教室ブログ

2021.12.01

なぜ、勉強をするのか?③

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

早いもので、3学期制の学校では、2学期期末テストの時期となりました。高3生は公募推薦入試に突入した頃でしょうか。

 

さて、今回も「勉強する理由」の続きです。

 

そもそも論としての「勉強する理由」など知ったこっちゃない。目の前にあるテストのために勉強をしなくてはならないんだ。「勉強する理由」なんて、そんな悠長なことを考えている余裕などないというのが現状かもしれません。

 

しかし、そんな時だからこそ,原点に戻って「勉強する理由」の真の意味を考えてほしいのです。でないと、今、目の前にあるテストが終わったとき、これで解放された、これでもう勉強しなくてもいいんだという思いに駆られ、勉強をしなくなる危険性があるからです。また、微視的な視点での勉強観しかないと、勉強とは人との競争で勝ち抜くために、人を蹴落とすためにするものだという誤った勉強観を持ち、勉強すればするほど、人としての器を狭くしてしまうことになってしまうからです。

 

繰りかえします。勉強するのは「人生において正しい選択をするため」であり、「自分を豊かにするため」です。そして、そもそも「知っていることの中からしか選べないから」勉強するのです。

 

一昔前に「自分探し」という言葉が流行りました。自分向いている職業は何か、自分に合った友人とはどんな人物か、自分に合った趣味は何なのか、自分にふさわしい人生とはどんな人生なのかを思索するというものです。そして、その時、多くの人が陥ったミスが自分の内面を掘り下げるというものでした。

 

自分の内面を振り返っても、自分にふさわしいものなど見つかるはずがありません。たとえば、20年前に自分に合った職業として「ユーチューバー」をあげた人がいたでしょうか。当然のことながら、私たちは、知っていることの中からしか選び取ることはできないのです。

 

自分にふさわしいもの、自分に合っているものを見つけるには、内ではなく、外に目を向けなくてはなりません。勉強や体験によって、知識と経験を積み、自分の世界を拡げることでしか自分にふさわしいものを発見することはできません。

 

そのために勉強するのではないでしょうか。そして、今、大手を振っている考え方に染まらないでください。それは「勉強するのは、多くのお金を稼ぎ、金持ちになるため」というものです。お金が生活を豊かにしてくれることは確かです。しかし、お金はあくまで手段でしかありません。それを目的にはき違えてしまうことには、くれぐれもご注意ください。

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