
今、ご家庭の中は、言葉にできない緊張感に包まれていることでしょう。 お寺の掲示板には、こんな言葉があります。
「雨の日の傘のありがたさはわかるけど、屋根のご恩は大きすぎてわからない」
受験という厳しい雨の中、生徒たちは「学力」という名の傘を必死に広げています。けれど、その足元が濡れずに済んでいるのは、ご家族という「屋根」が、毎日変わらずそこにあるからです。
この数ヶ月、あるいは数年間、本当にお疲れ様でした。 模試の結果に子供以上に胸を痛め、体調管理に気を揉み、塾への送り迎えや夜食の準備……。それは、点数には表れない、けれど何よりも尊い「祈り」の形でした。 明日の朝、子供たちを送り出すとき、特別な言葉は必要ないかもしれません。これまで皆様が築いてきた「家」という屋根の安心感こそが、子供たちが試験会場で最後まで諦めずにペンを動かすための、最大のエネルギーになります。
君たちは明日、一人で戦いに行くのではありません。 お寺の言葉にある通り、あまりに当たり前すぎて気づかないかもしれませんが、君たちの頭上にはいつも、家族という「大きな屋根」がありました。
「合格しなければ」というプレッシャーで押しつぶされそうになったら、その屋根の温かさを思い出してください。屋根は、雨の日も晴れの日も、君たちがどんな結果を持って帰ってきても、変わらずそこにあり、君たちを守ってくれます。「思った通り」の結果になるかどうかを怖がるのは、もうやめましょう。家族に支えられながら、君が今日まで「やった通り」の力を出し切ること。それだけで、屋根の下にいる皆は十分に誇りに思ってくれます。
高3生(共通テスト): 2日間、長い戦いになります。疲れたら、家のご飯や自分の部屋を思い出して、心を「屋根の下」へ一度帰してあげてください。
小6生(中学受験): 初めての大きな勝負。怖くなったら、お父さんやお母さんと手を繋いだ感触を思い出して。君は決して一人じゃありません。
中3生(入試まであと少し): 揺れる先輩たちの背中を見て、自分の「屋根」のありがたさを再確認する時期です。感謝を力に変えて、今日の一歩を踏み出しましょう。
試験会場へ向かう君たちの背中は、この一年で本当に大きく、逞しくなりました。 「やった通りになる。だから、大丈夫。」
ご家族の祈りと、私たちの信頼を胸に。 さあ、自信を持って、いってらっしゃい!
