教室ブログ

2022.09.06

「世界地図」の隠れた面白さ

こんにちは、個別指導Wam香川 東山崎校です。

 

2学期がスタートしましたね。

早速、夏休み明けのテストが実施された中学・高校もありますが、少しずつ授業も進んでいるようなので、今月末の中間テストに向けてしっかりと準備をしていきましょう!

 

ところでみなさんは「世界地図」というと、どんなものをイメージしますか?

 

地理の授業でさまざまな「図法」を習ってきたと思いますが、一般的な世界地図といえば、「メルカトル図法」で描かれたものを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

 

1569年に現ベルギー出身の地理学者、ゲラルドゥス・メルカトルさんが発表した地図に使われた投影法です。等角航路が直線で表されるため、海図・航路用地図として使われてきましたが、緯度が赤道から離れるにしたがって間隔は大きく表現されるので面積は正しくありません

 

学校で地図の特徴を学んだはずなのですが、ずっと見てきたからなのか

・ロシア、カナダ →「とにかくでっかい」

・グリーンランド →「島というより大陸」

というイメージがありました。

 

先日、とあるサブカル系のニュースで気になる記事を発見したのですが、そのタイトルが

 

『ロシアやカナダってこんなに小さかったの!?メルカトル図法を実際の面積に直した地図に愕然』

 

というもの。

 

「メルカトル図法を実際の面積に直してみた」ということで、にゃんこそば@データ可視化さんという方がメルカトル図法の地図に手を加え、実際の面積に直した地図を紹介したTwitterの投稿が話題になっているということだったので、見てみたところコレが面白い!

 

 

 

 

「ロシア、小っさっ!!」

思わず一人で叫んでしまいました。

カナダやグリーンランドも、えらくしぼんでしまっていますが、ヨーロッパの国々もまるでポテト〇ップスのかけらみたいになっています。広大な森やフィヨルド、白夜などのイメージが強く、とりわけ存在感のあったスカンジナビア半島も「…。」

 

赤道付近は歪みが少なく、

「アフリカ大陸はやはりでっかい」

「オーストラリアもなんだかんだで、でっかい」

という結論に至る(短絡的)わけですが、まさに百聞は一見に如かず。

 

メルカトル図法の世界地図は面積が正しくない地図、ということを頭ではわかっていても、こうして実際に可視化されたもので比較してみると衝撃を受けますし、混乱するものですね。

 

赤道付近との比較では、北緯60度(カムチャッカ半島、アラスカ、フィンランド湾)では見かけ上のサイズが約4倍、北緯80度(グリーンランド北部)になると33.8倍にもなるそうなので、「メルカトルの魔法」とされるのもわかる気がします。

 

ちなみに、こんな比較もありました。

 

 

「あれ?日本って意外に大きくない?」

と思った人も多いのではないでしょうか。

日本の面積 約378,000㎞²に対して、

イギリス  約243,600㎞²

フランス  約543,900㎞²

ドイツ   約357,600㎞²

ですから、重ねてみると案外こんな感じなんですね。

 

「暗記が苦手で社会が嫌い」

「歴史に比べて地理が面白くない」

という声が聞こえてくることもありますが、少し視点を変えるだけでこれまでのイメージがガラリと変わることもあります。

 

どんなことにも「隠れた面白さ」を見つけていければ、勉強ってもっと楽しいものになると思いませんか?

 

 

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