教室ブログ

2025.12.16

物価高の生活について

物価が上がる実感

最近、皆さん強い危機感を感じませんか?

物価高。

今までと同じ生活を、この先も同じように続けられるのだろうか。
そんな不安を感じている方は、決して少なくないと思います。

スーパーに行けば食料品が高くなっている。

コンビニでも、ふと手に取った商品の値段を見て考えてしまう。
車に乗ってガソリンを入れれば、給油のたびにため息が出る。
水道光熱費も、気づけばじわじわと家計を圧迫しています。

それなのに、給料はほとんど変わらない。
この感覚が、生活の中で少しずつ、しかし確実に重くのしかかってきています。

先日、日曜日に家族で外食に行きました。
以前であれば、だいたい3000円前後で収まっていた食事でしたが、
ところが今回は、特別なことをしたわけでもないのに、同じお店で同じ注文をしているのに、

自然と4000円を上回っていました。

以前は賑わっていたお店も、明らかに客足が遠のいている。お客さんが少ないんです。

外食そのものが、気軽なものではなくなってきている。
そんな現実を、身をもって感じた瞬間でした。

物価高の原因

この物価高は、2022年頃から日本で特に強く意識されるようになりました。
原因は一つではありません。

ロシアとウクライナの戦争による資源価格の高騰。
コロナ禍で起きた物流の混乱。
それに伴う原材料費やエネルギーコストの上昇。

そもそも、物を作るための原価そのものが上がってしまったのです。
そこへ円安が重なり、輸入品はさらに高くなりました。
日本は食料もエネルギーも輸入に大きく依存しています。
つまり、この影響を避けることが難しい構造にあります。

さらに、人手不足という問題も重なっています。
働く人が足りない。人件費や採用コストが上がる。
その結果、商品やサービスの価格も上がる。
こうした流れが、あちこちで同時に起きています。

ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
今回の物価高は、いわゆる良いインフレではないようなのです。

デフレの時代に想像していたインフレは、景気が回復し、企業が元気になり、
雇用が増えて、給料も上がっていく。そんな前向きな循環だったはずです。

しかし現実は、物価だけが上がり、給料はほとんど上がらない。
これは、生活を苦しくするインフレです。
いわば、悪いインフレと言ってもいい状況だと思います。

しかも、消費税は10%のままです。
先日の選挙では、減税という言葉が多く聞かれました。
ですが、本当に消費税は減税されるのでしょうか。

物価高が続く。税負担は変わらない。給料は上がらない。

この現実の中で、私たち一般の生活者は、どうやって暮らしていけばいいのか。
そこに頭を悩ませるのは、ごく自然なことだと思います。

物価高に対する対策

最近では、副業をしている人も増えているようです。
それでも厳しいと感じ、資産運用に目を向ける人も少なくありません。
インフレが進む中では、現金の価値は相対的に下がっていきます。
貯蓄だけでは、資産を守りきれない時代に入っているのも事実です。

もちろん、すべての人が簡単に行動を変えられるわけではありません。
ですが、何も考えずにいることが、最もリスクになる時代になってきています。

物価高がすぐに収まるとは、正直考えにくい状況ではないでしょうか。
だからこそ、私たち一人ひとりが、学び、考え、生き抜く方法を探していく必要があるのではないでしょうか。

個別指導WAM堺市駅前校では、勉強を通して、
将来を自分で考える力、選択する力を育てることを大切にしています。
知識は、点数のためだけのものではありません。
これからの不確実な社会を生きるための、土台になるものだと考えています。

物価高という現実の中で、今をどう生き、これからをどう考えるのか。
その問いから、逃げずに向き合うことが、これからますます大切になっていくように感じています。

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