


受験が近づくと、誰もが「結果」を自分の「思い」通りに操ろうと必死になります。「合格したい」「失敗したくない」。しかし、結果をコントロールしようと思えば思うほど、心は緊張で固まり、本来の力は発揮できなくなります。
そんな時、この言葉を「究極の開き直り」として使ってほしいのです。 これは「願っても無駄だ」という突き放した意味ではありません。「あなたがコントロールできるのは、これまでに『やったこと』だけであり、それだけで十分合格に届く」という、最大の肯定なのです。
2日間の長丁場、「思った通り」にいかない設問が必ず出てくるでしょう。予想外の難化、見たことのない傾向……。そこで焦ってはいけません。 あなたが信じるべきは、その場の「予想」ではなく、今日までボロボロになるまで解き進めた過去問と、積み上げた模試の記録です。 「思った通り」にいかなくても、**「これまでやってきた通り」**に淡々とマークを埋める。その一点一点の積み重ねが、あなたを志望校へと運びます。
初めての大きな舞台。怖くなったら、自分の「手」を見てください。漢字を覚え、計算を繰り返し、消しゴムのカスを山ほど作ってきたその手が、解き方を覚えています。 「どうしよう」という不安な思いは、横に置いておきましょう。試験会場であなたが頼れるのは、お父さんやお母さんでも先生でもなく、「自分がやってきたという事実」だけです。自信を持って、鉛筆を動かしてきてください。
今、周りの受験が始まるのを見て、言いようのない焦りを感じているかもしれません。 「あと1ヶ月で間に合うのか」「あの高校に行けるのか」という「思い」に支配されそうな時は、立ち止まってください。 入試本番、あなたを助けてくれるのは、今の「焦り」ではありません。今日から入試当日までの間に、あなたが「実際に何をやったか」だけです。 1ヶ月あれば、苦手な単元を3つ潰せます。2ヶ月あれば、過去問を5年分完璧にできます。 「間に合うかどうか」を思う時間を、一問でも多く「やる」時間に変えてください。その「やった通り」の未来が、2月・3月のあなたを待っています。
お寺の掲示板の言葉が教えてくれるのは、「準備に誠実であった者には、ふさわしい結果が訪れる」という宇宙の法則です。
「思い」に振り回されるのは、もう終わりにしましょう。 あなたは、あなたが今日まで「やった通り」の姿で、堂々と試験会場へ向かえばいいのです。その背中には、私たち講師の信頼と、ご家族の祈りが、目に見えない「屋根」となって寄り添っています。
2026年、最初の大きな挑戦。 「やった通り」の結果を、その手でしっかりと掴み取ってきてください。