2021.05.15
音読のすすめ② 前頭前野とは
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 「非常事態宣言」下、いかがお過ごしですか。当塾の近隣の学校でも、コロナ関連での休校措置をとった学校が複数ありました。新型コロナの脅威を身近に感じる今日、この頃です。 そうした中で、3学期制の学校では1学期中間テストの時期となります。不安を抱かずにはおれませんが、今を一つの節目ととらえ、しっかりした学習計画を立てて取り組んでほしいと思います。 さて、「音読のすすめ」の続きです。 声に出して文章を読むと、脳の前頭葉にある「前頭前野」と呼ばれる部分を中心に脳全体が活発に動き出すことが脳科学の研究によって明らかにされました。考え事を…
2021.04.22
音読のすすめ そのメカニズム
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 新学期が始まりました。新たなる学校生活をどう過ごしていますか。充実した日々を過ごせているでしょうか。 新型コロナ第4波により、大阪ではいよいよ「非常事態宣言」が発動されそうです。おちおち勉強する気になんてなれないというのが本音かもしれません。しかし、1ヶ月後には、1学期中間考査があります.コロナ渦の中、どれだけ冷静でいられるか、どれだけ自分を見失わないかが問われています。落ち着かない状況ですが、勉学に励んでほしいと思います。 今回は勉強においても、そして、日常生活においても非常に効果的だといわれている「音読」について話します…
2021.02.28
暗記のコツ(海馬をてなずける)
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 公立高校入試がいよいよ秒読み段階に入りました。受験生の皆さんにとって、ラストスパートの時期です。 今、この時期に注意してほしいことを、まず、記します。 ①睡眠時間は6時間以上。 眠っている間に、記憶が整理され、整頓されます。寝食を忘れて勉強しても、未整理の記憶が溜め込まれて、頭の中を「ゴミ屋敷」にするだけです。睡眠をとることで、頭の引き出しを整理して下さい。 ②DHAを摂る。 マグロの油に含まれるDHAは頭の引き出しをスムーズにする、潤滑油としての働きがあります。マグロのトロが一番良質と言われていますが、鯖でも充分です。手っ…
2021.01.27
海馬について
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 タイトルの「海馬」という漢字をどう読みましたか。 一つには、海にいる馬、英語で「sea horse」、「タツノオトシゴ」という読みがあります。 もう一つには、英語では「sea lion」の「アシカ」という読みもあります。 しかし、今回取り上げるのは、単純に音読みする「カイバ」です。 海馬とは、記憶に深く関与している脳の器官の名前です。 耳の奥あたりに左右一つずつあり、小指ほどの大きさをしています。 タツノオトシゴに形が似ていることから、そう名付けられたらしいです。 海馬には、外からの情報を受け取り、その情報を一…
2020.12.28
無駄なことなど、何一つないはず
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 本格的な冬が到来しました。ニュースによると、年末年始はすごく寒くなるらしいです。 勉学に励んでいる皆さん、特に受験生の皆さんは体調管理に充分な注意を払って下さい。 今回は、私が悲しく感じた出来事についてお話しします。 先日、立て続けに、二つの、似たような発言がありました。 一つは、小5男子、算数の授業で、 「これ(三角形・四角形の面積)を習って、何になるの。世の中でこれを使うことなんてない。」 もう一つは、中3女子、英語の授業で、 「これだけ勉強して志望校に受からなかったら、全てが無駄になってしまう。」 &nb…
2020.11.29
国語学習法④ 経験(神経回路)
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 これまでのおさらいです。国語学習の大前提は、「語彙量(知識)」です。 そして、その「語彙量」を実際の文章の中で有効に生かせることが「国語力」であると話しました。 さらに、「語彙量」を有効に生かせるは、「演習(経験)」を積み重ねて、文章読解の「神経回路」を完成させる必要があると述べました。 ゴルフを例に挙げます。「ドライバーの飛ばし方」の本を読み、「知識」を得ただけではドライバーが飛ぶようにはなりません。本で得た知識を、繰り返し練習し体得することが必要です。「経験」を積み重ねることで、ドライバーを飛ばす「神経回路」が完成します…
2020.10.12
国語学習法③ 国語力とは
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 前回、語彙が豊かであることが国語学習の大前提であり、人間的魅力に通じるということをお話ししました。そして、語彙力が高いことがそのまま「国語力」が高いことにはつながらないとも言いました。 今回は語彙力が高いことが即、「国語力」が高いことではないということについてお話しします。 「国語力」があるとはどういうことか。それは、会話や文章の内容を正確に読み取り、何が言いたいのかを正確に理解する力のことです。文章に限って言えば、「読解力」といっていいかもしれません。 さて、ここで問題です。次の傍線部①②について、それぞれ、…
2020.09.10
国語学習法② あるいは豊かな人間となるために―語彙
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 前回、語彙が豊かであることが国語学習の大前提であるということ、語彙が豊かであることが人間的魅力に 通じるのではないかということをお話ししました。 今回は、「では、どうすれば語彙が豊かになるのか」ということですが、 その前に「語彙が豊かであることが人間的魅力に通じる」ということのダメ出しを。 ごくごく幼い子どもは、雨が降るのは自分を外に出さないために降るんだと考えるらしいです。 語彙量、広くとらえれば、「知識量」が少ないために、自己中心的なものの見方になってしまうといえます。 このことは、語彙=知識が多ければ多いほど、世界が広…
2020.08.19
国語学習法 あるいは、豊かな人間となるために
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 先日、こんなことがありました。 小学4年生の算数の授業でのこと。「長方形の周の長さは何センチですか。」という問題で、 「周って何?縦のこと、横のこと?」という質問がありました。 計算については全く問題のない児童だったのですが、彼女は「周」という言葉を知らなかったのです。 彼女をばかにして、笑うことができるでしょうか。 例えば、中学生。「焦燥感・安堵感・躊躇」という言葉を知っていますか。 その言葉を知らないために、小説の読み取りが不正確になってしまうということがないでしょうか。 例えば、高校生。「パラダイムシフト・手段の目的化…
2020.07.23
変化するものと、しないもの(曲解―不易流行)
こんにちは、個別指導Wam西取石校です。 去年の今ごろは、もう夏休みが始まっていました。 朝9時から晩の9時半までの夏期講習。 夏休みになったことがうれしくて、浮かれている小学生。 やっと受験生モードに入り、少しピリピリしだした中3生。 遠い昔のように感じます。 世の中がすっかり変わってしまったことを実感します。 まさか真夏にマスクをすることになるなんて……。 東京オリンピックが延期になるなんて……。 本当に世の中がすっかり変わってしまいました。 そして、これまで当たり前であったことが、いかに貴重なものであったかと思い知らされました。 友人との大声での…
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