こんにちは、初石駅前校です。
高校入試本番が刻一刻と近づいてきました。受験生も保護者の皆様も、期待と不安が入り混じった緊張感の中にいらっしゃることと思います。この直前期、多くの生徒が「もっと勉強しなければ」という焦りから深夜まで机に向かい、睡眠時間を削って過去問を解く姿が見受けられます。
しかし、塾長としてあえてお伝えしたいのは、入試直前期の「生活リズムの調整」は、1時間の猛勉強よりもはるかに価値があるということです。入試は朝から始まります。本番当日に実力を100%発揮できるかどうかは、脳が最高のパフォーマンスを出せる状態にあるかどうかにかかっています。流山市、柏市の受験生も、この生活リズム調整次第で本番の結果が大きく変わります。今回は、入試直前に親子で徹底したい生活リズム調整術をご紹介します。

まずは現在の生活リズムを確認しましょう。
□ 就寝時刻が22時から23時の間
24時以降に寝ている場合、朝の脳の覚醒が遅れます。
□ 起床時刻が6時から7時の間
8時以降に起きている場合、試験開始時に脳が寝ぼけた状態になります。
□ 就寝時刻と起床時刻が毎日同じ
土日に寝だめをすると、体内時計が乱れます。
□ 睡眠時間が7時間から8時間
6時間未満は睡眠不足、9時間以上は寝すぎで、どちらも集中力が低下します。
□ 毎朝必ず朝食を取っている
朝食を抜くと、午前中の試験で集中力が切れます。
□ ご飯やパンなど炭水化物を取っている
脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。
□ 朝食の時間が30分以上
よく噛むことで脳の血流が促進され、記憶力が高まります。
□ 朝食の内容がいつも同じ
食べ慣れたものが、心を落ち着かせます。
□ 寝る1時間前にはスマホを触らない
ブルーライトは睡眠を司るホルモンの分泌を抑制します。
□ 寝る直前まで勉強していない
脳が興奮状態のまま寝ると、睡眠の質が下がります。
□ 入浴は就寝の2時間前に済ませている
体温が下がるタイミングで眠気が来ます。
□ 寝室の温度と湿度が快適
室温18度から22度、湿度50%から60%が理想です。
段階的に生活リズムを調整していきましょう。
22時就寝、6時起床のリズムを確立します。
現在24時就寝・8時起床の人は、毎日15分ずつ前倒しにします。1日目は23時45分就寝・7時45分起床、2日目は23時30分就寝・7時30分起床という具合です。
一気に変えると体が対応できないため、徐々にシフトすることが重要です。
夕食の時間を早めにし、21時以降は家の照明を少し落とします。これにより自然と眠気が来やすくなります。
22時就寝、6時起床が自然にできる状態を作ります。
朝6時に起きたら、すぐにカーテンを開けて朝日を浴びます。朝日は体内時計をリセットし、脳を覚醒させる最強の方法です。
朝食後、軽い運動(ストレッチやラジオ体操)を5分行います。体を動かすことで、さらに脳が目覚めます。
いつも通りの時間に温かい朝食を用意します。ご飯と味噌汁が理想ですが、食べ慣れたものなら何でも構いません。
試験当日の予行演習として、同じスケジュールで過ごします。
6時起床、6時30分朝食、7時から午前の勉強、12時昼食、13時から午後の勉強、18時夕食、20時入浴、21時就寝準備、22時就寝。
勉強内容は新しい問題ではなく、今まで解いた問題の復習に留めます。「これができる」という自信を持たせることが目的です。
持ち物の最終確認を一緒に行います。受験票、筆記用具、腕時計、上履き、昼食、水筒、防寒具などをリストアップしてチェックします。
「明日が本番だから早く寝なさい」とは言わず、いつも通りの時間に「そろそろ休もうか」と声をかけます。
特別なことはせず、練習してきたリズムで過ごします。
6時起床後、すぐに朝日を浴び、軽いストレッチをします。朝食はいつも通りのものを、よく噛んで食べます。
出発の30分前に持ち物の最終確認をし、余裕を持って家を出ます。
「いつも通りにやれば大丈夫」「楽しんでおいで」と、力を抜かせる言葉をかけます。過度な励ましは逆効果です。
脳の働きには時間帯による得手不得手があります。
数学、理科(計算問題)、英語(長文読解)
人間の脳は、目覚めてから約3時間後にフル回転し始めます。午前9時頃から12時までが、1日で最も集中力と論理的思考力が高まる時間帯です。
複雑な計算や長文読解など、じっくり考える必要がある科目は午前に配置されることが多いため、この時間帯に脳が最高の状態にあることが重要です。
午前中は数学や理科の難問に挑戦します。夜に解けなかった問題は、翌朝の澄んだ脳で解く習慣をつけましょう。
社会、理科(暗記分野)、英語(単語・熟語)、国語(漢字・古文単語)
午後は論理的思考力がやや低下しますが、記憶の定着には適した時間帯です。繰り返し暗記する作業は、午後が効率的です。
午後は暗記科目を中心に取り組みます。単語カードを使った反復学習や、年表の確認など、手を動かしながら覚える作業が向いています。
その日学んだことの復習、ノートの整理
夜は新しい知識を吸収するよりも、その日学んだことを整理する時間に適しています。睡眠中に記憶が定着するため、寝る前の復習は非常に効果的です。
夜は新しい問題に手を出さず、その日に間違えた問題の解き直しや、弱点ノートの見直しに時間を使います。
22時以降は勉強を終え、リラックスタイムに充てます。
試験当日と同じスケジュールで1日を過ごしてみましょう。
目覚ましが鳴ったらすぐに起き、カーテンを開けて朝日を浴びます。顔を洗い、軽いストレッチをします。
ご飯と味噌汁など、いつも通りの朝食をよく噛んで食べます。食事時間は30分確保します。
新しい問題ではなく、復習や暗記事項の確認を30分程度行います。脳のウォーミングアップです。
実際の試験時間に合わせて、過去問を時間を測って解きます。国語なら50分、数学なら50分という具合です。
解き終わったら、10分間の休憩を取ります。トイレに行く、水分補給をするなど、本番と同じ行動をします。
次の科目の過去問を解きます。これを繰り返し、午前中に3教科分をシミュレーションします。
本番当日に持っていく予定のお弁当と同じようなものを食べます。食べ慣れたものが安心です。
食後、15分程度の仮眠を取ってもいいですが、30分以上寝ると午後の試験で頭がぼんやりするため注意が必要です。
午後の試験科目を、時間を測って解きます。社会や理科など、午後に配置される科目が多いです。
全ての模擬試験が終わったら、答え合わせをします。ただし、間違えた問題を深く掘り下げるのは翌日にします。
この日は「時間配分」「集中力の持続」「休憩のタイミング」など、本番の流れを体で覚えることが目的です。
各教科で、どの大問にどれくらい時間をかけるか、見直し時間は確保できるかを確認します。
トイレに行く、水分補給をする、軽いストレッチをするなど、自分なりのリフレッシュ方法を見つけます。
どの時間帯で集中力が最も高いか、逆にどこで疲れが出やすいかを把握します。
高校入試直前期の「生活リズムの調整」は、1時間の猛勉強よりもはるかに価値があります。入試は朝から始まるため、本番当日に実力を100%発揮できるかどうかは、脳が最高のパフォーマンスを出せる状態にあるかどうかにかかっています。
現在の生活リズムをチェックし、1週間前から段階的に22時就寝・6時起床のリズムに移行しましょう。科目別に脳のパフォーマンスが最適な時間帯を意識し、本番シミュレーションで体に流れを染み込ませることが重要です。
親御様の役割は、家庭を「いつも通り」に保つことです。決まった時間に食事を出し、いつも通りに「おはよう」と声をかける。この日常が、受験生にとって何よりの精神安定剤となります。
流山市、柏市の受験生も、この生活リズム調整次第で本番の結果が大きく変わります。これまで頑張ってきた自分を信じて、最後の一歩を「最高のコンディション」で踏み出しましょう。
初石駅前校では、学習面だけでなく、生活習慣のアドバイスも徹底して行っています。受験直前期の不安や疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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