勉強を始めたものの思ったように成績が伸びず、嫌になってやめてしまった。
そんな経験ありませんか?
それはもしかしたら、成長するための前段階で投げ出してしまっているかもしれません。
今回は成績が伸びるまでに必要なステージについて「学習曲線」をもとにお話ししたいと思います。
Contents
学習曲線(Learning curve)とは
学習曲線とは
学習曲線とは、学習の時間を横軸、学習の成果(成績)を縦軸として、その関係性をグラフで表現したもので、ラーニングカーブとも呼ばれます。
1885年にドイツの心理学ハーマン・エビングハウスによって提唱されました。
みなさんは勉強をすればその分比例して、成績が伸びるというイメージを持っていませんか?
そのイメージがやる気をなくすことに繋がっているかもしれません。
実際は図のように緩やかな期間を経て、成果へと繋がります。
このことについてしっかりと理解しておきましょう。
3つのステージ
学習曲線には、「準備期」・「発展期」・「高原期」と呼ばれる3つのステージがあります。
準備期
準備期とは、学習のはじめの段階にあたる部分です。
基礎となる知識を習得し、次の段階へ進むための大切な期間です。
努力(勉強時間)の割りに目に見えた成果が出ない時期でもあり、この時期を乗り越えられるかどうかが学力を伸ばすにあたって一番のポイントになります。
発展期
発展期は、その名の通り、準備期に身につけた知識を基にグングン成長できる時期です。
勉強も効率よく進み、わかりやすく成長を実感できるでしょう。
高原期
高原期は、発展期の成長が停滞する時期です。
成果が表れにくくなり、伸びないことに不安になったり、イライラして勉強をやめてしまう人もいるかもしれません。
しかし、この時期は次の発展期への準備期でもあります。
ここを乗り越えれば、また発展期がやってきて、成長することができます。
学習は「準備期」・「発展期」・「高原期」を繰り返しながら行われます。
やる気をなくしがちな高原期(停滞期)は、ステージを繰り返すごとに短くなります。
つまり、勉強を続ければ続けるほど、短いスピードで成果が表れるようになるということです。
成長のスピード
学習は「準備期」・「発展期」・「高原期」を繰り返しながら行われます。
勉強し始めは、この「準備期」と「高原期」が長く続く傾向にあります。
そのため、成績が伸びる前に「勉強しても無駄じゃないか」と嫌になって勉強をやめてしまったり、次の発展期に行く前に「自分はもうここが限界なのかも」と自信をなくしてしまいがちです。
最初から早いスピードで成長することができません。
焦らないようにしてください。
このやる気をなくしがちな期間は、ステージを繰り返すごとに短くなります。
つまり、勉強を続ければ続けるほど、短い周期で成果が表れるようになるということです。
効率よく勉強ができて、比較的早く成果もでる時がいつか来ます。
そこを目指してしっかりと勉強を続けましょう。
学習のために大切なこと
諦めない
一番大事なことは「諦めないこと」、「投げ出さないこと」です。
そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、学習曲線について理解できた方は、これが「準備期・高原期」を乗り越えるという意味であることがわかると思います。
成果がなかなか現れなくても、「今は準備期だから目に見えて伸びなくても大丈夫」と思って取り組んでみてください。
心に余裕ができることで、学習に対するモチベーションを保つことができるはずです。
勉強の習慣化
準備期や高原期がどれくらい続くかは人によってバラツキがあります。
発展期を迎えるまでいかに勉強を続けるかが大切になります。
諦めずに続けるとしても、思いついたときだけ勉強をする、というスタイルでは当然ですが成績は伸びません。
毎日コツコツと努力を積み重ねることが大切になります。
少しずつでもいいので、毎日習慣化して勉強を行うようにしましょう。
計画を立てる
毎日少しずつといっても目標もなく、同じようなところを繰り返しても意味がありません。
勉強の計画をしっかりと立てて学習を行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
勉強は始めたからと言って、右肩上がりに成果がでるものではありません。
それを期待してしまうと、見合わない結果に勉強が嫌になってしまいます。
そんな時は、今回の記事を思い出してください。
あなたは今、準備期または高原期なのかもしれません。
達成したい目標があるなら、諦めずに勉強を続けてくださいね。
「一人で勉強を続けることが難しい」という方は是非一度個別指導WAMへご相談ください。
勉強を習慣化し、成果がでるまでしっかりとサポートさせていだだきます。