2017.06.09
ちょっと自慢させていただいてもいいですか?
ちょっと自慢させていただいてもいいですか。 と申しますのも、先の五月に中間テストが実施されましたじゃないですか。その結果を集計したところ、当校の生徒の成績アップ率が尋常じゃなかったんですよ。これは彼らを褒めてあげたいと同時に、僕ら教室側としてもぜひ自慢させていただきたいなぁと思いまして、その結果と取り組みを紹介させていただきます。 今回取り上げるのは、中学三年生の生徒達(中学2年の三学期以前から当校に在籍していた14名)です。 まず庄内校では、中2の冬の段階で下記のような「中学3年生の学習計画表」をお渡し、説明し、これに則って学習を進めていきます。 &…
2017.06.02
草枕的教育論
「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 夏目漱石の名作『草枕』の幕開けを飾るあまりにも有名な一節である。ちなみに主人公の考えはこれで途絶えるわけではなく、この後も暫く続いていく。全てを引用したいぐらい美しい文章なのだが、長くなるので、最後の部分に留めることにする。 「――喜びの深きとき憂いいよいよ深く、楽しみの大いなるほど苦しみも大きい。これを切り放そうとすると身が持てぬ。片づけようとすれば世が立たぬ。金は大事だ、大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。恋はうれしい、嬉しい恋が積も…
2017.03.30
歩み続ける君たちへ
受験が終わり、無事多くの生徒が新たなステップへと巣立っていきました。僕らはまたすぐ次に向けて歩みだしていきますが、ほんの少し肩の荷が下りたような、ほっとしたような、そんな心持がしています。 何度経験しても、なんとなく慣れないというか、どうにも理解できないというか。その度に新しいことを教えられます。まるで繰り返し読む本のように。同じストーリーなはずなのに、また読み返すたびに今まで読み落としていた言葉を見つけ、抱かなかった感情に触れ、理解できなかったメッセージを受信する。僕は生徒として受験を経験し、教育者として今なお経験し続けて。読み古した本と違って、ストーリーは毎回異なるけれど、そ…
2017.02.19
色んな道具の使い方
皆さんおはようございます、もしくはこんにちはこんばんはおやすみなさい、庄内校の塩崎です。「マスク」などのヒット作で有名なコメディー俳優のジム・キャリーが主演した「トゥルーマンショー」という映画で、彼が扮する主人公「トゥルーマン」の決め台詞が”Good morning!, and in case I don’t see you, good afternoon, good evening and good night!”(おはよう!そしてもし会えなかったときのために、こんにちはこんばんはそしておやすみなさい!)でしたね。 さて、私立受験お疲れ様でした!明日は特…
2017.01.31
坊っちゃん
教室で配布している「Wamだより」でも紹介したのですが、ある生徒がこの前、教室についての作文を書いてくれました。本人の許可を得たので、下記に掲載します。 ********************************** Wam 私はこのWam庄内校に入ってまだ三ヵ月ほどしか経っていませんがWamは私の人生にとってすごく大きな存在になりました。 Wam庄内校の一番驚きまた一番の魅力だと感じた点は塾長を含めた講師と生徒の距離です。本当に距離が近いのではなく心の距離のことです。 先生は…
2017.01.14
学校の起源
皆さんは学校の起源をご存知でしょうか。どのようにして学校という場が生まれたのか。何のために学校がつくられたのか。 聞いておいてなんですが、僕も知りません。知りませんというか、知りようがないのです。何もスクールの語源が「暇」であるとか、紀元前には学校に相当する機関が存在していただとか、日本では寺子屋の誕生から明治維新にかけての教育政策がどうこうだとか、そういう歴史的事実がどうかという話をしているのではありません。 かのクロード・レヴィ=ストロースは、その社会の根源的諸制度や営みの起源について(例えばなぜ人間は会話をするのか、なぜ労働するのか、など)、人間は永遠に触れる…
2016.11.15
一人で生きていくということ
“Uncoachable kids become unemployable adults. Let your kids get used to someone being tough on them. It’s life, get over it.” 「教えようのない子供は雇いようのない大人になる。誰かに厳しくされることを子供に慣れさせなさい。それが人生なのだから。乗り越えなさい、その程度。」 名門アラバマ大でソフトボールを指導しているパトリック・マーフィーという人の言葉らしい。その通りだと思う。 Unemployableの場所には、色んな…
2016.09.28
ブルータスの思い
机の上で、「どうすれば生徒たちの成績が上がるような授業ができるか」であるとか、「どんな授業だと生徒たちの興味を惹きつけられるか」というような事を考えるときがある。というより、よく考える。これからも考えるだろう。教育者なのだから、当たり前である。どんなテキストを使おうか、いやなんなら自分で作ってしまおう、こんな話をすればいいんじゃないか、こういう時間配分で授業をしよう。。。”There’s always a huge room for improvement”(どんなときも改善の余地はある)とは使い古された言葉であるが…
2016.07.12
姿勢を正す。話はそれから。
皆さんこんにちは、庄内校の塩崎です。 今日は前回(https://www.k-wam.jp/blogs/2016/06/post-160617-7.html)の続きのお話を、といきたいところですが、あいにく夏期講習の準備に追われています。 ですので、今回は教室で発行している月間「Wamだより」に記載した文章を紹介させていただきます。前回の話にも通じるところがある話ですので、ぜひ併せてご一読ください。それでは暑くなってきましたから、皆さん体調にはお気をつけて。 *******************…
2016.05.18
仙人じいさん
皆さんは余生をどうやって過ごしたいとか、考えたことあります?どんなおじいちゃんおばあちゃんになっていたいなぁとか、どんな生活を過ごしていたいなぁとか。「いやぁ、もうそんな長生きしなくていいもん、50歳ぐらいで死にたいよ。爺婆になんてなりたくないし」なんて言わずに。まぁ気持ちは分からなくは無いんですけど。 僕はね、歌人として余生を過ごしたい。近所の和歌クラブに入って(おあつらえむきにそんな集まりがあるのか知らないですけど)、お互い持ち寄った和歌を詠いあい、それを批評しあったり。そのために沢山の歌を詠んで、勉強して。そういう余生を送りたい。爺臭すぎるって?いやいや、まぁ聞いてください…
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