みなさんこんにちは!
個別指導WAM川越駅前校です!
本日は2025年に実施された埼玉県立高校の
平均点・偏差値・難易度・攻略ポイントについて
ご紹介していきます!
📊 全体傾向と平均点
- 学力検査は5教科500点満点で実施。
- 各教科の平均点は例年並みで、極端な難化・易化は見られませんでした。
- 記述式問題の配点が全体の6割以上を占め、特に国語の作文・英語の英作文が高配点となっていました。
🧠 出題内容の特徴
- 問題数:学力検査問題137問、学校選択問題133問。
- 出題範囲:1・2年生の学習内容が全体の約6割を占め、早期の基礎固めが重要。
- 出題形式:選択式・作図・語句記述・文章記述など多様な形式が混在。
- 時間配分:50分間で解き切るには、問題ごとの時間感覚が鍵。特に記述問題は時間を要するため、事前のトレーニングが必須。
📊 教科平均点・過去平均点・出題傾向
- 国語は記述問題が多く、読解力と表現力が問われる構成。前年並みで安定。
- 社会は歴史・地理・公民のバランスが良く、設問も素直。高得点が狙いやすい教科。
- 数学の学校選択問題では難化傾向。図形・関数の応用力が問われ、差がつきやすい。
- 理科は3年ぶりに60点台復帰。実験・観察問題が増え、思考力を問う傾向が強まった。
- 英語はリスニング・英作文の配点が高く、記述力と語彙力の差が顕著に。最も平均点が低かった教科。

| 教科 |
平均点 |
出題傾向 |
| 国語 |
63.4 |
- 小説・論理的文章・古文・作文の4分野構成。
- 記述問題は本文根拠を問う形式が中心。設問文の読解力も必要。
- 作文は「自分の考え+理由+具体例」を求める構成。
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| 社会 |
65.6 |
- 地理・歴史・公民の融合型構成。
- 資料読み取り・統計・時事問題が多く、思考力が問われる。
- 記述問題は「因果関係」「理由説明」が中心。
|
| 数学 |
52.3 |
- 小問集合+応用問題(関数・図形・証明など)。
- 学校選択問題では、思考力・論理力を問う設問が増加。
- 作図・説明・証明など記述形式が多様化。
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| 理科 |
64.8 |
- 物理・化学・生物・地学の4分野から出題。
- 実験・観察・作図・短文記述が中心。
- 計算問題と考察問題のバランスが良い。
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| 英語 |
43.6 |
- リスニング・長文読解・英作文・文法問題。
- 英作文の配点が高く、自由記述力が問われる。
- 語彙力・文法力・読解力の総合力が必要。
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📊 教科別難易度・ポイント・対策方法
下記では各科目ごとの難易度と攻略するためのポイント、
そして対策として何をすれば良いのかをまとめてみました。
📝 国語
| 項目 |
内容 |
| 難易度 |
昨年並み |
| ポイント |
記述量が減少し、本文引用型の設問が増加。読解力+表現力が問われる。
- 小説では登場人物の心情変化を読み取る力が問われる。
- 論理的文章では、筆者の主張と理由の関係を整理する力が必要。
- 古文は現代語訳だけでなく、文法(助動詞・敬語)も頻出。
- 作文は200字以内で論理的にまとめる力が求められる。
|
| 対策 |
40〜50字記述・200字作文の練習。本文根拠を明確にする読解訓練。
- 記述問題は「根拠を明示する」練習を重ねる。
- 作文はテンプレート化(主張→理由→具体例→まとめ)で安定。
- 語彙力・漢字力は得点源。毎日少しずつ積み重ねる。
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📐 数学
| 項目 |
内容 |
| 難易度 |
昨年並み(学校選択問題は高難度) |
| ポイント |
小問集合で確実に得点。図形・関数・証明問題で差がつく。
- 小問集合は計算ミスを防ぎ、確実に得点することが重要。
- 関数問題では、グラフの読み取り+式の意味理解が鍵。
- 図形問題は、補助線・合同・相似の活用力が問われる。
- 証明問題は「論理の流れ」を意識した記述が必要。
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| 対策 |
作図・証明・説明問題の記述練習。時間配分と問題選択の戦略が重要。
- 過去問演習で時間配分の感覚を養う。
- 作図・証明は「型」を覚えてから応用へ。
- 間違えた問題は「なぜ間違えたか」を言語化して記録。
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🌍 社会
| 項目 |
内容 |
| 難易度 |
昨年並み |
| ポイント |
資料読み取り・統計・時事問題が多く、論述力が問われる。
- 地理では雨温図・地形図・産業分布などの資料問題が頻出。
- 歴史は年表・人物・出来事の関係性を問う設問が多い。
- 公民では現代社会の課題(少子高齢化・環境問題など)に関連した出題。
- 時事問題は、選挙制度・国際情勢などが狙われやすい。
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| 対策 |
雨温図・地形図・年表・グラフの読み取り練習。記述対策も忘れずに。
- 資料問題は「読み取る→説明する」練習を繰り返す。
- 年表や地図を使って「流れ」を意識した学習を。
- 記述は「理由→具体例→まとめ」の構成で安定させる。
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🔬 理科
| 項目 |
内容 |
| 難易度 |
昨年並み |
| ポイント |
実験・観察・作図・短文記述が中心。思考力と表現力が問われる。
- 実験問題では「手順・目的・結果の関係」を整理する力が必要。
- 作図問題は、正確さ+説明力が求められる。
- 記述問題では「なぜそうなるか」を論理的に説明する力が問われる。
- 計算問題は単位・公式の理解が前提。
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| 対策 |
教科書レベルの実験内容理解。計算過程や考察の記述練習。
- 実験内容は「目的・方法・結果・考察」の流れで整理。
- 作図は「見やすく・正確に・説明付き」で練習。
- 記述は「因果関係を明確にすること」を意識。
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🗣️ 英語
| 項目 |
内容 |
| 難易度 |
やや難化(平均点が最も低い) |
| ポイント |
リスニング・英作文の配点が高く、語彙力・記述力が求められる。
- リスニングは「要点把握」「選択肢の絞り込み」が鍵。
- 長文読解は「段落ごとの要点整理」が得点につながる。
- 英作文は「自分の考え+理由+具体例」を英語で表現する力が問われる。
- 文法問題は基本的な語順・時制・助動詞などが中心。
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| 対策 |
英問英答・短文英作文の練習。日常的な音声学習でリスニング強化。
- リスニングは「音声+スクリプト」で反復練習。
- 英作文は「型」を覚え、語彙を増やすことで安定。
- 長文読解は「設問先読み→本文精読→根拠確認」の流れで。
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🎯 まとめ
2025年度の入試では、英語・数学の記述力と応用力が特に問われ、国語・社会・理科は「基礎+資料読解+記述」のバランス型でした。
受験生は「得意科目で得点を伸ばす」「苦手科目は最低限の得点確保」を意識し、教科ごとの特性に応じた対策を進めましょう。
参考文献: