2025.09.12
「良かれ」の先回りが危険な理由:子どもの自立を育む声かけと距離感
「子どものためを思って」「失敗しないように」 このような親心から、つい子どもの行動を先回りしてしまうことはありませんか?実は、この「良かれと思って」の行動が、お子さんの成長にとって思わぬ弊害をもたらす可能性があるのです。 先回りが生む「他責思考」の罠 よくある親の先回り行動 忘れ物がないよう事前にすべて準備してあげる 失敗を避けるため代わりにやってあげる 困る前に解決策を提示してあげる トラブルが起きないよう環境を整えてあげる 子どもに現れる問題行動 …
2025.09.12
大局観を身につける3つの実践習慣:今日から始める効果的な勉強法
「やってもやっても先が見えない…」「昨日解けたのに今日は解けない…」 このような学習の悩みを解決するカギは「大局観」にあります。前回の記事では大局観の重要性について解説しましたが、今回は具体的な実践方法をご紹介します。 大局観とは?(おさらい) 大局観とは、物事を全体としてとらえる視点のことです。 勉強における大局観とは: 目の前の問題だけでなく、単元全体の流れを理解する 知識同士のつながりを意識する 「なぜ?」という原理を追求する 応用力につながる本質的な理解を目指す …
2025.09.09
大局観を持った勉強法:「昨日解けたのに今日は解けない」から脱却する方法
「昨日解けたのに、今日は解けない…」 「やってもやっても先が見えない…」 「一問クリアしても、次がまた解けない…」 このようなもやもやを抱えている生徒さんは多いのではないでしょうか。実は、この問題の根本原因は「勉強の視点」にあります。今回は、効率的で持続的な学習成果を得るための「大局観」について解説します。 近視眼的な勉強法の問題点 よくある学習パターン 多くの生徒が陥りがちな学習方法には、以下のような特徴があります: 近視眼的な学習の特徴 目の前の1問だけを見ている 「この問題」の解き方だけを…
2025.09.08
大河ドラマ『べらぼう』に学ぶ:江戸時代と現代をつなぐ人間関係の美学
皆既月食の美しい満月が見られた日曜日の夜。 週に一度の密かな楽しみである大河ドラマ『べらぼう』を観ながら、江戸時代と現代社会の共通点について考えさせられました。 田沼意次公が活躍した江戸時代中〜後期を舞台としたこのドラマから、現代の教育や人間関係についても多くの学びを得ています。 時代を超えて変わらない課題 現代社会とリンクする江戸時代 『べらぼう』を観ていて驚くのは、謀ったかのようなタイミングで現代の社会問題と重なる課題が描かれることです。 共通…
2025.09.08
「絶対に終わらない…」から賞状獲得まで:夏休み宿題完走ストーリー
夏休みが終わり、WAM浜松校に通う生徒たちが続々と宿題を完成させて学校へ戻っていきました。今年も多くの生徒が最後まで頑張り抜いてくれましたが、その中でも特に印象深いエピソードをご紹介します。 今年の夏休み宿題事情 全体の取り組み状況 WAM浜松校の生徒たちは、今年も夏休みの宿題に真剣に取り組みました。特に印象的だったのは、任意の読書感想文にも積極的にチャレンジする生徒が多かったことです。 私立中学校の宿題量 特に私立中学校の宿題量は年々増加傾向にあり、生徒たちは自習室を積極的に活用したり、授業内でもサポートを受けながら、最後…
2025.09.06
最短より「最適」な学びの設計:AI時代に真の優位性を築く方法|まとめ
最短、コスパ・タイパ、効率。整った環境…本当にそれで良いのでしょうか?【#1-#5 総集編】 現代の教育現場では「効率化」や「最短ルート」が重視される傾向にあります。しかし、本当の学力や将来の優位性は、一見遠回りに見える学びの積み重ねから生まれるのではないでしょうか。 今回は「Connecting the dots × 4D chess」というテーマで、点を増やし、線で結び、想像を超える学習戦略について解説してきたシリーズの総集編です。 ーーーーー 1. 基本概念:点を線につなぐ学びとは Connecting the…
2025.09.04
高校生の実績✨【個別指導Wam浜松校】
あまりインスタの話題にあがらないのですが、 実は、弊校は高校生の実績が素晴らしいです。 今日はそれを少し自慢させてください。 みんなほとんど、中学校から継続してくれている生徒さんです。 中2頃「数学が苦手で…」と言って入塾される生徒さんが大半ですが、 不思議なことに、高校に入るとトップの成績を取ってきます。 信じて続けてくれてありがとうございます。 と、心から思います。 一旦辞めて下位からのスタートだと、また盛り返すのが大変なんです。 今まだ小学生・中学生の皆さんに、この『続ける』という重要性が伝わりますように😊 …
2025.09.02
浜松の塾コラム|最短・コスパ・タイパ…本当にそれで良いの?— Connecting the dots × 4D chess|#5【個別指導Wam浜松校】
スマホ世代の“知らない”をどう埋める? いまの子どもたちは、私たち大人世代とは触れる情報の量・質が大きく違います。 そのギャップが常識や背景理解の差を生み、同じ授業や学習環境でも理解度の差を生み出します。 だからこそ、家庭と教育現場で“環境差を埋める設計”が必要です。 なぜ?(背景) 家庭・地域の変化: 祖父母・ご近所や地域・年上との交流が減り、異世代から学ぶ機会が少ない。 メディアの変化: スマホで“自分の好きだけ”を選べる時代に。家族で同じテレビを見て情報を共有する機会が減少。 …
2025.09.01
浜松の塾コラム|最短・コスパ・タイパ…本当にそれで良いの?— Connecting the dots × 4D chess|#4【個別指導Wam浜松校】
受験には必要ない?と思われがちな[運動] [趣味] [興味の探求]。 でも実は、“優位性(moat)”を築き、4D chessを実行するには大きな役割を果たすものなのかもしれません。 今回は【運動】について \勉強にも体力が要ります!💪 / 体力がなければ、姿勢を保って座り続けることすら難しい 「やろう!」という気力も体力の一部 集中力の持続は、体力と深くつながっています つまり、体力=学力の隠れた基盤。運動 → 体力をつけることは、[長考・深考・本番耐性]という学習に必要な前提条件を作ります。 運動で増える『点』(Connecting th…
2025.08.29
努力を“努力”と思わない子の強さ【個別指導Wam浜松校】
ロボコン本番を控えた生徒さん。 授業後に作ったロボットを持ち帰り、 お家で疑似コースを自作して改造や操縦の練習を重ねてくれたそうです。 「本番で上手く動かせるように」 その一心で取り組む姿に、“努力している”という感覚はなく、 むしろ楽しみながら工夫しているように見えます。 大人から見れば大変そうな練習も、本人にとっては“遊びの延長”。 これが子どもたちのすごいところだなと感じます。 努力を「つらいこと」と思わずに 努力を「つらいこと」と思わず、自然に取り組める力は、 将来の学びや挑戦にも大きな財産になるはず…