部活が終わってクタクタになり、家に帰るのは19時過ぎ。
ご飯を食べてお風呂に入ったら、もう21時。「さあ勉強だ」なんて言われても、正直眠くて頭に入らないし、体力も限界。
それなのに、テストの点数が少し下がっただけで、親からはこんなことを言われて焦っていませんか?
「次のテストも悪かったら、スマホ没収するからね」
「もう塾に行かせるよ(あの大手集団塾に!)」
これはキツい。「時間がないから勉強できないのに、結果が出ないからもっと時間を奪われる」という悪循環です。でも、自分を責めないでください。悪いのは君の頭ではなく、「やり方」を知らなかっただけなのですから。
安心してください。成績が良いあいつは、隠れてガリガリ勉強しているわけじゃありません。「脳の仕組み」をうまく利用して、みんなより短い時間で効率よく点数を取っているだけなのです。
この記事では、机に向かう時間を1秒も増やさずに、成績を上げるための「科学的な裏ワザ(アクティブリコール・分散学習)」を、個別指導のプロがこっそり教えます。これを知れば、君は「努力量」の呪縛から解放されます。
Contents
「勉強時間=成績」は大嘘。伸びない原因は「作業」にある
「成績を上げたければ、もっと机に向かう時間を増やせ」
先生や親によく言われる言葉ですが、実はこの「勉強時間を増やせば成績が上がる」という思い込みが最大の罠です。
ベネッセ教育総合研究所などの調査データを見ても、「成績上位層の一部は、実は学習時間が短い」という事実があります。彼らはサボっているわけではありません。勉強の「質」が圧倒的に違うのです。
君はテスト勉強の時、こんなことをしていませんか?
- 教科書の重要なところにマーカーを引く
- きれいなノートにまとめ直す
- 教科書をボーッと何度も読む
はっきり言います。脳科学的に見ると、これらは「勉強」ではなく、ただの「作業」です。
脳は「楽」をしたがる臓器です。教科書を眺めている(再読している)時、脳は「ふむふむ、わかった」と流しているだけで、実は情報を定着させようと働いていません。
だから、何時間かけても翌日には忘れてしまうのです。
これまでの君が結果を出せなかったのは、君に才能がないからではありません。
「脳に汗をかかせない作業」に時間を浪費していたからです。
ここからは、その無駄な時間をバッサリ削って、本当の「攻略」に切り替えましょう。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 「教科書を読む」「ノートをまとめる」時間を、今の半分以下に減らしてください。
なぜなら、多くの生徒が「きれいにまとめること」で満足してしまい、そこで力尽きてしまうからです。勉強の本質は「頭に入れること」ではなく「頭から出すこと」にあります。インプットよりアウトプットに時間を割きましょう。
【科学的攻略法①】最強の時短術「アクティブリコール」とは?
では、具体的に何をすればいいのか。
世界中の科学論文で「最も効率が良い」と証明されている最強のメソッドが、「アクティブリコール(Active Recall)」です。
日本語にすると「能動的な想起」。簡単に言えば、「思い出す」ことです。
「再読」vs「想起」:脳内で起きていること
多くの人がやりがちな「教科書の再読(Reading)」と、この「アクティブリコール(Recall)」は、脳への負荷において対立関係にあります。
- 再読(Reading): 情報が目の前にあるので、脳はサボる。「知ってるつもり」になる。記憶定着率は低い。
- 想起(Recall): 情報がない状態で「えーっと、なんだっけ?」と脳を絞る。この「思い出そうとして脳に負荷がかかった瞬間」に、脳内の神経回路が太く強化されます。
科学誌『Science』に掲載された研究でも、テキストを単に読み返したグループよりも、テスト形式で思い出す作業をしたグループの方が、圧倒的に記憶の定着率が高かったことが証明されています。
今日から机の上でやるべきことは、これだけです。
教科書を読んだら、すぐに閉じる。そして「さっきの太字の単語、なんだっけ?」と自分にクイズを出す。
この「クイズ化」こそが、短時間で点数を盗み取る最大の近道です。
【科学的攻略法②】「忘れる」を味方につける「分散学習」
次に、テスト勉強のスケジュール戦略について話します。
部活が休みの日にまとめてやろうとしたり、テスト前日に一夜漬けをしていませんか?
残念ながら、「一夜漬け(集中学習)」と「長期記憶(定着)」は対立関係にあり、一夜漬けした知識はすぐに消えてしまいます。
人間の脳は「忘れる」ようにできています。エビングハウスの忘却曲線が示す通り、覚えたことは1時間後には半分以上忘れてしまうのです。しかし、この「忘れる性質」を逆手に取る方法があります。それが「分散学習(Spaced Repetition)」です。
「忘れた頃」が最強のタイミング
同じ30分勉強するなら、一気に30分やるのではなく、「10分×3回」に分けた方が、記憶は圧倒的に定着します。
- 1回目(今日): 学ぶ。
- 2回目(明日): 「あれ、なんだっけ?」と思い出しながら復習する。(ここで記憶が強固になる)
- 3回目(1週間後): もう一度復習する。(これで長期記憶に送られる)
重要なのは、「忘れかけた頃」に復習することです。
「忘れてしまった」と落ち込む必要はありません。忘れることは脳の正常な機能であり、それを思い出そうとするプロセス(アクティブリコール)こそが勉強だからです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 「完璧主義」を捨ててください。1回で覚えようとするのは不可能です。
なぜなら、脳は何度も出会う情報だけを「重要」と判断するからです。「どうせ忘れるから、また明日会おう」くらいの軽い気持ちで、回数を重ねる戦略に切り替えましょう。
部活生専用!「机に向かわない」隙間時間ハッキング術
ここまで読んだ君はこう思うかもしれません。「やり方はわかったけど、そもそもその時間を取るのが難しいんだよ!」と。
わかります。だからこそ、部活生の君には「机に向かわない勉強」を提案します。
生活の中にある「隙間時間」をハッキングして、そこを「クイズ会場」に変えてしまうのです。
1. 通学中・信号待ち(1分〜)
スマホを取り出す前に、1分だけ「昨日の数学の公式、何だったっけ?」と思い出してください。教科書を開く必要はありません。脳内で検索するだけで、十分なアクティブリコールになります。
2. お風呂・トイレ(5分〜)
防水の単語帳や、クリアファイルに入れたプリントを1枚だけ持ち込みます。「この1枚を覚えるまで出ない」と決めると、驚くほどの集中力が生まれます。
3. 寝る前のゴールデンタイム(5分〜)
ここが最重要です。脳の「海馬」という部位は、睡眠中にその日の記憶を整理し、定着させる働きを持っています。
つまり、「寝る直前に入れた情報」は、海馬によって優先的に処理されやすいのです。
寝る前の5分だけは、暗記モノ(英単語や漢字)を詰め込んで、すぐに寝てください。寝ている間に、脳が勝手に復習してくれます。
4. テレビのCM中(15秒〜)
テレビを見ても構いません。ただし、CMに入ったら「さっき解いた問題の解法」を空中に指で書いてみてください(空書き)。
CMが終わったらリラックス。このメリハリが集中力を生みます。
Q&A:音楽は?睡眠は? よくある疑問を脳科学で論破
最後に、WAMの生徒からよく受ける質問に、脳科学の視点からズバリ答えます。
Q. 音楽を聴きながら勉強してもいいですか?
A. 基本的にはNGです。特にJ-POPなどの「歌詞がある曲」は避けましょう。
脳の言語野が歌詞の処理に使われてしまい、勉強内容(言語情報)と干渉して効率が激減します。
どうしても音が欲しい場合は、歌詞のない「環境音」や「ローファイ・ヒップホップ」などを小さく流す程度に留めましょう。無音が最強です。
Q. テスト前は徹夜したほうがいいですか?
A. 絶対にNGです。それは「保存ボタンを押さずにパソコンの電源を切る」ような行為です。
先ほど説明した通り、睡眠と海馬は協力関係にあり、寝ている間に記憶が定着します。徹夜をすると記憶が定着しないばかりか、翌日の集中力も低下し、ケアレスミスを連発します。
どんなに不安でも、6時間は寝る勇気を持ってください。それが「点数を取る」ための戦略です。
君の努力を「結果」に変えるために
効率の良い勉強法とは、決して「楽をしてサボること」ではありません。
「脳の仕組みに逆らわず、理にかなった努力をすること」です。
- 読むより「思い出す(アクティブリコール)」
- 一気にやらず「分散する(分散学習)」
- 隙間時間と睡眠を味方につける
これを知った君は、もう「やり方がわからない」と悩む必要はありません。まずは今日の帰り道、お風呂の中で、一つでもいいから「思い出す」ことを始めてみてください。
「とはいえ、自分一人で『分散学習』のスケジュールを管理するのは難しい」
「どのタイミングで復習すればいいのかわからない」
もしそう感じたら、私たち個別指導WAMを頼ってください。
WAMでは、AIとプロのコーチが君の記憶定着度を分析し、「忘れかけた絶妙なタイミング」で復習問題を出す『君専用のカリキュラム』を作成します。
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