
こんにちは。
個別指導WAM東豊校です。
本日は英検に関するお話を1つさせて下さい。
例えばのお話です。
あなたが英検2級を受かったら、次は何級の勉強をしますか?
恐らく多くの人が準1級と答えると思います。
次の級の勉強を進める事は当然の事。
それが当たり前です。
ですが、ここで1つ意外な落とし穴がある事を知ってほしいです。
『2級に合格した=2級で出題される英語のレベルが満足に理解出来る』ではないと思っています。
英検は『合格スコア』というものが明確に基準として示されています。
そのため、そのスコアを超えた点数を取る事が出来ていれば合格出来ます。
しかし合格と一口に言っても、ぎりぎり合格した生徒と余裕で合格した生徒では頭の中に入っている知識の量は大きく異なります。
2級の合格基準点が全体の6割としましょう。(こんなに低くはないと思いますが)
6割ちょうどのスコアを取った生徒は合格になりますが、裏を返すと4割の中身を正しく理解or覚える事が出来ていない可能性が高いです。
4割も出来ていないと考えるとぞっとしますね・・・。
その状態で次のレベルの級に向かったとしたらどうでしょうか?
勉強しなければいけない事は。2級の4割分からなかった箇所+準1級の知識、になります。
身に着けなければいけない知識量としては多いです。
このような状態での勉強は大変な労力を必要とします。
日々の勉強や部活に追われている学生からすると、中々大変な事です。
一方で、2級合格後に2級の勉強をもう一度する場合はどうでしょうか?
先ほどの理屈で行けば2級の4割分からない箇所を勉強するだけで済みます。
次の級に進む労力に比べたら、遙かに少ないです。
ここまで書くと、『楽を勧める人』のように映るかもしれませんね。
しかし、僕が意図する事は違います。
勉強において重要な事は『継続』だと思っています。
特に英語のような言語学習においては、毎日触れる事は他の教科以上に重要です。
仮に準1級の勉強をしようとしても、中々難しくて勉強が進められない。
日々の忙しい日常の中で英検のための勉強時間を取る事が出来ず、どうしても時間がある土日に勉強を回してしまう。
それと、ある程度内容が理解しやすいから勉強が比較的容易に進む。
そのため日々忙しかったとしても勉強する時間を取る事が出来、毎日勉強をする事が出来る。
どちらの方がより力になるかと言ったら、僕は後者だと思います。
(もちろん、勉強の仕方を間違えると後者ではあまり意味はありませんが)
ギリギリ2級に合格できたから次は準1級を目指そう!
そう思う事は全く悪くないし、むしろ向上心の塊で非常に良い!と思います。
ただ、その気持ちとは裏腹に勉強を中々進める事が出来ず、ただ時間だけ過ぎてしまう事は非常に勿体ないです。
勉強の継続といった観点から考えるも、時に大事です!
ではでは。