教室ブログ

2025.08.16

子どもの未来を育てる

こんにちは、WAM三木校です。

気付けば8月も折り返し地点。まだまだ暑い日が続きますね。

 

5日間のお盆休みが明け、WAM三木校では一昨日から夏期講習が再開しています。

みなさん、今年のお盆休みは何をして過ごされましたか。

 

私は姫路城に観光に行ってきました。

 

 

 

ふと「そういや姫路城しばらく行ってないなあ…」と思い、気付けば既に兵庫県に向けて旅立っていました。

 

最後に訪れたのは高校2年生の時に行われた部活の遠征の時でした。

その時、「もう少ししたら改修工事が始まるき、今のうちに見ちょきよ~」と普段指導に厳しい監督が言ってくれたことが今でも記憶に残っています。(私の出身地がバレましたね(笑))

 

その時はただ「立派だなあ。大きいなあ。」としか思わなかったのですが、今だと少し見方が変わっていました。

 

誰がなんのために作ったのか。

なぜ世界遺産なのか。

どの部分が世間で評価されているのか。

 

といった“背景”を考えるようになり、「物事を多角的な視点で見る」ということが少しはできるようになったのかな、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。

 

この「多角的な視点で見る」ということは実は問題解決には欠かせない能力だと私は思います。

 

 

 

 

 

これまでに何度も「家ではなかなか勉強しない」「何度も同じ間違いを繰り返す」「点数が伸びなくて焦ってしまう」など多くの保護者の方から、こうした声をよく耳にしてきました。お子さまの成績や学習習慣について悩むのは、決して特別なことではありません。むしろ、どのご家庭でも一度は直面する大きなテーマです。

 

このような問題にあたった時、多くの人が小手先のテクニックでなんとか解決しようとしますが、これはかえって逆効果ではないか、と私は思います。

根本的な原因は何か、にしっかり向き合うことが問題解決の第一歩です。先ほどの例でいうと

 

「子ども自身が勉強のやり方を分かっていない」

「小さな成功体験を積めていない」

 

これらが学習へのつまずきややる気の低下につながっているということは紛れもない事実です。だからこそ、この部分にフォーカスする必要があります。それは一見手間で、回りくどいことなのかもしれません。

しかしそれこそが、重要なのです。

 

 

私はまず「基礎をしっかり固め、一歩ずつ前進できる学習環境を整えること」をするべきだと考えています。

 

■ 基礎が不安定だと、いくら勉強しても伸びない

例えば、数学で文章題が解けない生徒を見たとき、問題文の理解力が不足しているのではなく、実は「分数の計算が正確にできていない」「方程式の解法を覚えきれていない」といった基礎力の不足が根っこにあるケースが多いのです。

基礎があやふやなまま応用問題に挑んでも、なかなか結果は出ません。建物も基礎工事が不十分だとすぐに崩れてしまうように、勉強もまた、土台が固まっていなければ安定した成績にはつながりません。

 

■ 「できるつもり」の落とし穴

保護者の方が見落としがちなポイントが「できるつもり」です。学校で一度習ったから、簡単そうに見えるから――そう思い込み、実際に自分の手で問題を解いて確認することを省いてしまう生徒が少なくありません。

英語で三単現の“s”を忘れる、数学で符号を処理し間違える、国語で漢字の送り仮名を落とす。こうした“うっかりミス”は、実は単なる不注意ではなく「基礎が自動化されていないサイン」なのです。本当に基礎が身についていれば、意識せずとも正しく答えられるようになります。

 

■ 成績が伸びる子の共通点

長年指導してきて感じるのは、成績が伸びる子ほど「基礎を大切にする」習慣を持っているということです。単語帳を繰り返し確認する、計算問題を毎日少しずつ解く、漢字を丁寧に書く――こうした一見地味な努力を継続できる子は、結果的に応用問題でも力を発揮します。

一方で、成績が停滞する子の多くは「応用問題ばかりに手を出し、基礎を後回しにする」傾向があります。基礎が抜けているのに難しい問題を解こうとすると、分からないことが雪だるま式に増えていき、やる気まで失ってしまいます。

 

 

私は指導において以下のことを大切しています。

  1. 基礎を徹底的に固めること
    土台が揺らいでいては、その上にどんな努力を積み上げても成果は出ません。だからこそ、まずは基礎の徹底にこだわります。
  2. 自分で考える習慣を育てること
    答えを覚えるだけでは、応用がききません。「なぜそうなるのか」を自分で考える力を養うことが、入試でも社会に出てからも生きる力になります。
  3. 一人ひとりに寄り添うこと
    子どもによって得意・不得意、ペースは違います。その子の性格や学習スタイルを理解し、適切な課題設定をすることが、やる気と成果につながります。

 

 

 

お子さまの成長は、テストの点数や順位だけでは測れない部分もあります。「昨日より机に向かう時間が増えた」「以前はすぐに諦めていた問題に挑戦できた」――こうした小さな変化こそ、成長の大きな一歩です。

どうか保護者の方には、その変化を一緒に喜んでいただきたいと思います。点数は必ず後からついてきます。焦らず、長い目でお子さまを見守ることが、成績アップ以上に大切な財産になるはずです。

 

 

基礎を固めることは、決して派手ではありません。しかし、それこそが成績を上げ、将来の可能性を広げる唯一の道です。塾はただ勉強を教える場所ではなく、お子さまの未来を一緒に育てるパートナーです。

私は塾長として、保護者の皆さまと協力しながら、一人ひとりの子どもたちが「やればできる」という自信を持ち、学ぶ力を育てられるよう全力を尽くしていきます。

 

 

 

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