2014.02.05
高等部便りその16
こんばんは。和歌山エリア河西貴志高等部からです。 さて、本日にて国公立大の個別試験の出願も締切になりました。センター試験でうまくいかなかった人も、最後まで諦めることなく取り組んでほしいと思います。私立大でも近畿大のA日程が終了し、関関同立大の入試が既に始まっています。空いた時間で手に馴染んでいる信頼できる参考書を再度見直しておきたいところです。 受験生はなかなか辛いと思うのですが、それを終了すればそこそこ楽しい生活が待っています。僕たちは来年も同じことを繰り返しますし、受験から解放されることはありませんからね(笑)。高校生には戻りたくねえなと思う一方で、少し羨ましく思うときがあります。 他愛も
2014.01.16
高等部便りその15
こんばんは。 今週よりセンター試験となります。過去問や類似問題はもう既にやっていると思いますが、再度間違いの頻度が高い部分は見直しておきたいですね。人によってそのパターンは違うと思いますが、自分で解決できない箇所は教室にきて解決してくださいね。 こういう直前期ほど個別指導というスタイルがうってつけであり、最初の勉強スタイルの確立時期と直前までの2~3ヶ月ほどが個別指導が一番妙技を発揮できるときかなと思われます。 あと、終了後も私大の一般入試や二次試験が始まりますし、むしろこちらが本番ですから、すぐに以前の勉強内容を取り戻す必要がありますね。高等部でも数学の記述対策や英文和訳・和文英訳にも対応し
2014.01.02
新年を迎えて
明けましておめでとうございます。 和歌山エリア高等部は今日2日からスタートしています。高3受験生はこの期間に夜更かししたりして調子を崩さないようにしたいですね。たまに息抜きする必要もありますが、自分を律することが大事です。 さて、すでにセンター過去問には手をつけていると思いますが、解いていく際には1秒でも早く解くことを意識し、さらに答え合わせの中で知識の確認をしていきましょう。数年分もやれば設問と問題パターンに慣れてくるはずです。あと、本番さながらにマークシートを利用することもしておきましょう。意外と解答形式に慣れていない生徒も多いですから、是非実践してみてください。 それではよい新年を!
2013.12.31
高等部便りその14
「三四郎の目の前には、ありありとさっきの女の顔が見える。その顔と「ああああ……」と言った力のない声と、その二つの奥に潜んでおるべきはずの無残な運命とを、継ぎ合わして考えてみると、人生という丈夫そうな命の根が、知らぬまに、ゆるんで、いつでも暗闇へ浮き出してゆきそうに思われる。」(漱石「三四郎」) 今年も結末を迎えようとしています。和歌山エリアの河西貴志高等部からです。センター試験を年明けに控えた高校生は緊張状態にあるでしょうか。 さて、既にセンター過去問や予備校等のセンター直前パックなどで時間を計りながら、問題にあたっているかと思いますが、制限時間内に問題を解くということが大事です。当たり前のよ…
2013.12.10
高等部便りその13
It is only by the spear that smote you that the wound is healed.「お前を傷つけたその槍だけが傷を癒すことができる。」(Parsifal R・Wagner) こんばんは。和歌山エリア河西貴志(北)高等部からです。ワーグナーのオペラの英訳(の変形)からです。It is~thatの典型的な強調構文が使われていますよね。上記のように副詞(要素)をはさむ場合は強調構文と思って間違いありません。 先日、高校生が学校で使っているリーディングの教科書にコッポラのApocalypsis(邦題「地獄の黙示録」)のことが少し出てきて、高校生には何のこと…
2013.11.27
高等部便り12
和歌山エリアの高等部(河西貴志)からです。いよいよセンター試験まで50日となりました。日頃から生徒にもなるべくセンター過去問をやるようにいっていますが、着々と準備は進んでいるでしょうか。難関大志望者はともかく、中堅の地方国公立大志望者は、この12月・冬休み期間はセンター対策のみに特化するべきだと思われます。 センター特有の解答形式、分量に慣れるだけでも多少の時間はかかりますが、(そこそこの基礎学力があって)問題傾向やその特徴に習熟してくれば、数理科目等で大幅に点数を伸ばすことも可能だと思われます。 そして、過去問をやっていく際には、時間配分を考え、なるべく多く問題にあたっていくことも大事なので…
2013.11.16
高等部便りその11
I could not believe that the world was any more complicated than a structure of building blocks, nor that the so‐called “social community,” which I must presently enter, could be more dazzling than the world of fairy tales. 「私にはこの世界が積木の構築以上に複雑なものとは思えず、やがて私がそこへ行かねばならぬいわゆる社会が、お伽噺の世間以上に陸離たるものとは思えなかった。」…
2013.11.13
高等部便りその10
「私もまた、絵描きなのだ」(シャルル・ド・モンテスキュー) こんばんは。和歌山エリアの河西貴志高等部からです。冒頭にモンテスキューの言葉を掲げましたが、中学生くらいにもお馴染みですよね。彼は「法の精神」を執筆するのに20年かけたらしい。モンテスキューはこの中で歴史事例を研究しつつ、様々な政治技術を構想したようですが、みなさんご存知の「三権分立」もその一つです。イギリスの政治形態を考察する中で、少し触れられている程度ですけれど。 さて、急激に冷たくなりまして風邪が流行っていますね。教室でも咳やクシャミをしている生徒がチラホラです。昔から風邪をひくのは、緊張感が足りないせいだとか不衛生だからだとか…
2013.11.08
高等部便りその9
Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards. 「人生は後ろ向きにしか理解できないが、前を向いてしか生きられない。」 (S・キルケゴール) こんにちは。和歌山エリアの河西貴志高等部からです。上記の英文で助動詞canやmustが使われていますが、たいていの助動詞は推量の意味を持っています。canであれば一言でpossible、mustなら一定の事実からそう考えて当然というような具合です。だからcanを可能性推量、mustを確信推量と呼ぶことができるでしょう。 さて、この時期になると高3受験生は程度が違えど…
2013.10.31
高等部便りその8
高等部(和歌山エリアの河西貴志高等部)から補足です。少しだけ公募推薦入試で英語を受験するときの簡単な心得について話しておきましょう。 学校によっては、長文問題で「英問英答」タイプのところがあるかと思われます。この問題へのアプローチとしては、「英問」の箇所をパラグラフの読解に入る前に、頭に入れてしまうと設問への対処が大変スムーズになります。 というのも、「英問」部分はそれぞれのパラグラフの要約であったり、筆者のメイントピックを簡潔に述べているケースがあるからです。そして、何よりも設問に先に目を通しておけば、答えを探しつつ注意して読解するようになるからです。 既に実践している生徒もいると思われます