教室ブログ

2025.12.03

「分からない」ことが恥ずかしい?

中学生、高校生のみなさん期末テスト・期末考査、お疲れ様でした。

テストに向けて、それぞれ勉強をしていくと、必ず「分からない問題」にぶつかると思います。

今回のテーマは、そんな「分からない」です。

 

 

勉強していると「分からないこと」が必ず出てきます。

このときが、成績を伸ばすチャンスなのに、分からない問題に対する取り組み方を間違えて、成績を伸ばせない人も多くいます。

そもそも分からない問題・できない問題とぶつかったとき、以下のいずれかのパターンになることが多いのではないでしょうか。

 

・止まってそのままフリーズ

・答えを手や消しゴムなどで見えないように隠し、分からないことをバレないようにする

・空欄のまま飛ばして、答え合わせの際に正しい答えを書き写す

 

1つ目2つ目だけで終わってしまうと、次もその問題は解けないままでしょう。3つ目の「飛ばして後で答えを書き写す」ことは一見良さそうに見えますが、答えを見ながら理解する・覚えるということをしなければ、ただ答えを写しているだけなので、あまり勉強にはなっていません。

 

 

では、どうしてこうなってしまうのでしょうか?

 

それは、過去に分からない問題があったり間違えたりしたときに“恥ずかしい””怒られた”経験をしたことが原因の場合が多いではないでしょうか。

 

人見知りの子もいるし、「分からない」となかなか言えない子もいますが、それでも、隠す・止まったままの状態というのはあまりありません。

 

間違えること=悪いこと(マイナスイメージ)

 

という意識が本人の中にあるように思います。

本来、叱られたり・怒られたりするのは悪いことやダメなことをした時なので、過去に勉強でそういう経験があるとやはり、”できないこと=悪いこと・ダメなこと”という認識になってしまいます。

 

学校や友だち、家族などの誰かから怒られるか、人前で間違えて恥ずかしい思いをした経験が、上記のような行動につながってしまいます。

 

しかし、勉強は間違えてできるようになっていくものです。

塾でもたくさん間違えてください。

間違えて、勉強して、理解して、

それでもまだ間違えて、それを超えた結果、少しずつできるようになっていきます。

 

そういったことを繰り返すうちに、理解が深まり、間違えが少なくなっていきます。

 

 

それでも人間なので、間違えることがあるわけなので

「間違えてもいいよ」

ということを子どもには伝えていくようにしています。

 

もちろん、間違えてもいいから適当にやるのはダメですが、普通に勉強をしていて間違えることは何の問題もありません。

 

間違えるし、分からないから勉強するのであって、最初から全てを理解しているなら勉強などいりません。

 

そして子どもたちには、「分からない」と言える勇気を持ってほしいと思います。

 

塾でも時々そういった子がいますが、間違えてもいいということを最初に伝えます。

 

「間違えるし、分からないし、できないから塾に来てるんだよ。」

「間違えることは仕方のないことだから、その後どうするか考えよう」

と伝えています。

 

「わからない」を理由に怒ることは絶対にありません。

テストや受験など本番の時にいかにミスをしないか、最終的にはそれが一番重要なのです。

 

たくさん問題を解き、ミスが少しずつ減っていき、本番に間に合わせていくのが受験です。

ご家庭でも同じようにしてみてください。

また、テストの結果を見て怒るのもよくはありません。

「どうしたい」「どうすれば点数が上がるのか」「何が原因なのか」

を一緒に考えてあげてみてください。

もし、何かお困りのことがあれば、気軽に相談してください。

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