こんにちは、初石駅前校です。
高校2年生の5月は、多くの高校で「文理選択」の本格的な希望調査や面談が始まる時期です。この選択は、大学入試の受験科目を決めるだけでなく、将来の職業や生き方にも直結する非常に大きな決断です。「なんとなく」で選んで後悔する生徒が、毎年多く見られます。
流山市、柏市の高校生家庭からも「文理選択で迷っている」「どちらを選べばいいかわからない」という相談が増えています。今回は、「なんとなく」で選んで後悔しないために、この5月に親子で話し合いたいポイントを整理します。

まずは後悔しやすいパターンを確認しましょう。
□ 得意科目・苦手科目だけで決めようとしている
数学が苦手だから文系、国語が嫌いだから理系と考えていませんか。
□ 友達と同じだから決めようとしている
仲の良い友達が文系だから文系、という理由で選んでいませんか。
□ なんとなく楽そうだから決めようとしている
理系は大変そうだから文系、という消去法で選んでいませんか。
□ 親に言われたから決めようとしている
自分の意思ではなく、親の希望で選んでいませんか。
□ 将来やりたいことが決まっていない
どんな仕事をしたいか、考えたことがありますか。
□ 大学で何を学びたいか決まっていない
どの学部に行きたいか、イメージできていますか。
□ 文系・理系の違いがよくわかっていない
文系と理系で、何がどう違うのか理解していますか。
□ 受験科目を調べていない
志望大学の入試科目を、確認していますか。
□ 大学のオープンキャンパスに行っていない
実際の大学を見たことがありますか。
□ 先輩に話を聞いていない
文系・理系の先輩から、話を聞きましたか。
□ 親と文理選択について話し合っていない
親と一緒に、将来について考えましたか。
□ 先生に相談していない
担任や進路指導の先生に、相談しましたか。
後悔する可能性が高い状態です。今すぐしっかり考え直しましょう。
まだ考えが足りない部分があります。情報を集めて判断しましょう。
良好な状態です。自信を持って選択しましょう。
「数学が苦手だから文系」「国語が嫌いだから理系」という消去法で選ぶと、大学に入ってから「学びたいことと違った」と後悔する原因になります。まずは「将来どんな分野に興味があるか」「何を学びたいか」という目的意識を先行させることが大切です。
将来やりたいことを考えます。どんな仕事に興味がありますか。
その仕事に必要な学問を調べます。医師なら医学部、エンジニアなら工学部など、必要な学部を確認します。
その学部が文系か理系か確認します。学びたいことが決まれば、文理選択も自然と決まります。
今苦手でも、大学受験までに克服できる可能性があります。苦手だからという理由だけで、本当に学びたいことを諦めるのはもったいないです。
国公立大学か私立大学か、また具体的な学部によって必要な受験科目は大きく異なります。文転・理転は簡単ではないため、行きたい大学や学部の入試要項を早めに調べ、必要な科目が受けられる選択になっているかを確認しておく必要があります。
志望大学のホームページを見ます。入試情報のページで、受験科目を確認します。
複数の大学を調べます。第一志望だけでなく、併願校も確認します。
文系・理系で必要な科目を比較します。どちらを選べば、受験に有利か考えます。
国公立大学は、5教科7科目が必要です。文系でも数学、理系でも国語が必要です。
私立大学は、3科目が基本です。文系なら英語・国語・社会、理系なら英語・数学・理科です。
どちらを目指すかで、勉強する科目が大きく変わります。
文学部は、言語、文学、歴史、哲学などを学びます。
法学部は、法律、政治を学びます。
経済学部・経営学部・商学部は、経済、経営、会計を学びます。
教育学部は、教育学、教員養成を学びます。
外国語学部は、外国語、国際関係を学びます。
理学部は、数学、物理、化学、生物など、基礎科学を学びます。
工学部は、機械、電気、情報、建築など、応用技術を学びます。
医学部・歯学部・薬学部は、医療系の専門知識を学びます。
農学部は、農業、食品、環境を学びます。
看護学部は、看護の専門知識を学びます。
大学のホームページを見ます。学部ごとに、何を学ぶか確認します。
オープンキャンパスに行きます。実際の授業や研究室を見ます。
先輩に話を聞きます。文系・理系の先輩から、リアルな話を聞きます。
親の時代の常識や主観だけで意見を押し付けず、お子様の意思を尊重しながら一緒に情報を集めるスタンスが理想的です。就職状況や学費、将来の選択肢の広がりなど、客観的な視点からサポートしてあげましょう。
情報を一緒に集めます。大学のパンフレットを取り寄せる、オープンキャンパスに同行するなど、情報収集を手伝います。
客観的な視点を提供します。就職率、学費、将来の選択肢など、データに基づいた情報を伝えます。
最終的には子どもに決めさせます。親が決めるのではなく、子どもが納得して決めることが大切です。
「理系の方が就職に有利だから理系にしなさい」と一方的に決めません。
「文系は楽だから文系にしなさい」と押し付けません。
「お父さんは文系だったから、お前も文系だ」と自分の経験を押し付けません。
文系から理系への理転は、非常に難しいです。理系科目(数学III、物理、化学など)を1から勉強する必要があります。
理系から文系への文転は、理転よりは容易です。ただし、社会科目を1から勉強する必要があります。
迷っている場合、理系を選んでおくという選択肢もあります。理系から文系への変更は比較的容易ですが、逆は非常に難しいからです。
ただし、これはあくまで「迷っている場合」の話です。明確に文系に行きたい理由があるなら、文系を選ぶべきです。
文学部・外国語学部からは、教員、出版、マスコミ、翻訳などの道があります。
法学部からは、弁護士、裁判官、公務員、企業の法務部などの道があります。
経済学部・経営学部・商学部からは、金融、商社、コンサル、企業の企画・営業などの道があります。
英語を最優先します。文系受験では、英語が最も配点が高いことが多いです。
国語を固めます。現代文、古文、漢文すべてをバランスよく勉強します。
社会を選択します。日本史、世界史、地理、政治経済から選びます。得意な科目、興味のある科目を選びましょう。
国公立志望なら数学も必要です。数学IA、IIBまで勉強します。
工学部からは、エンジニア、研究職、IT企業、メーカーなどの道があります。
理学部からは、研究職、教員、データサイエンティストなどの道があります。
医学部・薬学部からは、医師、薬剤師などの道があります。
農学部からは、食品メーカー、農業関連、環境関連などの道があります。
数学を最優先します。数学IA、IIB、IIIまですべて勉強します。
理科を2科目選択します。物理・化学、化学・生物など、志望学部に合わせて選びます。
英語も重要です。理系でも英語の配点は高いです。
国公立志望なら国語も必要です。現代文、古文、漢文を勉強します。
文理選択を確定させます。迷っている場合は、先生や親と相談して決めます。
志望大学を絞り込みます。行きたい大学・学部を3つ程度に絞ります。
受験科目を確定させます。必要な科目をすべて確認します。
苦手科目の克服を始めます。夏休みを使って、基礎を固めます。
選択科目の勉強を本格化させます。文系なら社会、理系なら理科を集中的に勉強します。
模試を受けます。自分の現在位置を確認します。
弱点を補強します。模試の結果を分析して、弱点を潰します。
受験勉強に本格突入します。文理選択で決めた道を、全力で進みます。
高校2年生の5月は、多くの高校で「文理選択」の本格的な希望調査や面談が始まる時期です。この選択は、大学入試の受験科目を決めるだけでなく、将来の職業や生き方にも直結する非常に大きな決断です。
得意・苦手だけで決めず、大学受験の受験科目を逆算し、親はアドバイザーとして寄り添う。この3つのポイントを押さえれば、「なんとなく」で選んで後悔することはありません。
流山市、柏市の高校生も、この方法で納得のいく文理選択をし、受験勉強のモチベーションを高めています。文理選択が固まると、日々の勉強の目的が明確になり、定期テストや受験勉強へのモチベーションも大きく上がります。
「行きたい学部にはどちらの選択がベスト?」「現在の学力でどのルートを選ぶべき?」など、文理選択や進路に関するご不安は、いつでも初石駅前校へご相談ください!
塾長より
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