教室ブログ

2023.02.28

英単語って実はパズル!【ブログ】

こんにちは!WAM久宝寺校です。聞くところによると、教室長は大阪マラソンを完走されたようです!お疲れさまでした!生徒さんたちも「塾長すごい!」と興奮気味でした。

 

さて、今回は初の教科の知識について触れていこうかなと思います。今回のテーマは「英単語の語源」です。

私は普段より気になる本があるとジャケット買いしたり、まとめ買いしたりします。特に歴史系や地理系など社会、生物系や物理系など理科を選んで買うことが多いのですが、学生時代苦手だった英語も気になっていました。私は漢字検定を子供のころから取り組んでいたこともあり、部首などを利用して覚えることをよくしていました。一方で苦手な英単語でも、受験勉強の中で「このパーツ、一緒だよなー」と思うことがあっても、なかなかわからなかったものです。

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今回の参考文献はこちら。

英単語の語源図鑑(清水建二・すずきひろし/かんき出版/2018)」です。

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この本では、「語彙をパーツ(語源)ごとに分解して、それぞれの意味を理解させて、それらを合わせた時のイメージこそ単語の意味になるんだ」ということを書いてます。漢字でいえば、「口+鳥=鳴く」だと、鳥が口でピーピー鳴くイメージができますよね(漢字の話はこちらのリンクへ「小学生で習う漢字の成り立ち/ワム研」)。英語にもそのような仕組みがあります。

 

例えば、advocate。私には、さっぱりわかりません。意味は「~を擁護する、主張する」。本によると①adは「~のほうへ」という方向性を持つ接頭辞です。atのイメージに似てますね。②vocは「声、呼ぶ」という語根です。こちらはvoiceに似てますね。vocal(ボーカル)、vocabulary(語彙)も、声のイメージvocを共有していますね。③最後にate(動詞に変える接尾辞)。graduateなども同じですね。④これらから、「そっちのほうへ」+「声」+「を出す」=「主張する」となります。

接頭辞+語根+接尾辞に分けています。中央の語根が単語の中心となる胴体で、これに頭としっぽをくっつけるシステムで単語ができています。接頭辞は前置詞や副詞のような「補助的な説明」、接尾辞が「異なる品詞に変える」役割を担っています。動詞+ing=動名詞をイメージするとわかりやすいですね。学校ではお尻の形を変えて文法を習ったと思いますが、そもそも英単語そのものも、お尻を変えると使い方が変わるんだってことがお分かりいただけたかと思います。

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例えば、subway。アメリカ英語で「地下鉄」、イギリス英語で「地下道」です。日本にも「サブウェイ」というサンドイッチのチェーンがありますね。分解するとsub(下に)+way(道)になりますね。subはラテン語由来のようです。ラテン語とは、古代ローマで使われていた言語で、日本でいえば中国語(漢語)の「地下」や英語の「コンピュータ」みたいに、大国の言葉を取り入れたということですね。

 

イギリスはゲルマン民族というドイツや北欧に近い文化の人々ですが、古代ローマに代表されるイタリア・フランス・スペインなど南欧の人々はラテン系です。さらに、ロシアやウクライナ、セルビアなどはスラブ民族という共通祖先を持ちます。さらに、ハンガリーやフィンランド、トルコ系などの中央アジア系由来の人々や、アラブ人やベルベル人などのムスリム圏の人々、ユダヤ教徒、ケルト人・バスク人のような先住民族系の人々まで様々な文化と遺伝子を持つ多様な人々がヨーロッパにいます。しかし、古代にローマ帝国やカトリック教会のようなヨーロッパの求心力となる大きな勢力がラテン語の単語を広めていきました。そのため、もともとの言語で使う単語が大きく異なりますが、長い歴史の中で取り入れられています。

現代では、そうした同系統の先祖を持つとされる民族でも、ユーゴスラビアのように異なる文字・宗教・国家観で分裂したり、ウクライナ戦争のように異なる国家になった後でも併合しようとしたりと、なかなか煩雑な国際情勢に陥る一因となっています。

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文:WAM久宝寺校 山田

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