教室ブログ

2026.01.19

【速報】共テ26現代文 問題分析詳細ー小説文

【要旨】標準 20分

第1問に続き素晴らしい名文。

クリスチャン作家・遠藤周作の作品。

時代に大好きなヴァイオリンを

奪われた母の無念の物語。

主人公は大人になり、

夢(小説)か愛(家族)か逡巡し、

初めてあの時の母の無念に気付く。

母が親友に言った「倖せよ」の

「裏腹さ」を読み取れたか。

 

【問1】内容説明 やや易

正解のイメージは以下。

僕が入院しているこんな時まで

かあさんはヴァイオリンかよ!!

正解は②。

①は

「足手まとい」が言い過ぎ。

③は

「八つ当たり」が✕。

「八つ当たり」とは

本来怒りを向けるべき当事者でない

他の誰かに当たることだよ。

④は

「自分を哀れ」がズレ。

 

【問2】理由説明 やや易

正解のイメージは以下。

とうさんは平凡な家庭

(=母は家庭で育児)を望む。

正解は③。

①は

「庭いじりに満足する行き方を求める」

「母は草花に愛情を注ぐ」が(笑)。

②は

「音楽の性で心身に支障」

が記載なし、あるいは読み取れない。

④は

「ヴァイオリンでの成功を望まない」

が記載なし、あるいは読み取れない。

 

【問3】内容説明 やや難

これは流石に消去法で。

①は

紛らわしいから保留。

②は

「勝呂の存在までが腹立たしい」が✕。

③は

「息子の憂慮を確信に」が✕。

本当に病気が判明したワケではない。

④は

「母の積年の苦労」が最も表れている。

相対的判断でこれが正解。

「最も適当なものを選べ」

とはこういう意味です。

「まあまあ適当なもの」は

つまりいくつかありえます。

 

【問4】内容説明 標準

正解のイメージは以下。

母の「倖せなの」は実はうらはら。

本当は自分だって音楽に生きたかった。

本当は無念でいっぱいだ。

でも音楽に生きている友人の前では

「倖せよ」とい意地を張るしかない。

子供の頃は気付かなかったが、

大人になった今なら解る。

正解は①。

②は

「母の父に対する愛情」が✕。

悲しいかなそれは最後まで

あまり読み取れなかった…。

③は

「無理解な友人への不満」が✕。

友人はむしろ同情的で母を慮っている。

母もそんな友人に「不満」というより

むしろ「意地」を張っている。

④は

「当てつけ」が全くの的外れ。

 

【問5】表現 やや易

表現問題は勿論消去法、

消極的な相対的判断で。

「適当でないものを選べ」という

指示さえ見逃さなければ容易な設問。

正解は②。

「ホットケーキ」が

「西洋文化の象徴」が✕。

ホットケーキは

「昔、子供のころ」と

「今、親になってから」を繋ぐ

大切な「母との想い出」の象徴。

他の選択肢はやや「?」はあれど

②ほど「圧倒的外れ」はない。

 

【問6(i)】空欄補充 やや易

正解のイメージは以下。

「安全だが誰かが決めた道」

ではなく

「苦しくても自分で決めた道」

が母が選んだ生きる道。

正解は①。

②は

「最後は挫けてしまった」が✕。

確かに苦労は多かったのだろうけれど、

むしろ挫けず意思を貫徹したのでは。

③は

「自分が偉業を成し遂げる」が✕。

記載なし、あるいは読み取れない。

④は

「哀れで情けない人生」が✕。

記載なし、あるいは読み取れない。

 

【問6(ⅱ)】空欄補充 やや難

正解のイメージは以下。

小説(夢)?家族(愛)?

主人公は今、後者を選ぼうとしている。

しかし母は昔、前者を選んだ。

その母の人生を賭けた選択が、

今もなお主人公の実存を悩ませる。

正解は④。

①は

迷うので保留。

②は

「独善性や束縛」が全く的外れで✕。

③は

「母の教えを守れなかった、恥」

が同様に的外れで✕。

④は正解。

「母の生き様が今の自分を尚悩ませる」

が①には欠けている要素であり

「相対的判断」により

「最も適当」と判断します。

 

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