教室ブログ
こんにちは。
個別指導WAM東豊校です。
先日書いた記事、【大学受験は高校1年生で既に始まっている】で述べた大学受験について。
この大学受験については、僕は小学生の頃から始まっていると思っています。
東大京大や医学部受験をするような人達は幼少期から塾に通い、勉強の世界の中で熾烈な競争を繰り広げています。
そのような人達は小学生の頃から、下手したら幼稚園保育園の頃から始まっていると言ってもいいかもしれませんね。
しかし今回の僕がブログで書きたいテーマは、そのような人達に焦点を当てたものではありません。
大学受験の選抜形態毎における入学者の割合というのは以前と比べて、大きく変化しています。
以下の記事で詳細を述べているので興味のある方はご一読下さい。
【前編】いまどきの大学入試は「一般選抜」による入学者が少数派？「大学受験は年内終了」は本当？
この大学受験の中で、『総合型選抜』というものがあります。
総合型選抜についての説明は、上述のwebサイトから引用したものを以下に記載します。
※引用部分は茶色文字で示しています
『「総合型選抜」は、各大学が定めるアドミッションポリシー（大学側が求める人物像をまとめたもの）に合う入学者を探すため、提出書類や面接、小論文などさまざまな試験を組み合わせて、一人ひとりを丁寧に評価する入試方式です。』
【上記webサイトより引用】
この『様々な部分』というのがミソとなります。
例えば東北大学の総合型選抜の募集要項には以下のように書かれています。
文 学 部
現代世界が直面する複雑で困難な諸課題は，科学技術のみで解決を図ることは難しく，何よりも
人間性への深い洞察に根ざした人文社会科学的知見を必要としています。そうした社会的要請に応
え，人間性に対する鋭敏な感受性と現実社会に対する透徹した認識とを基盤に，国際社会の発展に
積極的に貢献しうる，知性と行動力をもった人を養成することを目指します。
本学部では，上記の理念に共感し，①人間とその言語や文化，社会や歴史に対する関心を強く持
ち，それらを探究するための広く深い知識と高度なスキルを習得しようとする人，そのうえでさら
に，②合理的かつ批判的な思考に裏付けられた分析能力と判断力を身につけ，グローバル化した現
代社会が直面する様々な課題の解決に主体的に取り組もうとする意思を持つ人，を求めています。
ＡＯ入試Ⅱ期： 文学部での勉学に対する意欲と適性を備え，その個性によって文学部学生の多様
化と活性化に寄与し，将来的にも顕著な活躍が期待できる人を求めています。その
ため，筆記試験では，文章の読解力（読む力）と表現力（書く力）を見るとともに，
問題の発見・分析能力と総合的な思考力を測ります。これに加え出願書類の審査と
面接試験によって，主体的な学習意欲と協調性，学問に対する好奇心，さらには豊
かな人間性とコミュニケーション能力を評価します。学力についても，一般選抜と
同等以上の水準を求めます
【令和7年度（2025年度）東北大学ＡＯ入試（総合型選抜）3ページより引用】
この中の『 文学部での勉学に対する意欲と適性を備え，その個性によって文学部学生の多様
化と活性化に寄与し，将来的にも顕著な活躍が期待できる人を求めています。』に注目してみましょう。
これはどのような人が評価されるのでしょうか？
色々な事が考えられます。
例えば、
・幼少期の頃から歴史の本を読む事が好きで、民間向けに発表される大学の講義に参加している
・一般向けの公開セミナーや課外活動(遺跡発掘とか)に何度も参加している
・自身で調べた内容を、公の場で公表をしている
などなど。
これ以外の事も考えられますね。
このように好きな事を徹底している事、ただ自身の中で完結させるだけでなく、外部に向けて発信している事実は総合型選抜において非常に重要となります。
そして、このような活動は幼少期からの趣味趣向が大きく関わってきます。
興味が無い事や好きではない事は積極性を持って行う事は出来ない事が多いです。
そのため、このような活動は小学生や幼少期における興味関心事が非常に大きな力となります。
だから大学受験は小学校から始まっている、というタイトルに繋がるのです。
上記に挙げた総合型選抜の入試方式は東北大学の一例に過ぎません。
他の大学では同じ総合型選抜でも異なる評価基準を持っています。
ですが、幼少期から積み上げた経験が活かせる入試方式が存在する可能性は大いにあります。
そのため、勉強を頑張る一方で、自分が興味関心を持って進める事が出来るものにも力を入れていけると、より選択肢が広がっていきます！
お子さんの得意にも注目して、長所もドンドン伸ばしていきましょう！
ではでは～。
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