋だからなのか、本を読みたい気分の今日この頃です。 勉強系やビジネス書ではなく、小説の世界にどっぷりはまりたい気分です。 吉田修一作品との出会い 「国宝」の映画を観て、原作に興味が湧いたので読んでみました。原作者の吉田修一さんの作品はたくさん映画化されていて有名ですが、重めのテーマが多いイメージで、実は少し苦手でした。 今回、「国宝上・下」と共に、その中でも明るい内容っぽい「横道世之介」もセットで買ってみました。 小説が持つ特別な力 小説は、他人の人生を体験することができる唯一無二のツールです。ページをめ…
2025.10.14
講師からのメッセージ⑬:シンクタンクで働くという夢と社会で必要な力【後編】
前回、データアナリティクスの学びについてお話ししましたが、今回はその学びを活かして、将来どのような仕事をしたいのか、そして社会で本当に必要とされる力とは何かについてお話しします。 私の将来の夢:シンクタンクで働く 私は将来、シンクタンク系企業に勤めたいと考えています。シンクタンク系企業とは簡単に言えば、市場分析、経済予測など、様々な専門的な分析とアドバイスを行う企業です。 企業や国から依頼を受けてチームで調査及び分析を行い、調査結果をもとに経営改善や経営方針についてのアドバイスを行います。例えば、ある企業が新しい事業を始めたいと考えた時、その市場はどのく…
2025.10.13
このコンビすき:笑顔があふれる教室で育む信頼関係
後ろで聞いていて、たまに\ブッ💨/と、吹き出してしまう会話があります。 生徒さんと先生が楽しそうに話していると、こちらまでにこにこしてしまいます。 こんな瞬間が、私にとって教室運営の何よりの喜びです。 「先生と生徒」を超えた関係 この教室において「先生と生徒」は、ただ勉強を教える↔︎教えてもらうだけの関係ではありません。相談できたり、たわいもない事を話せたり。そんな関係性を大切にしています。 生徒たちは、先生に学校での出来事を話したり、友達関係の悩みを相談したり、将来の夢について語り合ったり…