教室ブログ

2021.03.11

県立高校入試終了

こんにちは。Wam藤の木校の車です。

 

富山県は、昨日3月10日に県立高校入試が終了しました。

受験生の皆さん、まずはお疲れ様でした。

合格発表までソワソワしたり、疲れが出てしまっていたりと、しばらくはなかなか心も体も休まらないかもしれません。

しかし、疲れたということは自分が頑張った証拠だと胸を張ってもらいたいです。

そして、勉強はこれで終わりではなく、高校に入ってからも続いていくものなので、再び気を引き締めて頑張ってください。

 

以下、入試問題について、私の雑感を記します。

・理科と社会の問題文が長い。読むスピード、問題文の意味を理解する国語力、必要な情報を的確に拾う力などで差が出そう。今年から始まった大学入試共通テストの傾向の影響ではないかと考えられる。

・理科は複数の単元の要素が組み合わさった問題は基本的に今まで出題されなかったが、今回電磁誘導と力学を組み合わせた問題が出た。大学入試ではこのような組み合わせ問題は多いため、今後増える可能性はある。

・英語のライティングの問題は、従来と違いテーマが全て日本語で書かれているので、どういうテーマなのかすらわからないということはなくなった。

・その代わり、リスニングの最後の問題が自由作文形式になった。テーマを聞き取らなければいけないので、難易度は高い。

・英語の文章題のテーマは富山名物や留学生との会話など、過去にもよく出題されているようなものが多かった。リスニングも含め、過去問を解くのは大事。

・数学は昨年に引き続き難しかった。楽に点数を稼げる問題が少ない。

・だからこそ、証明問題や1次関数問題など、従来通りの傾向の問題で点数を拾うことが重要となった。

・ヒストグラムを作り変える問題や円錐と球の触れる部分について考えさせる問題など、数学マニア的な観点から見て面白い問題は例年より多かった。

・規則性問題も面白かったが、中学生の理想の解法としてどのような解き方が想定されているかが疑問。本質を探ろうとするよりも、とりあえず1から順に入れていって類推した者勝ちな所があるので、芸術点の高い問題ではないという印象を受けた。ちなみにこの問題について本気で解説しようとすると一時間喋れるくらいには、題材としては好きです。

 

ざっと眺めて感じたのはこんなところです。

繰り返しになりますが、受験生の皆さん、お疲れ様でした。合格の報告を期待しています。

 

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