
こんにちは。
個別指導WAM東豊校です。
先日のブログ、英語の成績を上げるためには英単語力が重要である、という話を書きました。
この話は英語に限った話ではありません。
他の教科でも同じように、知っている言葉を覚えている量≒語彙力が重要となります。
当たり前の話ですが、国語の教科書も、理科の教科書も、社会の教科書も、数学の教科書も全て日本語で書かれています。
そのため日本語で書かれているのですから、日本語を知らないと読めるはずもありません。
色々な言葉や漢字を知っている事が、これらの教科書の読みやすさは大きく変わってきます。
そして、この語彙力について気を付けて欲しい事があります。
『今の子供達の語彙力』と『保護者の方が子供の時に持っていた語彙力』は大きな隔たりがある可能性があります。
令和の時代になり、電子通信機器(タブレットやスマートフォンなど)は1人1端末持っている事が当たり前の時代になりました。
そして、その電子通信機器で各々が好みの情報に触れる事が出来るようになりました。
このような時代になり、子供達を取り囲む言葉に大きな変化が生じたと考えています。
以前であれば家族で1つの番組を見て、その番組についてお互いに笑ったり泣いたり、感想を言ったりしていました。
その中で、時に知らない言葉が出てきて、『お母さんお父さん。○○って言葉ってどういう意味?』のような会話がありました。
そこで知らない言葉の意味を両親や祖父母から教えてもらう機会がありました。
しかし、令和の時代になり各々が好きなものを見ている環境では、このような会話は起こりにくくなりました。
そのため知らない言葉に出会った時、子供達は分からない言葉を分からない状態にしたまま時間が経ってしまいます。
このように昭和や平成と令和の時代では子供達を取り巻く言葉に対する環境が大きく変わっています。
そのため、『自分は子供の頃こんな言葉を知っていたから、うちの子供も知っているだろう』はとても危険です。
意外に子供達が言葉を知らないというのはありうるのです。
(もちろん、子供達の語彙力が著しく低下しているとは思ってはいません。流行りの言葉とか、インターネット上で使われる言葉は大人以上に知っている可能性はあります。しかしそれらは教科書には出てこない言葉である事が多いです。そのため語彙力が低いと書いているのは『教科書で扱われる語彙の蓄積が少ない』という意味になります。単純に知っている言葉の数が少ない事を指摘したいわけではありません。)
最近は小学校でも漢字ドリルを何周をやらせることも少なくなっているように感じます。
言葉に対する取り組みが家庭でも学校でも変わってきているからこそ、『私達が子供の頃に当たり前に知っていた知識』を『今の時代を生きる子供達が当たり前に知っている知識』と思っては決していけないのです。
少し話が長くなりました(汗)
指導をしていて、やはり知っている言葉の数はとても大きいなと感じます。
もし、不安を感じていたら、お気軽に東豊校までお気軽にご相談ください!
ではでは。