教室ブログ

2025.05.23

都立高入試の内申点について

今日は都立高の入試で使われる内申点についてお話ししたいと思います。
受験生にとっては「今更!?」かもしれませんが
意外と知らない方もいらっしゃるので、簡単にまとめてみたいと思います。

Q1)そもそも内申点って何?

中学校から高校に提出される書類に「調査書」というものがあります。

その中には受験する生徒の成績などが記載されており、その成績を

決められた計算式に基づいて点数化したものが「内申点」です。

内申点には9教科(英数国理社+実技4科)の成績が盛り込まれています。

Q2)東京都って内申点をどうやって計算しているの?

1.まずは主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の点数を出します。

通知表にある5段階評価の数字を単純に足していきます。

 オール5なら5点×5教科=25点

 オール3なら3点×5教科=15点

2.実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の点数を出します。

主要5教科と同じように足し、その数を2倍していきます。

 オール5なら5点×4教科×2=40点

 オール3なら3点×4教科×2=24点

3.主要5教科(1)と実技4教科(2)の点数を足す=換算内申点

1で出した点数と2で出した点数を足します。

この数字を「換算内申点」といいます。

 9教科オール5なら(1)25点+(2)40点=65点
 9教科オール3なら(1)15点+(2)24点=39点

 

「高校受験案内」などの巻頭にある表に偏差値と一緒に書いてある数字
日比谷(61-69)
これ! 左が換算内申点で、右が偏差値です。

4.換算内申点を300点満点だと何点になるか計算する(換算内申点÷65×300)

 9科目オール5(換算内申点65)なら300点です。

 9科目オール3なら15+24=39点÷65×300=180点
ここで出した数字を「調査書点」といいます。

 

Q3)「なんでわざわざ300点満点にするの?」

「学力検査得点」を700点換算し、合計1000点にすることにより
学力検査7:調査書3
の割合で評価できるようにするためです!
「高校受験案内」巻頭表の学校名の左に書いてある数字は1000点満点中
おおよそ何点必要か、が書いてあります。
925 日比谷(61-69)
 ↑1000点満点中925が必要
これはそういう意味なのですね…恐るべし日比谷高校。

#でも本当は11月に実施する東京都スピーキングテスト「ESAT-J」の

#結果もプラスされるので合計1020点で決めるんですよね…
#それについてはまた今度くわしくお話しします!

 

 

なんだか計算ばかりで疲れちゃいましたね。

本日はここまでにいたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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