
皆さんこんにちは。WAM黒原校の米井(こめい)です。
10年に一度の最強・最長寒波の到来とのことで、実に寒いですね!
寒すぎてぶるぶるブルゾンち◯みです!!(懐かしっ!)
さて、、、違った寒さで場を凍てつかせたみたわけですが、私立入試直前なので受験生の皆さんはくれぐれも体調管理にお気をつけくださいね。
そして本日のブログテーマですが、「保護者の方からよくある相談シリーズ」です。
教室長をしていますと、日々色々な相談を受けるわけですが、中でも特に多いのがタイトルにある「勉強のやり方がわからない」ので教えて欲しいというご相談です。
教室長によってそれぞれの見解があるかとは思いますが、米井個人の見解としましては、やり方がわかっていないのではなく、日々の勉強に対して「ゴールや目標が定まっていないから」というのが持論です。
理由としましては、勉強のやり方がわからないというお子さんに色々事情を聞いていると、返ってくる言葉の中で原因となっていそうな問題点がいくつかあるのであげてみますね。
・机に向かっている時間=勉強した時間と認識している
・何から手をつけていいのかわからない
・何がわかっていないのかがそもそもわからない
大体こんな感じのことが多いです。
3っつのうちの1番目は、スマホをいじりながらであったり、机に向かっているだけで勉強に集中できていないパターンですね。
2番めは地図だけあっても、自分の位置や目的地が地図に載っていないので、最初の一歩が踏み出せないパターンです。
3番めはできないことが多すぎて、解決すべき問題点を細分化できず、大量の「できない」に押しつぶされてしまっているパターンです。
そしてこれら全ては、成績に悩みを抱えている生徒さんであれば、誰かに手を借りないと普通は自力で解決することはなかなか難しいというのが現実です。
いかがでしょう?どれも蓋をあけてみれば「やり方がわからない」のではなく、「目標設定がうまくできていない」のが原因になっているように感じませんか??
大人もそうですが、人間というのはどうしても「費やした時間」にばかり目が行きがちで、なぜか「成果」にまではあまり目を向けない節があるように思えます。
成績UPにおいて重要なのは、「成果」です。
何時間勉強したかではなく、どれだけのことを身につけたかが重要なのです。
つまりは、その日勉強する上で、何をゴールにしてその日の勉強を終わりとするかというのが大事なのですね。
何から手を付けていいのかわからないのであれば、何でもいいのでまずは自分が間違えた問題を一つ、できるようになるのを目標にして、日を開けてから解いてみるのを何度も繰り返すことです。
その際にもし解説を読んでも何を言ってるのかわからないのであれば、塾や学校の先生や友達などわかるひとに教えを請えば万事オッケーです。
大量の「わからない」に押しつぶされて「何がわからないのかすらわからない」場合もこれと同じです。
大まかな理屈はおわかりいただいたと思いますので、ではもう少し深堀りしてみましょう。
成果を得られないまま時間だけを費やしている生徒さんで、わりとあるあるのパターンについてです。
・一度やっただけでヒャッハーしてしまい、日が経つと忘れてしまっている。
→定期的に何度も復習して記憶の定着をはかる。
・ノートの取り方が下手すぎて、後から見直しても重要ポイントがわからない。
→重要なポイントや要点はわかりやすいようにメモしておく。
・ノートを写したり読むだけで勉強した気になり記憶が定着していない。
→勉強した範囲の確認問題を解いてみて知識として定着しているかをチェックする。
・インプット(記憶すること)ばかりに気がいきアウトプット(得た知識を活用すること)ができていない。
→基礎知識をもとに実践問題が解けるのか挑戦してみる。
といった具合です。
後は全く別の問題として、精神的な部分が原因だったりすることもあります。
・自己肯定感が低い(自分はできない人間だと自分で自己暗示をかけている)。
・プレッシャーが強くストレス過多になっている。
・過去の失敗や大人からの厳しい指摘で勉強に対するトラウマがある。
こういった精神的要因についてはちょっと別角度の問題になってきますので、今回は割愛させて頂きますね。
何度も同じことの繰り返しにはなりますが、勉強において成果の目標設定は非常に重要です。
あまり意識している生徒さんは少ないのですが、結局のところ受験は目標からの逆算です。
いつのタイミングまでにどこまでの単元を習得できているか!なのです。
これを意識せずに特に目標もないまま、その日その日で勉強していると、放置されたわからないがチリも積もればで大きな出遅れとなってしまうわけです。
なので、最初の話に戻るのですが、日々や週単位・月単位での細かい成果の目標設定がすこぶる重要なのですね。
「今月中に英語の不定詞をマスターしとかないとなのに!」や「今週中に理科の電流と磁界をマスターしとかないとなのに!」「今日中に数学の球の体積と表面積の公式を暗記しとかないとなのに!」そういった勉強を心がけていれば、多少遅れても土日いつもより多めに勉強したりして、細かい軌道修正がきくので、わからないが放置されたり大幅に出遅れたりすることがなくなるんですね。
最後のまとめとして、成果を得ること無くどれだけやったかばかりに目を向けるから「やり方がわからない」になるのであって、自らのゴールを細かく決めていけば達成するまでやるという意識になり成果が生まれるということですね。
皆さんいかがでしたか??
学年が切り替わるこの時期を節目に、今までの学習方法を見直してみてはいかがでしょうか?
「新しいガム、食べたくない?♡」