「高校受験当日の持ち物って、受験票と筆記用具くらい用意しておけば大丈夫」と思っていませんか? 実際に準備を始めてみると、専用の時計や上履き、当日の交通費や防寒具まで、確認すべきアイテムは意外と多いものです。
しかも忘れ物への不安は、当日の集中力をじわじわと削ってしまいます。「あれを持ってくるのを忘れてしまった」と気にしながら問題を解いても、本来の力は出しきれません。
この記事では、高校受験の当日に必要な持ち物を「絶対に忘れてはいけない必須アイテム」と「あると安心なアイテム」の2つに分けてチェックリスト化しました。さらに、見落としやすい時計の選び方や前日準備のコツまでまとめています。読み終えるころには、当日の準備に確固たる安心感を持って、本番を落ち着いて迎えられるはずです。
なお、持ち物の細かい規定は学校ごとに異なります。この記事は一般的な準備の目安としてご活用いただき、最終的には必ず志望校の募集要項(受験案内)を確認してください。
Contents
忘れ物ひとつが、当日の実力に影響する理由
高校受験は、これまで積み重ねてきた学習の成果を発揮する場です。しかし当日の持ち物準備を軽く見てしまうと、その成果を出しきれないことがあります。
理由はシンプルで、忘れ物に気づいた瞬間に「焦り」が生まれるからです。たとえば消しゴムが1個しかなく、試験中に床へ落としてしまった場合、自力で拾うことはできず、手を挙げて試験監督に拾ってもらう必要があります。その手助けを待つ間のタイムロスや動揺は、試験全体の集中力を乱し、次の科目まで尾を引いてしまうかもしれません。
だからこそ、持ち物は「当日の朝に慌てて詰める」のではなく、前日までにリストで一つずつ確認しておくことが大切です。準備が万全だという安心感そのものが、平常心で試験に臨むための土台になります。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
持ち物は「必須」と「予備」をセットで考えると、当日の不安がぐっと減ります。
なぜなら、多くの受験生がつまずくのは「持ってきたけれど1個しかなかった」という場面だからです。鉛筆や消しゴムは落としたり折れたりすることを前提に、少し多めに用意しておく。この小さな備えが、試験中の落ち着きにつながります。
【必須】絶対に忘れてはいけない持ち物チェックリスト
まずは、これがないと受験そのものに支障が出る「必須アイテム」です。前日の夜にカバンへ入れ、朝にもう一度指さし確認しましょう。

受験票
これがなければ始まりません。前日の夜にカバンへ入れたら、当日の朝にも「確実に入っているか」を目で見て確かめましょう。万が一、家を出たあとに忘れたことに気づいた場合に備え、自宅を出る前に受験番号や集合時間をスマートフォンで撮影しておくと、移動中に確認できて安心です(※試験会場内ではスマートフォンの電源を必ず切りましょう)。
筆記用具
鉛筆やシャープペンシルは複数本、消しゴムは2個以上用意しましょう。特にマークシート方式の試験では、シャープペンシルだとマークの読み取りエラーが起きる恐れがあるため、濃いめ(HBやB)で、 和歌・格言・英単語などの印字がない無地の鉛筆を準備するのが基本です。また、定規やコンパスの持ち込み可否も学校ごとに異なるため、必ず募集要項の指示に従ってください。
時計
通信機能や計算機能がなく、アラーム設定を解除したシンプルな腕時計を用意しましょう。会場で時間配分を正しく把握するために必須のアイテムです(※詳しい選び方や注意点は後述)。
交通費(お金)
往復の交通費に加え、ICカードのトラブルや非常時に備えて予備の現金(千円札や硬貨)を持っておきましょう。ICカードを利用する場合も、前日までに必ず十分な残高をチャージしておきます。
上履き・靴袋
会場によっては上履き(または体育館シューズ)が必要です。「上履き持参」と記載されているか事前に募集要項で確認し、自分が履いていった外履きが入る大きめで丈夫な靴袋(ビニール袋等)も忘れずにセットで用意しておきましょう。
ハンカチ・ティッシュ
身だしなみや衛生面はもちろん、万が一試験室内で飲み物をこぼした際や、急な体調変化(鼻水・手汗など)の際にも必須です。ポケットに入れてすぐに取り出せるようにしておきましょう。
受験案内・会場の地図
集合時間や緊急連絡先、会場内の教室配置などが記載されています。スマートフォンの画面だけに頼らず、紙に印刷したものをカバンに入れておくと、万が一スマホが使えない状況でも慌てずに対応できます。
【あると安心】持っていくと当日に差がつくアイテム
必須ではないものの、あると当日の不安やトラブルに落ち着いて対応できるのが「安心アイテム」です。カバンの余裕と相談しながら、必要なものを選びましょう。
| 持ち物 | あると助かる場面 |
|---|---|
| 予備の文房具 | 鉛筆が折れた、消しゴムを落としたとき |
| 防寒具・カイロ | 教室が寒い、待ち時間が長いとき |
| お弁当・飲み物 | 午後まで試験がある、昼食場所が近くにないとき |
| 常備薬・絆創膏 | 頭痛や腹痛、靴ずれが起きたとき |
| 折りたたみ傘・雨具 | 当日が雨や雪の予報のとき |
| まとめノート・単語帳 | 休み時間に要点を見直したいとき |
| 予備のマスク・除菌シート | 体調管理と衛生対策 |
| お守り・応援グッズ | 気持ちを落ち着けたいとき |
- 防寒具・カイロ:試験会場の室温は事前にはわかりません。着脱で調整できる上着や、貼らないタイプのカイロがあると、寒さで手がかじかむのを防げます。逆に暑い場合もあるため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。
- お弁当・飲み物:午後まで試験がある場合は、昼食と飲み物をあらかじめ持参するのが鉄則です。試験当日は敷地外への買出しが禁止されている会場がほとんどのため、「途中で買えばいい」と考えず、前日までに準備するか当日の朝必ず購入して持参しましょう。飲み物は倒れてもこぼれないフタ付きの水筒やペットボトルが安心です。
- まとめノート・単語帳:休み時間に分厚い参考書を広げると、かえって焦りにつながることがあります。これまで使い込んだ「要点だけをまとめた1冊」に絞っておくと、短い時間でも効率よく気持ちを整えられます。
- お守り・応援グッズ:気持ちの支えになるものを一つ持っておくと、緊張がやわらぐことがあります。ただし試験机の上に置けるものは限られるため、カバンにしまっておきましょう。

見落としやすい注意点|時計・スマホ・服装のポイント
持ち物リストがそろっても、細かなルールを見落とすと当日に困ることがあります。特に間違えやすい3点を確認しておきましょう。
時計は「シンプルなもの」を選ぶ
腕時計は、時間配分をつかむうえで頼りになる持ち物です。ただし選び方には注意が必要です。多くの試験会場では、通信機能・計算機能・辞書機能などが付いた時計や、スマートウォッチは使用が認められていません。アラーム音が鳴る設定は必ず解除しておきましょう。試験中に音や振動が鳴ると、周囲への迷惑になるだけでなく、不正行為とみなされて失格や減点対象となる危険があります。
安心なのは、時刻表示だけのシンプルなアナログ時計やデジタル時計です。また、会場によっては教室に時計がないこともあるため、腕時計があれば落ち着いて時間を確認できます。細かい規定は学校ごとに違うため、必ず募集要項で確認してください。

スマートフォンの扱いを確認しておく
試験中はスマートフォンの電源を切り、カバンへしまうのが基本ルールです。ここで注意したいのが、「電源OFF時でも鳴る設定になっているアラーム」です。あらかじめアラーム設定をすべて解除したうえで電源を切り、誤作動を防ぎましょう。当然ながら、時計代わりに机の上へ置くことは認められません。会場での具体的な扱いは、当日の案内や募集要項の指示に従ってください。
服装は「調整しやすさ」を優先する
制服がある学校の受験では制服を着るのが基本ですが、私服で受験する場合もあります。服装は脱ぎ着しやすい羽織もの(カーディガンや前開きセーターなど)が適しています。
なお、英単語や格言などがプリントされた服は「カンニング対策」として禁止されている場合が多く、フード付きのパーカーも着脱の扱いから不可とされることがあります。無地を中心としたシンプルな服装を選ぶのが最も安全です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
前日の夜に「持ち物を一度カバンから全部出して、リストを見ながら詰め直す」時間をつくりましょう。
なぜなら、頭の中だけで「入れたはず」と思い込むと、当日に限って抜けが起きやすいからです。指さし確認をしながら詰め直すと、準備漏れに気づけるだけでなく、「準備は万全だ」という安心感が生まれ、ぐっすり眠って本番を迎えられます。
よくある質問(FAQ)
Q. 筆記用具は鉛筆とシャープペンシルのどちらを使えばいいですか?
A. マークシート方式の試験では、シャープペンシルだと芯の細さや筆圧によって機械の読み取りエラーが起きる恐れがあるため、HBやBの無地鉛筆を使用するのが確実です。また、英単語や和歌・格言などが印字された文房具は使用禁止とされる場合が多いため、無地のものを準備しておくと安心です。最終的には志望校の募集要項の指示に従い、鉛筆・消しゴムともに予備も含めて多めに用意しておきましょう。
Q. スマートウォッチを時計代わりに使ってもいいですか?
A. 通信機能などが付いた時計やスマートウォッチは、使用が認められていない会場が多いです。時刻表示だけのシンプルな腕時計を用意するのが確実です。規定は学校ごとに異なるため、募集要項で確認しましょう。
Q. お弁当は必ず必要ですか?
A. 試験が午前で終わる場合は不要なこともあります。午後まで続く場合や会場周辺にお店が少ない場合は、用意しておくと落ち着いて過ごせます。試験時間は募集要項で確認できます。
Q. 受験票を忘れてしまったらどうなりますか?
A. 忘れてしまっても絶対にパニックにならず、すぐに会場の「試験本部」や「総合受付」へ向かい、係員に申し出てください。ほとんどの会場では、本人確認のうえで「仮受験票」を発行してもらい、そのまま受験できる体制が整えられています。とはいえ、手続きに時間がかかり動揺の原因にもなるため、前日の準備と朝の指さし確認を徹底しておきましょう。
Q. 持ち物はいつ準備すればいいですか?
A. 遅くとも前日の夜までにそろえておくのがおすすめです。当日の朝は交通機関の遅れなど予想外のことも起こりがちなので、前夜にカバンへ詰め、朝は最終確認だけで済む状態にしておくと安心です。
まとめ|万全の準備が、当日の落ち着きにつながる
高校受験の持ち物は、「必須アイテム」と「あると安心なアイテム」に分けて、前日までにリストで確認するのが安心への近道です。特に受験票・筆記用具・時計・交通費・上履きは、忘れると当日の集中力や試験進行に大きく影響します。時計はアラームや通信・計算機能が付いていないシンプルなものを選び、細かな規定は必ず志望校の募集要項で確認しておきましょう。
準備が万全であるという安心感は、緊張しやすい本番で平常心を保つための大きな支えになります。これまで積み重ねてきた努力を当日しっかり発揮できるよう、落ち着いて最終確認を進めてください。
もし「試験直前の時期をどう過ごせばいいか」「高校受験当日に力を出しきるための勉強の仕上げ方を相談したい」と感じたら、一人で抱え込まずに周囲のサポートを頼ってください。
個別指導WAMでは、一人ひとりの現状や志望校に合わせて、直前期の学習計画から当日に向けたメンタルケアまで、講師陣が親身にサポートしています。不安なことがあれば、無料の学習相談や体験授業で気軽に相談してみてください。あなたが自信を持って本番に臨めるよう、全力で応援しています。
