教室ブログ

2026.04.02

他国からみた台湾有事発言

こんにちは、個別指導Wam藤の木校です。

 

高市首相、大人気ですね。中国に対してもひるまず強気でいうあたり、多くの人はスッキリ感を覚えるようです。でも中国との関係は悪化したままなのは困ったものです。

そういえば、なぜ中国との関係が悪化したのでしょう?

去年(2025年)11月に高市首相が「中華人民共和国が、台湾に対して戦艦による武力行使を行った場合、それは明らかに日本の存立危機事態になり得る」と発言しました。これに対して中国側は「内政干渉に当たる」として反発し、日中間の対立の引き金となりました。いわゆる「台湾有事発言」です。

その「台湾有事発言」、世界中でどのように報じられているのでしょうか。今回は他国(イギリス)からみた台湾有事発言をみてみましょう。

 

まずBBC(日本でいうNHKみたいなイギリスの放送局)のWeb記事から。

China is especially touchy about Taiwan.

<中国は台湾のことになると特にデリケートになる。>

このtouchyは「敏感」とか「神経質」とか「イラついている」といった意味です。意訳すれば「中国が台湾のことでまたイラついちゃってるよ、まったくしようがないねーはは。」みたいな感じです。

もしかすると戦争の発端になるかもしれないというのに、なんだか他人事のような雰囲気ですね。

 

同じくBBCの記事から。

What began as war of words has now gone beyond barbs.

<初めは売り言葉に買い言葉だったのが、今やその枠を超えてしまった。>

最初のWhatは関係代名詞で「~なこと」と訳せばよいです。war of wordsは「言葉の戦争」つまり「言葉の応酬」なので、主語(hasの前まで)は<言葉の応酬として始まったことは>になります。war of wordsは言いにくいですね。

go beyondは「超越している」くらいの意味、barbは「トゲ」です。barbed wireは「トゲのあるワイヤー」つまり有刺鉄線です。has goneは現在完了なので、後半は<今やトゲ(=言い争い)を超えてしまった>となり、初めに書いた訳になります。

 

次に週刊新聞エコノミストの記事から。

China and Japan are in a vicious game of chicken over Taiwan.

<中国と日本は台湾を巡って痛烈な争いをしている。>

viciousは「痛烈な」くらいの意味、chickenはいわゆるチキンゲーム、相手がどう出るかお互い探りながら根比べすることです。ここでのvicious game of chickenは皮肉めいた表現になっていて、「中国と日本はどちらも引き下がる気はない」とスポーツ観戦を見ているような雰囲気です。

 

以上イギリスの記事を三つ紹介しましたが、ヨーロッパの反応は似たようなもので、どこか他人事のように捉えられているようです。もっとも、我々日本人もウクライナとロシア、イランとイスラエルの戦争をどこか他人事のように捉えているところがあるので、どっちもどっちかもしれません。

が、「だから仕方ない」ではなく、中国-日本を冷笑するヨーロッパを悔しいと思い、我々は彼らとは違うぞと、ウクライナやイスラエルのことも正面から捉えたいものです。

ましてや、世界で最も使われている共通語は英語です。それは、世界のニュースは英語を通じて伝えられている、ということです。上のような冷笑めいた報道が世界中で流れると、気がつくと日本が深刻な立場に追い込まれるかもしれません。

AIの活用で翻訳が容易になっています。でもニュアンスや隠語めいたものはその土地の文化がわからないと理解できません。AIを活用する今だからこそ、英語の学習は必要になっています。頑張りましょう。

 

 

【参考】

高市早苗による台湾有事発言 – Wikipedia

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