「学校で小論文の課題が出たけれど、原稿用紙を前にして1行も書けない…」
「何を書けばいいかわからず、時間だけが過ぎていく。締め切りは明日なのに…」
そんな焦りを感じて、スマホを握りしめていませんか?
安心してください。断言しますが、小論文に「文才」や「センス」は一切不要です。
あなたが今書けないのは、能力がないからではありません。
情報を流し込むための「型(テンプレート)」を知らないだけなのです。小論文は「文学」ではなく、パーツを組み立てる「建築」と同じです。
設計図さえあれば、誰でも合格ラインの文章は必ず組み立てられます。
この記事では、個別指導塾WAMが実際の受験指導で使っている「思考停止でも構成が決まる3つの箱」を公開します。
これを読み終わる頃には、あなたの目の前の真っ白な原稿用紙は、合格レベルの文章で埋まっているはずです。
Contents
なぜ書けない?原因は「作文」と「小論文」の混同にあり
まず、あなたがペンを持った瞬間にフリーズしてしまう最大の原因を取り除きましょう。それは、中学校まで書いてきた「作文」の頭で、「小論文」を書こうとしていることです。
作文と小論文は、全く別の競技です。
サッカーのルールで野球をしようとしても上手くいかないのと同じで、作文のルールで小論文を書こうとすれば、必ず失敗します。
採点官はあなたの「感動体験」を求めていない
この2つの決定的な違いを理解してください。
- 作文(感想文): あなたの「体験」と、それに対する「感情(うれしかった、悲しかった)」を書くもの。ゴールは読み手の「共感」です。
- 小論文(論理的文章): 与えられた「課題」に対する「意見(私はこう考える)」と、その「根拠(なぜなら)」を書くもの。ゴールは読み手の「説得」です。
多くの高校生が、「上手いことを書いて感動させよう」とか、「起承転結でドラマチックに書こう」として自滅します。
しかし、大学入試や課題の採点官は、あなたの文学的な表現力など見ていません。彼らが見ているのは、「問われたことに論理的に答えているか」という一点のみです。
つまり、「面白み」なんてなくていいのです。「正しい論理」さえあれば、B判定(合格ライン)は確実に取れます。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 今すぐ「起承転結」を忘れてください。
なぜなら、この構成は論理が飛躍しやすく、小論文初心者が使うと9割方失敗するからです。
「転」で話を広げすぎて収拾がつかなくなり、論理的な整合性が失われて結論が迷子になるのが典型的な負けパターンです。
小論文に必要なのはドラマではなく、淡々とした論理の積み上げです。
【保存版】穴埋めするだけ!合格小論文を作る「3つの箱」
では、どう書けばいいのでしょうか?
答えはシンプルです。「序論」「本論」「結論」という3つの箱を用意し、そこに決められた情報を放り込むだけです。
この「3つの箱(サンドイッチ型構成)」こそが、合格ラインを確保するための最強の公式です。
箱1:序論(全体の10%)
役割:結論の提示
書き出しの1行目で悩む必要はありません。設問に対する答えをズバリ宣言してください。
- キラーフレーズ(定型文):
- 「私は、〇〇という意見に賛成である。」
- 「結論から述べると、〇〇が必要だと考える。」
箱2:本論(全体の80%)
役割:理由と根拠
なぜそう考えたのか、理由を説明します。ここが点数の稼ぎどころです。
- キラーフレーズ(定型文):
- 「その理由は2つある。第一に~。」
- 「確かに、〇〇という意見もある。しかし~。」(←反対意見に配慮するテクニック)
箱3:結論(全体の10%)
役割:まとめ(再主張)
最後にもう一度、ダメ押しで主張を繰り返します。
- キラーフレーズ(定型文):
- 「以上の理由から、私は〇〇であると結論づける。」
この「3つの箱」の比率と役割さえ守れば、内容が多少稚拙でも、構造点として一定の評価が得られます。
実践!評価される小論文を書く「3ステップ」
型がわかったところで、実際に書いてみましょう。ここでも重要なルールがあります。
それは、「いきなり原稿用紙に書き始めないこと」です。
Step 1:設問解読(敵を知る)
まず、問題文をよく読みます。「何を聞かれているのか?」を特定してください。
- 賛成か反対か?
- 原因と対策か?
- 要約か?
ここがズレると、どんなに立派な文章を書いても0点になります。
Step 2:構成メモ(プロット)の作成【最重要】
構成メモの作成こそが、小論文の合否を分ける勝負の分かれ目です。試験時間の最初の20%(60分なら10〜15分)は、絶対に原稿用紙に触らず、計算用紙で「構成メモ」を作る時間に充ててください。
構成メモと時間短縮の関係性は非常に密接です。
「時間が足りないからすぐに書き始めたい」という気持ちはわかります。
しかし、見切り発車で書き始めると、途中で「あ、論理が破綻した」「文字数が足りない」と気づき、全部消して書き直すことになります。
これこそが時間切れの元凶です。急がば回れ。メモが完成した時点で、勝負の8割は決まっています。
先ほどの「3つの箱」をメモ用紙に書き、箇条書きでネタを埋めていきましょう。
Step 3:執筆(肉付け)
メモができたら、あとはそれを文章にするだけです。この段階で新しいことを考える必要はありません。
本論を膨らませる際は、PREP法(Point:結論 → Reason:理由 → Example:具体例 → Point:結論)を意識するとスムーズに書けます。
特に「具体例(Example)」は文字数稼ぎの強い味方です。
例えば「部活動でチームワークの大切さを学んだ経験」や「ニュースで見た環境問題」など、自分の体験談や知識を具体的に描写することで、説得力が増し、指定文字数も埋まりやすくなります。
提出前5分で救済!減点を防ぐ「セルフチェックリスト」
書き終わったら、最後に必ず見直しをしてください。内容が良くても、基本的なルール違反があると機械的に減点されます。
逆に言えば、ここさえ守ればD判定(足切り)は回避できます。
以下のチェックリストを使って、提出前の5分でミスを撲滅しましょう。
📊 減点回避!5分セルフチェックリスト
| チェック項目 | 具体的なNG例 | 修正後のOK例 |
|---|---|---|
| 文末は「だ・である」か? | 私は思います。~でしょう。 | 私は考える。~であろう。 |
| 一人称は「私」か? | 僕、自分、オレ、あたし | 私、筆者 |
| 話し言葉を使っていないか? | やっぱり、でも、超、~みたいな | やはり、しかし、非常に、~のような |
| ら抜き言葉はないか? | 見れる、食べれる | 見られる、食べられる |
| 一文が長すぎないか? | ~であり、~なのだが、~ので… | ~である。しかし~だ。 |
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 「だ・である」と「です・ます」の混在(敬体常体混用)だけは絶対に見逃さないでください。
なぜなら、これは採点官に「文章の基本がなっていない」と判断され、内容を読む前に低評価を下される致命的なミスだからです。
特に、具体例を書くときに感情が乗ってしまい、「~だと思いました」と書いてしまうミスが多発します。文末だけを指差し確認するだけでも、リスクは激減します。
よくある質問(FAQ)
最後に、WAMの教室で生徒からよく相談される悩みにお答えします。
Q. どうしても指定の文字数が埋まりません…
A. 「具体例」を詳しく描写しましょう。「例えば~」という言葉を使い、その事象を5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)で具体的に説明してください。
それだけで数行は稼げます。それでも足りなければ、本論の「理由」をもう一つ増やせないか検討しましょう。
Q. 反対意見や反論が思いつきません。
A. 無理に「確かに~(譲歩)」のテクニックを使わなくて大丈夫です。反対意見への配慮は加点要素ですが、必須ではありません。
無理に書いて論理が崩れるくらいなら、自分の主張の「理由」を深く掘り下げることに集中してください。
Q. 字が汚くても合格できますか?
A. 読める字であれば減点はされません。しかし、採点官も人間です。乱雑な字は「読む気を削ぐ」要因になり、印象が悪くなります。
上手くなくてもいいので、濃い鉛筆(HB以上)で、大きく丁寧に書くことを心がけてください。
まとめ:小論文は「習うより慣れよ」。まずは型通りに書いてみよう
小論文にセンスは不要です。今日お伝えした「序論・本論・結論の3つの箱」という型さえあれば、誰でも合格ラインの文章は書けます。
「何を書けばいいかわからない」というパニック状態から、「まずは箱を埋めてみよう」という前向きな気持ちに変わりましたか?
もしそうなら、今すぐペンを持って、構成メモを作り始めてください。最初の一歩を踏み出せば、あとは驚くほどスムーズに進むはずです。
「書いてみたけれど、これで合っているか不安…」
「自分の志望校の傾向に合わせて対策したい」
そんな時は、ぜひ個別指導塾WAMを頼ってください。
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