教室ブログ

2020.04.17

シンプル イズ ベスト!

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

小学校の算数で最もつまづきやすい単元が,「割合」「速さ」です。

(この他,「分数」と「単位量あたりの大きさ」も難関です。)

 

この2つには共通点があります。

 

何を求めるのかによって「式」が3通り出てくることです。

 

「割合」の場合,出てくる要素は「もとにする量」「比べられる量」「割合」の3つです。

求めるものによって,3つの式ができます。

 

① もとにする量×割合=比べられる量

② 比べられる量÷割合=もとにする

③ 比べられる量÷もとにする量=割合

 

「速さ」の場合は,「道のり」「時間」「速さ」の3つです。

 

① 速さ×時間=道のり

② 道のり÷速さ=時間

③ 道のり÷時間=速さ

 

どちらも要素は3つですから,求めるもの以外の2つを掛けるか割るかすればよいのですが,掛けるのか割るのか,割るならどちらをどちらで割るのか,というところで迷ってしまいます。

もちろん,それぞれ3つの式を全部正確に覚えれば済むのですが,それはなかなか大変です。

 

そこで,お勧めするのは,どちらも①の式だけを覚えることです。

 

割り算と違って,掛け算は順番を気にする必要がありません。

『もとにする量』と『割合』を掛ける」

「『速さ』と『時間』を掛ける」

これだけ覚えればよいのです。

 

そして,□を使った式に表し,□を求めます。

例えば,こんな具合です。

 

問い 自動車が時速48㎞で240㎞走ると,何時間かかりますか?

 

式  48×□=240

   240÷48=5

答え 5時間

 

□を使った式さえ立ててしまえば,あとはその式を計算(逆算)するだけです。覚えることを最小限に抑えることができます。(むろん,逆算ができることが前提ですが。)

そして,この考え方が,中学の数学で学習する「方程式」につながっていきます。

 

算数・数学は,シンプルに考えた方が間違えにくくなると思います。

自分のやりやすい方法を見つけ出すことが大切です。

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