教室ブログ
みなさん、こんにちは！日下校の野村です。
Ｗａｍ日下校には、地元の小・中学校である、孔舎衙小学校・孔舎衙東小学校・孔舎衙中学校から多くの生徒が通っています。
2014年も残すところあと４日。今年“やり残したこと”はないですか？
ちなみに、勉強ならまだ間に合いますよ！
現在、個別指導Ｗａｍ日下校では冬期講習会を実施していますので、12/31まで教室を開けています！ドシドシお越しください！
さて、今回は、何かと夜更かししがちな年末年始ということで、「一夜漬け」勉強法についてお話したいと思います。
これを読んでいるアナタ！
気がつけば試験前日…。とにかく「一夜漬け」でもやるしかない…。そう思って、徹夜して必死で勉強した体験はありませんか？
また、「どうせ早く勉強しても忘れるから…」と、最初から「一夜漬け」するつもりで、直前まで勉強しないヒトではないですか？
さて、この試験直前に一気に詰め込む「一夜漬け」勉強法。実際に効果的なのでしょうか？
確かに「一夜漬け」はせっぱ詰まっているので、集中して長時間勉強しやすく、「勉強したぞ！」という満足感は高いです。
また、「勉強したばかりなので覚えているだろう」という期待感もあります。
だからこそ、邪道とは思いながらも頼る人が多いわけです。
ただし、この満足感や期待感。残念ながら、実際に試験の結果にそのまま結びつくものではないのです。
集中して長時間行った勉強のことを、学習理論でいうと、これは「集中学習」と呼ばれます。
実験の結果、一定の間隔を空けて勉強する「分散学習」のほうが「集中学習」より効果的なことがわかっています。
つまり、短い時間でもいいので、もっと前から勉強していたほうが実は効果が高い！ということなのです。
そして、試験直前ほど忘れにくいと思うかもしれませんが、確かに、記憶は時間が経てば経つほど忘れていくことがわかっています。
ただし、ここで知ってもらいたい重要なことがあります。
それは忘れていくスピードです。
以前のブログでも書きましたが、実は覚えた直後ほど、忘れるスピードが早いのです。
このため、一夜漬けは期待するほど効果がないことがわかります。
このように、実は一夜漬けによる満足感や期待感ほど、実際の学習には結びついてなく、一夜漬け効果に高得点の幻想を抱いている危険性があるのです。
さらにもう1つ、一夜漬けをする人が見落としていることがあります。
それは睡眠です。
寝不足よりもよく寝た状態で試験に臨むのがいいことはもちろんですが、実は「睡眠そのものが勉強」であり、一夜漬けによってその時間が失われています。
あなたが寝ている間、実は脳は寝ていません。
過去の記憶を呼び覚まし、新しく経験したことと照らし合わせて、取捨選択したうえで長期記憶として蓄えているのです。
つまり、睡眠時間を削って勉強することは、勉強時間を増やすというプラス効果はあるのですが、情報を整理して記憶する時間を奪うというマイナス効果もあるのです。
一夜漬けをしようかどうかを考える際に、ここまで説明した以下の３点は必ず思い出してください。
① 集中学習よりも分散学習の学習効果が高い
② 覚えた直後ほど急激に忘れる
③ 寝ている間に脳は情報を整理・記憶している
この３点をおさえておけば、「一夜漬け」だけに頼ろうとしなくなるでしょう。
ただし、それでも「一夜漬け」をせざるを得ないことがあるかもしれませんし、試験前日に勉強することは重要です。
そんな方に、最後に『効果的な一夜漬け』にするポイントをご紹介します！
このポイントをおさえれば、サッと勉強して、グンと効果を発揮する勉強ができますよ！
・新しいものに手を出したくなるのをこらえて、これまで少しでも勉強してきたことを復習する
・睡眠時間を確保するため、勉強しようと思っていた範囲をあえて半分に絞る
・夜はできるだけ早く寝て、朝、少しでも早く起きる
・試験当日朝に、前日の夜に勉強したところを再度復習する
でも、一夜漬けに頼らず、早期に学習スケジュールを立て、毎日学習する習慣を身に付けることが地道ながらも確実な成績アップへの道筋です！それだけは忘れないでください！
勉強に対しての努力は、必ずよい結果となって帰ってきます！
そして、それは早く始めるほど大きく帰ってきます！
自分自身のために、Ｗａｍでいまから始めてみませんか？
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