教室ブログ

2022.02.21

【数学】数字が小さくなるほど、強くなるもの

今日は、とにかく風が強いです。

寒いですねぇ~

天気予報では、「低気圧が急速に発達して~」などと言っています。

発達するのだから、数値が大きくなるのかと思ったら、実は逆なんです。

 

大気圧の平均値が、およそ1013hPa(ヘクトパスカルと読みます)です。

天気図を見ると、960hPaの低気圧と950hPaの低気圧がありましたが、

数字の小さい950hPaの方が、より強い低気圧です。

気圧の数字が小さければ小さいほど、空気が流れ込みやすく、風が強くなるというわけです。

 

他にも、数字が小さいほど強くなるものがあります。

この時期になると、毎年のように質問を受ける「円高・ドル安」が一例です。

 

1ドルに対して、円が強い(円の価値が高い)のは、

120円のときでしょうか?それとも、100円のときでしょうか?

 

1ドル紙幣という商品を、お店で買いに来たとします。

 

今、120円持っているとしましょう。

1ドルが120円のときは、所持金120円を全部使ってしまいますが、

1ドルが100円のときは、20円のお釣りがきます。

1ドルが100円のときの方が、お釣りがくる分お得ですよね。

つまり、120円のときよりも100円の方が、円の価値が高いのです。

 

また、こんな考え方もできます。

今、100円持っているとしましょう。

1ドルが120円のときは、そもそも買うことができませんが、

1ドルが100円のときは、ぎりぎり買うことができます。

やはり、数字の小さい方が、強いのです。

 

私自身、ここは苦手だった内容なので、

当時は説明を聞いてなんとなくは分かりましたが、

納得するには、時間がかかりました。

 

さらに、pHというものがあります。

pHとは、ある液体が、酸性か、中性か、アルカリ性なのかを表す指標です。

中性を7とし、7より大きくなるとアルカリ性となり、7より小さくなると酸性となります。

そのため、pHが1のときと6のときの酸の強さを比べると、

7から離れているpH1の方が強い酸で、7に近いpH6の方が弱い酸となります。

 

普通は、数字が大きいほど強くなるのものなので、

逆になっているものには、注意が必要です。

それ程、多くはないですから、意識して覚えておくといいですよ。

 

最後に、なぞなぞです。

小さければ小さいほど、高いものは何でしょう?

 

公立高校まで、あと10日です。

新型コロナウイルスの感染があり、

今年も大変な年となりましたが、

最後まで、がんばってくださいね。

 

おっと!なぞなぞの答えを、忘れていました。

 

答えは、飛行機などの空を飛んでいるものです。

小さく見えるものほど、高く飛んでいますよね。

 

中山校  渡辺

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