教室ブログ

2023.03.28

【ダブルバインドのおはなし#3】

こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、

投稿させていただきます。

 

前回の続きです。

 

ではなぜ、ダブルバインドをしてしまうのか。その理由は「相手を自分の思い通りにコントロールしたい」という深層心理です。本来であれば弱い立場の人を助けるのが上に立つ者の務めなのですが、「劣等感」を持っている人間は、自分より社会的に立場が低い人間の事を

「コントロール・支配」しようとします。そうすることによって自分が相対的に「上になった気がする」という状態になれます。

 

社会的にと申しましたが、そもそも人間に上下関係などは存在しません。多少知識があったりスキルを持っているだけにもかかわらず、それを振りかざして弱い者いじめをするというのは、何とも稚拙で姑息な行為であると言えます。

 

そしてダブルバインドをされてしまった人の深層心理とは「ただただ辛い」という事です。自分に自信がない人や歯向かう事の出来ない立場な人ほど辛く、我慢を強いられてしまいます。だって、どっちも選びたくない、でも選ばないといけないと「脅迫」されているのと同じだという事です。

ここで一つ、これは世界的に起きたダブルバインドのお話をしたいと思います。2021年頃から一気に加速した「コロナ」がありましたよね。今もまだその弊害と言うのは残っています。

当時、私たちはこのコロナによって「ダブルバインド」を感じていました。それはとてつもないストレスだったという事です。

どういうことかと言いますと、例えばニュースで「コロナ感染者が増え続けています。家から出ないでください。自粛してください。三密を避けて下さい。リモートワークを推進してください」などと、連日これでもかと言う様に自粛を強いられていました。

そしてある時政府はこのような発表をします。「Go toトラベル」や「Go to イート」ですね。記憶に新しいのではないでしょうか。つまり「自粛によって旅行客が激減しています。旅行業界を助けるために皆さん感染症対策をして旅行してください」または「飲食業界が時短営業によって疲弊しきっています。みなさん感染症対策をしっかりして、外でご飯を食べましょう」といいました。

当時、私も経験があるのでわかるのですが「旅行に言ったら白い目で見られるんじゃないか」や「もし外食をしてコロナに罹ったら家族や会社の人に迷惑がかかるんじゃないか」と思っていました。

つまり「自粛をするとストレスがかかる」と「外に出たら白い目で見られるかもしれない。周りに迷惑が掛かるかもしれない」というダブルバインド、何ですね。皆さんも身に覚えがあるのではないでしょうか?

 

これは意図されたものなのか、どうなのかはわかりませんが、結果的に「どっちを選んでも辛い状態だった」のは間違いありません。

 

話を元に戻しますが、もし「ダブルバインド」をされてしまったとき、その解決法をお話しますね。

それは「AやB以外の選択肢を選ぶ」という事をしてください。言い方を変えると「AやB以外の提案を投げかける」という事です。

 

例えば上記の会社でのシーンの場合。AさんはBさんに「Cの様にしようと思うんですが、良いですか?」もしくは「Cの様にやっておきました」もしくは「Cさんに相談をしたのでうまくいきました」と言う具合にBさんを介さなくても解決できる方法を模索し、提示するという事です。

 

子供の場合「兄弟やおばあちゃんに相談をする」と言うのが良いかもしれませんね。親を介さずに解決する方法を取るのもいいでしょう。

 

次回に続きます。

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