教室ブログ

2024.01.08

本当に日本の学力は下がったのか

昨日の記事、日本の学力低下の原因は? もはや「学校に期待できなくなった」背景」の続きになります。

 

日本の学力が下がったという話は、いろいろと耳にしますが、

これは「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」をもとに言われるものです。

 

 OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査に、我が国も参加しており当研究所が調査の実施を担当しています。PISA調査では15歳児を対象に読解リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について、3年ごとに本調査を実施しています。(国立教育政策研究所から引用)

 

 

 

数学的リテラシー 読解力 科学的リテラシー
2000年 8位  522点
2003年 6位  534点 14位 498点
2006年 11位 522点 18位 498点 6位 531点
2009年 10位 529点 8位  520点 5位 539点
2012年 8位  536点 4位  538点 4位 547点
2015年 6位  532点 8位  516点 2位 538点
2018年 6位  527点 15位 504点 5位 529点
2022年 5位  536点 3位  516点 2位 547点

過去の全結果を見ると上記のとおりです。

調査年が最近になるにつれて、参加国・地域が増えていますので、初参加の国に抜かれた事例も見られます。

ただ、純粋に順位を見てみると、どの分野も過去最高です。

点数で見ると、読解力以外は過去最高平均点ですし、順位は全分野で過去最高です。

 

全体の平均点が下がっていますが、日本はその中でも耐えています。

ですから、日本の学力は必ずしも下がっているとは言えません。

 

学校の働き方改革が進んでも、順位があがっているのは、なぜなのでしょうか?

それは、明日の記事に書きます。

この記事をシェア

すべて無料!
丁寧にサポートさせていただきます!

お急ぎの方はこちら! 電話でもお伺いいたします!

フリーダイヤル(受付時間10:00~22:00) フリーダイヤル® 0120-20-7733