教室ブログ

2015.10.18

世界の人名 続き

みなさんこんにちは。山崎北校からです。

前回触れた話の続きになります。
日本ではその家の構成員である事を示すため、代々受け継がれる字を名前に使う「通字」という風習がありました。徳川家なら家、織田家であれば信といった感じです。
世界各地でも同じような感覚でしょうか、先代の王の名前を受け継いで二世、三世を名乗る王朝が数多くあります。
そんななかで、後世にその名を継いだ王が存在しなかった人物がいます。プランタジネット朝第三代目にしてイングランド史上最悪の君主といわれており、在位当時から後世の評価まで徹頭徹尾評判の悪いジョン王です。その後ジョンという王子はいたようですがジョン二世を名乗った王は存在しません。縁起の悪い名前ということで敬遠されていたのでしょう。
これは特にイギリスに限った話ではないと思います。暴君といえばローマ帝国のネロやカリギュラといった人物が思い浮かびますが(実際はそこまでひどい皇帝ではなかったようです)、死んだ後にまで忌み嫌われ、ジョンのように名前まで使われなくなることを想像するとなんとも言えない気持ちになりますね・・。

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