こんにちは。WAM三木校です!
今日は、ある生徒が見せてくれた「宝物」について書こうと思います。
「見て!ここまで使ったよ!」
授業が始まる前に小学5年生のTさんが嬉しそうに駆け寄ってきました。

手のひらに乗せて見せてくれたのは、なんと1センチほどになった短いえんぴつ!!
「先生、このえんぴつ、4月から使ってたんだけど、やっとここまで短くなったんだよ!」
キラキラした目で報告してくれる姿に、私は思わず胸が熱くなりました。
たかがえんぴつ、されどえんぴつ。
この小さなえんぴつには、彼女の半年以上の努力が詰まっています。

毎日の宿題、テスト勉強、間違い直し。一画一画、丁寧に書いた文字の数だけ、このえんぴつは短くなっていきました。
「もう持ちにくくなっちゃったから、そろそろ新しいのにかえるんだ」
と言いながらも、どこか名残惜しそうな表情。
きっと彼女にとって、このえんぴつは単なる文房具ではなく、自分の頑張りの証なのでしょう。
大人たちは一般的に生徒たちの成長を点数や偏差値などの数字だけで見てしまいがちです。
もちろん、それらの数字も大切です。
でも、本当の成長は数字だけでは測れません。
・毎日コツコツとノートに向かう時間
・わからない問題に何度も挑戦する粘り強さ
・「もう少し頑張ろう」と自分に言い聞かせる強い心
そうした「見えない努力」の積み重ねが、やがて大きな結果につながっていきます。
短くなったえんぴつは、そんな見えない努力を可視化してくれる、素敵なものです。

Tさんのような生徒ばかりではありません。
なかなか勉強に集中できない子、すぐに「できない」と諦めてしまう子、成績が思うように伸びずに悩んでいる子もいます。
でも、大丈夫。
えんぴつは、毎日少しずつ、確実に短くなっていきます。
それと同じように、君たちの努力も、毎日少しずつ、確実に積み重なっています。
今日書いた一行が、明日書く一行が、君たちの未来を作っています。

Tさんは今、新しいえんぴつで勉強を続けています。きっと数ヶ月後には、また嬉しそうに短くなったえんぴつを見せてくれることでしょう。
保護者の皆様も、お子様が使っているえんぴつの長さを、たまに気にかけてあげてください。
短くなったえんぴつを見つけたら、「頑張ってるね」と声をかけてあげてください。
その一言が、子どもたちの次の一歩を後押しする、大きな力になるはずです。

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