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2025.12.20

大阪にある「公立」の中高一貫校のご紹介【水都国際中学・高等学校】

こんにちは、個別指導WAM上本町駅前校です。

最近、桃山学院中、近畿大学附属中に加え、水都国際中の生徒様が入塾されました。

私立だけでなく公立の中高一貫校の生徒が急激に増加しており、こちらとしても各学校の特色を知る必要があります。

今回は、水都国際中学・高校についてまとめてみました。

🌍 水都国際とは ― 公立×国際教育の新しいカタチ

大阪市住之江区にある 大阪府立水都国際中学校・高等学校 は、全国でも珍しい「公設民営」の中高一貫校で、大阪府と学校法人大阪YMCAが協力して運営されています。公立校の学費でありながら、国際教育や探究学習を重視した先進的なカリキュラムが特徴です。開校以来、地域や国際社会で活躍できるグローバル人材の育成を掲げており、国際バカロレア(IB)教育にも力を入れています。

📘 特色

  1. 国際バカロレア(IB)教育の導入
     高校2年次から 国際バカロレア・ディプロマプログラム(DP) が履修可能で、IB資格の取得を目指せる点が最大の特色です。IBは世界共通の教育プログラムで、批判的思考・探究学習・多文化理解などを重視。水都国際では英語と日本語のDual Languageで授業を行い、コミュニケーションやリサーチスキルの育成にもつなげています。公立としてIBコースが公費で学べるのは大きな強みです。

  2. 探究型学習・SDGs教育
     「課題探究型授業」や SDGs への取り組み(Suito Action Project)など、自分で課題を発見し解決策を考える学習活動が盛んです。これにより主体的な学びや社会への視点を育てています。

  3. グローバルな学習機会
     国内外の研修や国際交流の機会が提供され、生徒は海外の文化理解や実践的な英語運用能力を養うことができます。

🧭 コース説明(高校)

水都国際の高校は グローバル探究科 として、2年次から次の 3 コースに分かれます。

グローバルコミュニケーションコース
 国際社会で活躍するための実践的な英語コミュニケーション能力を育成。国内外大学進学を視野に入れた英語力の強化を図る文系重点型です。

グローバルサイエンスコース
 理系科目を中心に、英語での科学教育や STEM 的思考を育てます。データ分析や科学的な説明能力も重視され、国際的な科学教育を志向する生徒に適しています。

国際バカロレアコース(IBコース)
 国際バカロレア DP を履修し、IB フルディプロマ取得を目指します。高度な探究学習、プレゼンテーション、リサーチ活動などが特徴で、世界的に通用する学習経験を積むことができます。

🎓 進学先(海外・国内)

水都国際の卒業生は国内外の様々な進路に進んでいます。

📌 海外大学
 近年の進学実績では、30名以上が海外大学に合格しています。例として University College London(英国)・The University of Sydney(オーストラリア)・The University of Edinburgh(英国)・University of British Columbia(カナダ) など世界各地の大学への合格者が出ています(IB Diploma 取得者も含む)。

📌 国内の難関・有名大学
 早稲田大学や慶應義塾大学、国際基督教大学など難関私大の合格者が出ています。

また、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)や産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)等にも多くの合格者を輩出。

◎2025年度の合格実績(関関同立)

大学群 合格者数(速報値)
関西大学 21名
関西学院大学 11名
同志社大学 13名
立命館大学 7名
関関同立 計 52名

📌 国公立大学
 北海道大学や大阪教育大学、大阪公立大学、神戸市外国語大学など、国公立大進学例もあります。

このように、海外大学進学だけでなく、国内の難関大学進学も多様に実現しており、生徒の志望に応じた進路実現が目指せます。

😊 学校の雰囲気

水都国際は「自由で主体的な学び」を大切にする校風です。授業ではディスカッションやプレゼン、グループワークが多く、静かに机に向かうだけでなく、他者と意見交換しながら学ぶ姿勢が日常化しています。IB コース生だけでなく、他のコースの生徒も探究学習に取り組む環境があり、英語教育や国際交流への関心が高いのが特徴です。中高一貫という学びの連続性もあり、基礎から応用までじっくり力をつける雰囲気があります。

また、SDGs や地域課題への取り組みも活発で、生徒の主体性や協調性、国際感覚が日常的に育まれる学校です。

いかがでしょうか?

実際、数学・英語・理科は「英語」で授業をされるとのことです。しかしコースによっては「英語と日本語が半分ずつ使用される」「ほとんど日本語」という授業もあるようです。

また、学校自体は「受験!受験!」という雰囲気でもなく、「指定校推薦」や「総合型選抜」にて受験も目指されているようです。

詳しい内容は、直接聞いてみるのもいいかもですね。

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