こんにちは、個別指導WAM堺市駅前校です。
今回は、今から19年前の2006年を振り返ってみたいと思います。
2006年9月、小泉純一郎首相の任期満了に伴って行われた自民党総裁選。その結果、安倍晋三氏(当時52歳)が麻生太郎氏や谷垣禎一氏を大差で破り、新総裁に選出されました。衆参両院で第90代首相に指名され、安倍内閣が発足。戦後最年少で、初めての戦後生まれの首相でした。就任直後には中国や韓国を訪問し、冷え込んでいた関係改善の一歩を踏み出すなど上々のスタートを切りましたが、郵政造反組の復党を認めたことで世論の批判も浴びました。
今振り返ると、安倍さんの登場は日本政治のひとつの転換点でした。
そして今、自民党総裁には高市早苗さんが就任しています。女性として初の総裁。安倍さんと同じように、人気の出る首相になるのではないかと私は感じています。時代は確実に動いていますね。
子供の頃に覚えた水金地火木土天海冥というリズムは、2006年を境に変わりました。国際天文学連合が惑星の定義を見直した結果、冥王星は惑星から外れることになったのです。太陽を回っていること、自らの重力で丸い形を保っていることはクリアしていましたが、公転軌道上から他の天体を排除していない点で条件を満たせなかったのです。
あの冥王星が惑星ではなくなるなんて、正直驚きでした。子供の頃の常識が書き換えられるようで、少し寂しさもありました。
イタリア・トリノで行われた冬季五輪で、日本フィギュアスケート界に歴史的瞬間が訪れました。荒川静香選手が見事に金メダルを獲得したのです。世界中を魅了したのはイナバウアー。派手なジャンプ技ではなく、美しい姿勢と表現力で人々を惹きつけ、日本人として初めて冬季五輪フィギュアで金メダルを手にしました。
私にとっても、荒川さんの演技は忘れられません。本当にきれいだったなあ~💖
音楽の世界ではKAT-TUNがデビューシングルでミリオンヒットを記録しました。ドラマ「野ブタ。をプロデュース」から生まれた修二と彰(亀梨和也と山下智久)の勢いもすさまじく、青春アミーゴの大ヒットは社会現象のようでした。山下智久のソロ活動も注目を集め、まさにゼロ年代のアイドル黄金期ではないでしょうか。
ただ、私はジャニーズにあまり関心が持てなかったので、2006年の音楽シーンはほとんど印象に残っていません。当時の私は仕事漬けで、そもそも流行を追いかける余裕がなかったのかもしれません。
この年の私は社会人6年目。一度転職を経験し、人生に挫折していたような時期でもありました。2社目の会社もまた激動で、残業の嵐。毎日が仕事仕事仕事で、世間の出来事を知る余裕はほとんどありませんでした。
そんな私が今あらためて振り返ると、2006年には政治の転換、科学のニュース、スポーツの快挙、音楽の盛り上がりといった、実に多彩な出来事があったことに驚かされます。当時は気づけなかった時代の空気が、こうして振り返ることで鮮やかに立ち上がってきます。