こんにちは!WAM三木校です。
気付けばもう12月になりましたね。
中高生のみなさん、定期テストお疲れ様でした。
2学期になって学習内容の難易度が上がったため、「今まで以上に勉強をした。」という人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな定期テスト期間中に特に印象に残った一人の塾生の話をしたいと思います。
とあるテスト期間中の18時ごろ。教室の扉が開いて中学校2年生のTさんが教室に入ってきました。
「こんにちは。」
いつものように挨拶をして出迎えます。その最中に頭の中で思ったことがあります。
「今日は授業がある曜日ではないよな・・・」
彼女はいつもWAMに来るのは週2回。火曜日と金曜日です。
しかし今日は水曜日。改めて座席表を見返しましたが、彼女の名前はありません。
「しまった。授業の振替を入れ忘れたかな・・・」
と思って申し訳ない気持ちになっていたときに彼女から一言
「先生、自習に来ました。」
少し照れくさそうに彼女はいいました。
「えらいね。今日は何の教科をやるつもりかな?」
「数学と英語をします。」
「分かった。集中してがんばろう。」
そんな他愛も会話でしたが、内心かなり驚いていました。彼女は入塾して1年ほど。授業は真面目に取り組むのですが自習室を利用したことはこれまで一度もありませんでした。

これまで何度か利用をするように促してきたのですが、「家で勉強します」といつも遠慮がちに断られていました。
それがやっと、今日自ら来てくれました。
何か本人の中で思うことがあったのだろうか、真の理由は分かりませんが彼女からは「がんばろう」という確固たる意志が感じられたのは確かでした。
約2時間の学習後、帰り際に
「また自習に来ます。」
そういって帰っていきました。
自習室の利用、それはすなわち「自主学習をする」ということです。
知識の定着にはこの自主学習は欠かせません。でも家ではなかなか勉強できない、という生徒のために自習室はあります。
そのため基本的に塾生には自習室の利用を勧めています。
自習に初めてくる、というのは生徒にとって大きな一歩です。
決められた時間に来る授業とは違い、自習は「自ら」来ようと思わなければいけません。
「このままじゃいけない」
「次のテストは何としても頑張りたい」
そんな思いが彼女の背中を押したのかもしれません。
彼女は約束通り、何回か自習に来ました。
自習室には彼女以外にも何人も生徒がいます。中3の受験生、高校生、そして別の中学生。みんなが黙々と勉強しています。
その空気感が集中力を高めています。家ではなかなか勉強できない、スマホの誘惑、テレビの音、横になりたくなるベッド。
でも自習室では勉強をするという選択肢以外ありません。

自習に来る、という選択をした生徒は必ず伸びます。
それは勉強時間が増えるからだけではありません。「自分で決めて行動する」という主体性が芽生えるからです。
この小さな決断が、未来を変えていく力になることを私は確信しています。
そんな彼女のテスト結果ですが、数学が30点以上も上がりました。

「本当におめでとう!このままもっと点数を取っていこうね。」
「先生、私頑張ります。」
そんな生徒の成長を間近に感じることのできたテスト期間でした。
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