教室ブログ

2023.11.17

中学受験④国語力養成が最優先

中学受験をお考えのお母様へ。

 

どうしても短視眼的になりがちですが。

広い視野で言うと、

最優先事項は「国語力の養成」です。

 

「これからは思考力・表現力」

「全ての科目の土台は国語力」

などどよく言われる所以です。

 

どうやって国語力を養成するか。

短い文章から、

1文1文じっくり読んでいく訓練を

地道に重ねるしかありません。

国語力が、いちばん「一朝一夕」

には身に付きません。

だから既報の通り、

最低でも5年生の夏からは、

本格的な学習を始めたいです。

以下、国語力養成にための、

具体的ストラテジー(戦略)3つ。

 

①物語文読解のルール

物語文は、

「ある出来事」をきっかけに、

主人公の心情が変化します。

その変化を読み取ることこそが、

物語文読解の要諦です。

しかしその「心情」は、

「うれしかった」

などと直接的には

描写されないことが多いです。

それは情景や身体に宿る。

 

②評論文読解のルール

評論文は、

「作者の主張」が、

形を変えて繰り返されます。

「読者に伝えたい主張」を、

作者は

「具体例や体験談」で論証したり、

「対立概念」との対比で際立たせたり、

繰り返し繰り返し述べていきます。

なので最初は文章がよく解らなくても、

「重ねるように」読んでいけば、

必ず解るように書かれています。

 

③最低限の知識

漢字というより、

語句の意味やテーマへの知識です。

(日常語ではない)評論語と、

評論文のテーマとなる背景、に関する

最低限の知識の習得は必須です。

評論文は「外国語」くらいに

思ったほうがいいかもしれません。

すなわち英語や古文同様、

最低限の語彙力がないと

そもそも読解できません。

 

国語力がつけば、

社会と理科も必ず伸びてきます。

「因果関係」が

理解できるようになるので、

思考停止の暗記から解放されます。

 

究極、

中学受験をする/しないに関わらず、

なるべく早い段階から、

丁寧で質高い個別指導で、

国語だけでも

始めておくのが宜しいかと存じます。

私もこの記事を執筆時、

小学5年生の娘の父親ですが、

国語だけは私自ら関わり、

しっかりやらせています。

 

特に国語に苦手意識があるお子様、

そもそも文章を

最後まで集中して読み通せないお子様、

は、どの科目より

時間がかかりますので、

早めの対策を!

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