"六十谷校" の記事一覧

2018年03月30日 00:49

圧縮

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。 英語をタイプしていると物凄い量を打ったつもりなのに情報量の少なさに愕然とすることがあります。文字自体が難解ではありますが、中国語や日本語は情報圧縮能力でアルファベットより優れていると思います。特に文字数制限のあるコミュニケーションツールで効果的ではないでしょうか。例えば”情報圧縮能力”の12バイトが英語だと”Information compression ability”と31バイトほどになります。情報理論における最大エントロピーで換算すると常用漢字は英数字の2.3倍以上になり、漢字における冗長度は特に高く、可逆圧縮も可能です。平仮名で表せることを漢字で
2018年02月15日 03:51

暗記

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。   生理学的に見ると脳のシナプスは10の14乗個ありますが,人は10の9乗秒しか生きられません。サンプル数よりパラメータ数の方がずっと多いことになり、直接経験することより多くの情報を処理していかなければなりません。脳のシナプスの重みを決定するためには1秒あたり105個の制約が必要となり、得た情報に対して本質的な構造を見抜くための理解が必要になります。   最近自分の記憶力を鍛えるためにいろいろな覚え方を試していますが、記憶力を向上させるポイントにはいくつかあるようです。1つは、「環境刺激」です。外部からの情報は、まず感覚記憶で捉えられ…
2018年02月04日 17:36

赤気

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。   2月に入りました。去年から読んでいた平安後期から鎌倉を生きた藤原定家の明月記は1180年の2月、治承四年から始まります。   礼式や典故、官職などに関する描写に熱心であり、手記であるので生活や愚痴などがほとんどですが、当事の宮中、貴族の実態を描写している貴重な資料です。しかし、晦渋な漢文で書かれているため通し読む人はほとんどおらず、しかし国文学など研究書には頻繁に引用されるので、そのために存在しているかのごとき異様さを持ちます。   定家は歌人としての潔癖さをもっており、遊興に耽る後鳥羽院に辟易しながらもその実力を認めら…
2018年01月09日 03:09

6174

こんにちは、Wam六十谷校の川口です。   2018という数字は素因数分解すると2と1009です。素数だった2017と違い、おもしろみがなさそうな数字ですが、2018は13と43の平方和で表せます。また4桁以上の偶数なので、整数の桁を並べ替えて、最大にしたものから最小にしたものの差を取る操作を繰り返すと6174になるカプレカ数でもあります。そういうこと考えているとそれが何の役に立つのかと思うこともありますが、森博嗣さんの『冷たい密室と博士たち』の犀川助教授の台詞で、 「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。最も役に立たないという
2017年12月29日 01:49

abc

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。 今年も一年が終わろうとしています。先日望月教授の論文の査読が完了し、正式にABC予想の証明が認められました。朝日新聞ではトップ記事で、思わず生徒に感動を伝えておりました。 新聞やニュースの内容では整数aと整数bの和がcのときに成立する特別な関係を示す、などと曖昧な記述でその価値が伝わりませんが、これはワイルズやペレルマンの業績と並ぶ今世紀の数学史上最大の発見だと言えます。 ABC予想の内容は理解しやすいです。aとbを素因数分解した際の互いに異なる素因数の積を根基(radical)と言います。a+b=cとし、 c<rad(abc) がなることがほとん…
2017年12月18日 02:12

糖分

こんにちは。Wam六十谷校の川口です。 寒いせいか最近甘いものが食べたくなります。和菓子も洋菓子も好きですが、糖分の取り過ぎは気になるところです。   佐藤健太郎さんの炭素文明論の中では、糖の歴史を辿っています。当初インドなどで育てられていたサトウキビによる白糖の精製から始まり、砂糖はアフリカ、ヨーロッパにも拡がっていきます。アメリカ大陸発見後も、海岸沿いにサトウキビプランテーションが広大な土地を埋め尽くし、これらは土地を激しく痩せさせ、焼畑とともに行われることで産業を育たなくさせるため、代替品が求められていました。   19世紀後半にはサッカリンやアスパルテームなどの合成…
2017年12月07日 03:10

クリスマス

こんにちは。Wam六十谷校の川口です。   12月に入り、クリスマスツリーや飾りを見かけることも多くなりました。勉強にクリスマスはあまり関係がないですが、クリスマス定理と呼ばれているフェルマーの定理があります。何故このように呼ばれるかと言うと、フェルマーがメルセンヌに証明が出来たと手紙を送ったのが1640年12月25日だったからだそうです。メルセンヌといえばメルセンヌ素数で有名な人です。2のn乗-1が素数であるメルセンヌ素数は2進数変換すると必ず1のみの数となる不思議な素数で、素数判定法であるリュカテストでコンピュータでの素数探索にも有用です。   小定理や最終定理で有名な
2017年11月20日 16:20

流行性感冒

こんにちは、Wam六十谷校の川口です。 期末テストも近づいてきましたが、年末・年始に向けてインフルエンザによるダメージを抑えるために予防接種を受ける時期になってきました。特に受験生は1月の休み明けに入試がある方もいますので、普段の勉強の成果を発揮するためにも体調を万全にすることも準備の一つだと思います。   流行性感冒というと風邪のイメージがありましたが、インフルエンザも同じ流行性感冒ですし、どちらもウイルスによる感染から起こるようです。一般的な風邪はライノウイルスが感染した細胞がサイトカインという特殊な情報伝達物質を分泌して、周囲の免疫細胞を呼び寄せることで炎症反応が起こります。イ…
2017年11月04日 01:52

疑問

こんばんは、Wam六十谷校の川口です。 11月に入り、昼夜の気温差が大きくなってきました。風邪が流行っているようですが、みなさんはうがい・手洗いは忘れずに行っているでしょうか。   わたしもそうでしたが、学校で習ったことの中で疑問が出てくることはよくあると思います。また、教科書の内容や問題集はひたすら覚えた上で知識となりますが、それを覚えた時と違う角度から聞かれた時に、記憶から取り出せなくなることがあります。一定のパターンを経験することで、知識の取り出し方を知識としてさらに覚えることもあると思います。重ねることでテストや入試対策としては固まってきますが、今後の人生と精神的安寧も考えて…
2017年10月25日 13:53

 こんにちは、Wam六十谷校の川口です。   台風が過ぎ去り、また新たに台風が近づいています。嵐(ラン)とかサオラーとか毎回不思議な呼称がつけられており、何なのだろうかと思っていたので、調べてみると統一したものとしては、台風委員会に所属しているアジアの14ヶ国が決めている名称だそうです。この委員会に加盟する各国が10パターン合計140個の名称を届け出ており、台風が来るごとに順に当てあはめていきます。年間平均して25.6個の台風が生まれるため、5年ほどで一周して同じ名称を使うことになっているようです。日本は星座名から全て採用していて、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コン…
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