教室ブログ

2024.01.16

先延ばし癖から脱却するためのコツ

 

こんにちは、Wam香川 円座校です。

 

 

みなさん、新年あけましておめでとうございます。

 

とは言いつつ年明けからはや半月が過ぎてしまいましたが、

 

今年もWam香川をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、先週から各学年新学期がスタートしましたね。

 

早速冬休みの課題提出に休み明けテストと、なかなか慌ただしかったのではないでしょうか。

 

 

新年といえば、私は「初詣」を真っ先に思い浮かべます。

 

毎年初詣は実家の神社に行っているのですが、今年はそれに加えて八栗寺にも行きました。

 

調べてみると初詣は回数や場所の制限はなく、各個人が自由に行うのが一般的みたいですね。

 

実はお寺に初詣に行くのは今回が初めての経験でした。

 

 

 

 

知人に誘われたことがきっかけでしたが神社と異なる参拝方法や仕来りを学ぶいい経験になりましたし、

 

何事も「新しいことに取り組む」ということは大事だなと改めて感じさせられました。

 

 

学校においては今年度も残りあと三ヶ月となり、各学年、学習のまとめに入りだす時期です。

 

小学生は「まとめテスト」、中学生は「診断テスト」に「学年末テスト」と

 

1年で一番幅広い知識が求められるテストがやってきます。

 

ということは今習っている内容はもちろん、これまでに習った内容の定着も同時平行で進めていかなければなりません。

 

これはなにも「学年の締めくくりの時期だから」と特別なものではなく、本来は日常的にやっておかなければならないことではあるのですが

 

上手く取り組めずに頭を抱えている人も少なくないように感じます。

 

 

「テスト期間になったら頑張る」「受験生になったら本気出す」

 

など、その状況に追い込まれてから取り組もうとする人は案外多くいますが、この考え方には大きな落とし穴があると私は感じています。

 

 

 

【締め切り効果】という心理学の言葉があります。

 

 

これは締め切りの直前になると集中力が上がり、作業がいつもより捗るようになることをいいます。

 

だったらこの追い込まれることによる集中力を使ってこれからも乗り切ってやろう・・・と思ってはいけませんよ。

 

 

言葉は少し厳しいですが、やらざるを得ない状況でやることは当然のことです。

 

また、それはやるべきことを【先延ばし】にしているのと同じことです。

 

 

 

一夜漬けの勉強の結果、「もっと早くから勉強しておけばよかった」

 

とテストが返却されてから後悔した経験は誰もがあると思います。

 

ご家庭でも食器の洗い物や部屋のお掃除など、やらないといけないと思っているのについつい先延ばしにしてしまうことはありませんか?

 

まあそんな私も社会人になってから一般的な教養を知らないことが多いと気づかされたことがあり、その都度調べていけばよかったのですが、

 

ついついそれを後回しにしてしまい、後になって大変恥ずかしい思いをしたことがあります。

 

 

 

このように先延ばしにしてしまうことは誰にでもよくあることです。

 

他人には対しては「早めに取り組んだ方がいいよ」とアドバイスすることがあっても、

 

自分自身、先延ばしをしていることに気づいていなかったり忘れていたり…なかなか厄介ですよね。

 

 

 

そこで今回はこの【先延ばし】について、さまざまな角度から考えてみましょう。

 

 

 

《先延ばし癖は果たして先天的なものなのか》

 

結論からいいますと、先延ばし癖は成長と共に後天的に身につくものです。

 

お子様が小さい時は「先に片付けしなさい」「宿題やってから遊びにいきなさい」など

 

ある程度細かく指示を出してやるべきことをハッキリさせてあげていたと思います。

 

できなければ一緒になってやってあげたこともたくさんあるでしょう。

 

そのおかげもあってか、親子間で関わる時間が多い時は、

 

やらなければならないことを後回しにするということは少なかったはずです。

 

 

 

しかし年齢を重ねるとなかなか昔のような関わり方ができなくなることもまた事実です。

 

特に共働きのご家庭であれば、小学校3年生までは学童に預けていたということも多いでしょう。

 

しかし4年生になるとお母さんお父さんが家に帰ってくるまでお留守番、というケースもあると思います。

 

そういった場合、一人での自由な時間が増えるので「やるべきこと」と「やりたいこと」のバランスが子ども自身の中で保てなくなります。

 

結果的に「やるべきこと」を後回しにしてしまうようになる、というのがよくあるパターンです。

 

 

しかし、これはある意味で仕方のないことだとは思います。

 

大人でさえも何も制約がなければ興味関心のあることからやってしまうものですから。

 

物理的に親子の時間が少なくなれば子どもの行動が把握しづらくなりますので、子どもの自主性に委ねる部分が多くなっていきます。

 

 

 

《なぜ先延ばしをしてしまうのか》

 

先延ばしには「ネガティブ思考」が大きく関わってきています。

 

親の場合で考えると

 

「ごはんを作らなきゃ」「子どもの宿題をチェックしなきゃ」

 

など、やることがある中で優先順位をつけながら時間をやりくりしていますよね。

 

これはなかなかに疲れる作業です。

 

もしこれらの作業が一時的にでもなくなれば…と考えると“短期的”には今の辛い状況から解放されますよね。

 

このように人はネガティブ思考をもっているとき、その気持ちから解放されようとして先延ばしをしてしまう傾向にあります。

 

 

 

《先延ばし癖をなくすための重要な考え方》

 

■ネガティブ思考をポジティブ思考に変える

 

ネガティブ思考が先延ばしに大きく関わっているということは、

 

その自分の中にあるネガティブ思考をポジティブ思考に変えることが上手にできれば先延ばしはしないようになるということです。

 

そのための第一歩は“はじめから完璧を求めない”ということです。

 

 

おそらくこのように思っている人は多いのではないでしょうか

 

「得意な教科を1時間勉強したから、同じように苦手科目も1時間勉強しないと・・・」

 

「苦手克服」と「得意を伸ばす」は両方行っていくことが理想ですが、

 

先延ばし癖がある子は「得意を伸ばす」ことにまずは集中した方がよいです。

 

勉強は「とにかく取り組む時間を確保する」こと、ここからがスタートです。

 

苦手科目に取り組むことそのものに抵抗があるというよりも「他の教科と同じように取り組まなければいけない」と思うことに抵抗がある人が多いです。

 

ですので1時間と言わず、まずは5分、そして10分と「スモールステップ」を意識して取り組んでみましょう。

 

大事なことは「苦手科目だけど10分も勉強できた!!」とポジティブ思考で勉強に取り組みましょうね。

 

「あれ?案外いけるかも・・・」そのきっかけさえ与えてあげれば成績がグングン上がっていきます。

 

そんな生徒を私は何人も見てきました。

 

 

それほどに、ポジティブ思考というものは成長に欠かせないものです。

 

 

■「褒める」コミュニケーションを増やしていく

 

次に保護者からの関わり方について重要なことを書いてきます。

 

苦手だから時間と労力をひたすらかければいい、という考えは少々浅はかなように思えます。

 

時間をかけないといけないことには変わりはありませんが、

 

「正しい負荷のかけ方」というものはその子に応じてさまざまです。

 

 

例えば子どものピーマン嫌いを克服させたい、と思った時にいきなりピーマンをかじらせようとはしないですよね。

 

始めは細かく刻んで、他のものと混ぜたりして一緒に食べさせたのではないでしょうか。

 

そして食べることができると必ず「褒めて」いましたよね。

 

その結果、子どものピーマン嫌いを克服できたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

 

これと本質的な関わり方は同じです。

 

勉強に限らず苦手なものに向き合っている時ほど、「褒める」ことが重要になってきます。

 

 

 

お子様が生まれたばかりの頃は「すごいね」などたくさん褒め言葉や前向きな言葉をかけていたと思います。

 

今のお子様に幼少期と同じように関わっていくことは難しいとは思います。

 

だからこそ苦手なことに挑戦している時は褒めるコミュニケーションを意識していただきたいです。

 

お子様は勉強を頑張っています。その頑張りを褒めてあげてください。

 

なぜなら褒められて一番うれしいと感じるのはいつもそばにいてくれるお母さん、お父さんです。

 

お互い照れくさいかもしれませんが、たまには思いっきり褒めてあげてください。

 

この仕事をしていると褒めることには無限のパワーが秘められていると感じることがよくあります。

 

 

 

いかかでしたか。

 

実は私が一番塾生と関わるうえで大切にしていることはこの部分です。

 

そして、個別指導である最大の意義はここにあると思っています。

 

塾生の心に火をつけ、その火を燃やし続けて炎にしていくこと、

 

私がその子に関わることができるのは長くても小学校から高校までの12年間だけです。

 

その子の人生で“円座校にきて本当によかった”と一人でも多くの人に思ってもらえるよう、

 

保護者の方と共にお子様の成長を喜べるような教室にしていきたいと思っています。

 

 

 

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