教室ブログ

2020.09.10

国語学習法② あるいは豊かな人間となるために―語彙

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

 

前回、語彙が豊かであることが国語学習の大前提であるということ、語彙が豊かであることが人間的魅力に

通じるのではないかということをお話ししました。

今回は、「では、どうすれば語彙が豊かになるのか」ということですが、

その前に「語彙が豊かであることが人間的魅力に通じる」ということのダメ出しを。

 

ごくごく幼い子どもは、雨が降るのは自分を外に出さないために降るんだと考えるらしいです。

語彙量、広くとらえれば、「知識量」が少ないために、自己中心的なものの見方になってしまうといえます。

このことは、語彙=知識が多ければ多いほど、世界が広がる、ものごとを客観的にとらえることができるということだともいえます。

あなたは、自分のことしか考えない自己中心的な人物と、客観的なものの見方ができる人物との、

どちらに魅力を感じ、どちらの人物と友達になりたいと思いますか。

より豊かな人間となるために、語彙を増やすことが必要です。

 

では、語彙を増やすためにはどうすればよいのかですが、

残念ながら、その特効薬・虎の巻・すぐに身につくHow toといったものはありません。

読書すること、新聞を読むこと、雑誌やマンガでもかまいません、とにかく数多く言葉に触れること。

友人・家族との会話、映画鑑賞、音楽(の歌詞)鑑賞、etc.。

そして、知らない言葉にであったら、調べること、です。(今は携帯という便利なものがあります)

「なんや、しょーもな。当たり前のことやん。」という声がきこえてきそうですが、仕方ありません、

「学問に王道なし、継続は力なり」です。

 

もっとも、語彙量は自然と増えるともいえます。母国語として日々日本語を使用しているのですから、当然です。

しかし、その際、言葉に対して敏感であろうとする前向きな気持ちを持っているのと、持っていないのでは、

身につく語彙量に圧倒的な差が出ます。言葉に敏感であって下さい。

 

以上、国語学習の大前提は語彙力であり、語彙力が高いことが人間的な魅力向上にも繋がるというお話でした。

そもそもあらゆる教科の問題(大阪公立の英語C問題を除く)が日本語で書かれている以上、

「国語力」がないと設問の意図が読み取れません。

特に、算数・数学の文章題、高校理科の問題は「国語力」の有無にかかわってきます。「国語」はあらゆる教科の基礎です。

 

なお、語彙力が高いこと=「国語力」があることではありません。

「国語力」=「語彙量(知識)」+「経験(神経回路)」です。そのことについては、また次回に。

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