学生のみなさんへ。先生になりたい。警察官になりたい。
この2つ、どちらも立派な仕事です。ただ、同じ公務員でも、なり方は別物です。
そしてここが大事です。
日本の進路は、途中でやり直しができるように見えて、実際はやり直しコストが高い社会です。
時間とお金と年齢制限が、あとから効いてきます。
今日は、学校ではあまり教えてくれない形で、現実ベースで整理します。
中学校の先生
大学で教職課程を取り、教員免許状が必須です。高卒・中卒のままでは制度上スタートラインに立てません。文部科学省も、免許取得は教職課程の単位修得と申請が前提だと明示しています。 文部科学省
警察官
高卒枠でも受験できる一方で、筆記・面接・身体検査・体力検査でふるいにかけられます。例えば警視庁は視力や色覚などの検査、腕立て伏せやバーピーテスト等の体力検査が明記されています。 警視庁東京メトロポリタン
大阪府警でも高卒見込み枠の試験日程が具体的に出ていて、早い段階から勝負が始まります。 大阪府警察
1つ目、大学で免許を取る
2つ目、教員採用試験に受かる
免許がないと受験以前に詰みます。
だから先生志望は、進路選択が早い。これがリアルです。
中1〜中3
まずは内申と学力。高校受験で進学校に行けるほど、大学受験の選択肢も増えます。
ここでサボると、後で先生になりたいと思った瞬間に、取り返しのコストが跳ね上がります。
高校
文理は教科によるけど、どっちでも先生にはなれます。
ただし、国公立・私立問わず、教職課程が置ける大学に進む必要が出ます。免許が取れる大学の一覧も文科省が出しています。 文部科学省
大学
教職課程の単位取得+教育実習。ここは楽じゃないです。
サークルやバイトのノリで取れるものではなく、時間を持っていかれます。
大学3〜4年
教員採用試験。自治体で違いますが、東京では一次が7月に設定されるなど、早期化・前倒しも進んでいます。 東京教育委員会+1
自治体差はあるけど、核はだいたい同じです。
教職教養
教育法規、教育心理、学習指導要領系。暗記というより理解が必要。
一般教養
基礎学力+時事。広く浅くが地味にしんどい。
専門教養
自分の教科の深掘り。数学先生なら数学で殴り合いです。
面接・模擬授業
ここで落ちる人、普通にいます。知識だけでは通らない。
警察官は、高卒程度の枠がある。これは事実です。 警視庁東京メトロポリタン+1
でも、高卒で受ける人がラク、ではないです。
理由はシンプルで、警察は不採用にしないといけない職業だからです。
誰でも入れたら、組織が崩れる。だから試験が複合で、しかも厳しめです。
筆記
数的処理が強いです。算数パズル系。
国語の文章理解も多い。地頭と訓練がいる。
面接
志望動機の薄さ、生活のだらしなさ、軽い気持ち、全部見抜かれます。
警察は規律の仕事なので、ここは厳しい。
身体検査
視力、色覚、聴力、運動機能、血液検査などが具体的に書かれています。 警視庁東京メトロポリタン
体力検査
腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳びなど。 警視庁東京メトロポリタン
勉強できても体力で落ちます。普通にある話です。
中1〜中3
まずは生活。遅刻欠席の多さ、普段の態度、これが将来効きます。
警察は信用の職業なので、内申や生活面が軽く見られない世界です。
高校
高3で高卒枠受験が可能。大阪府警は高卒見込み枠向けの試験日程を明示しています。 大阪府警察
ここで受けて18〜19歳で進む人もいる。
大学経由
大卒枠で受験も可能。学歴で給料体系が変わる自治体もあります。
どっちが正解かは性格と戦略です。
教員は、民間への転職はできます。教育業界、研修職、塾、教材、広報など。
でも、いったん辞めてから公立教員へ戻るのは、採用試験をもう一回受ける必要が出ます。自治体差もあります。
ただ近年、年齢制限は緩和の流れがあります。教員採用試験の年齢制限が緩和・撤廃されてきたという動きは複数の受験情報でも整理されています。 アガルートアカデミー+1
つまり、先生は再チャレンジの余地が増えている。これは事実。
警察官は年齢上限があることが多いです。
一方で、上限年齢を引き上げる動きも実際に出ています。例えば千葉県警は上限引き上げを明記しています。 千葉県警察ホームページ
ただし、警察は体力・適性・規律がセットなので、民間→警察の再挑戦は、教員よりハードル高めになりやすいです。
人の成長を待てる
説明が苦じゃない
組織のルールの中で粘れる
勉強を続けられる。大学まで行く覚悟がある 文部科学省
体力を積む習慣がある
生活が整っている。遅刻しない
人前で受け答えができる
数的処理みたいな考える問題を避けない
公務員試験の問題集を今やる必要はありません。
でも、これだけは断言します。
数学は逃げない
警察で数的処理に直結します。先生になるなら教科次第でさらに深く必要になります。
国語の文章読解は最優先
面接でも作文でも、読む力・まとめる力が武器になります。
英語は最低限でいいから捨てない
先生なら必須、警察でも一般教養に絡む自治体があります。
生活習慣を整える
これ、試験科目じゃないのに合否を左右します。特に警察。
日本は、進路を早めに決めた人が圧倒的に強い社会です。
逆に、何も決めずに流されると、後で選べる仕事が減っていきます。
だから中学生の段階で、例えば公務員になりたい。学校の先生になりたい。警察官になりたい。とか。
興味があるかを一度ちゃんと考えてみましょう。
中学生の段階で、目標が決まればやる事が明確になります。
それは日本の社会のなかでは、希望の光になり得ます。
今の努力は、将来の自由のための保険になります。